腸活は、毎日継続してやらないと意味がない・・・そんなことを言われたりします。
もちろん、腸内環境は1日がんばっただけで変わってくれるほどかんたんではないですが、とはいえ、頑張り過ぎもちょっと問題。笑
胃腸の調子が悪い時に、腸活的に良いとされる食べ物ばかりを食べていると、余計に具合が悪くなってしまうこともあるのです。
今回は、風邪やストレスなどによって、下痢や胃もたれが続くなどの症状がある場合におすすめの消化の良い食べ物、そして食べ方をまとめました。
消化の良い食べ物とは?
風邪や胃もたれ、下痢などでお医者さまにかかると、「消化の良い食べ物を食べてください」と言われることがあります。
消化の良い食べ物には、大きくわけて2つあります。
2:消化に良い調理がされていること
消化のよい食べ物を食べたほうが良いのはこんなとき
消化のよい食べ物を食べたほうが良い時=胃腸の働きが悪くなっている時です。
具体的には、暴飲暴食が続いたり、唐辛子などの刺激の強い食べ物を食べ続けたり、揚げ物などの脂の多い食べ物を食べ続けると、胃酸の分泌の調整がうまくいかず、消化不良が起こりやすくなります。
食べ物による消化不良はもちろん多いですが、良いものを食べていても早食いするクセがある方は注意が必要です。
私たち人間の唾液には、アミラーゼと呼ばれる消化酵素が含まれていますが、早食いすると唾液が十分に絡まないまま胃に食べ物が落ちていくことになります。
消化を胃や腸に任せることになるので、胃腸への負担が大きくなります。
胃腸の調子が悪い時は、腸活はお休みしたほうが良い理由
実は私たちが腸活を頑張っている時って、どうしても消化が悪いものを食べることが多くなりがちなんです。
その理由は、腸活食材にたくさん入っている食物繊維にあります。
腸活に必要不可欠な食物繊維がたくさん入っている食べ物は、一般的に消化が悪くなりがちです。
消化のよい食べ物の選び方
一般的に消化の良い食べ物の特徴としてあげられるのは、以下の2つです。
2:あぶらが少ないこと
私たちの体は、口から胃、胃から腸をへて、肛門に至るまで1本につながっています。私たちが食べた食べ物は、みなこの道を通ります。
食物繊維は、難消化性で腸まで届くことが多い成分です。腸に届くので腸内細菌のえさになると言われていますが、消化は悪くなります。
生野菜をたっぷり使った食物繊維がいっぱいのサラダも、胃の調子が良くない時は、あまりよくありません。
また脂が多いことも消化を悪くする原因になります。
例えば、揚げパンやカップ麺、チャーハンやフライドチキン、スナック菓子、ケーキやドーナツは、油がたくさん使われていますね。
同じ卵料理でも、あぶらの量によって、消化の良さが変わります。
目玉焼きはフライパンに割入れるだけなので油の量は少ないですが、卵焼きは意外と油を使います。よって、通常は目玉焼きよりも卵焼きのほうが消化が悪くなります。
消化の良い食べ物を食べたいときは、油と食物繊維を避けましょう。
消化のよい調理法
消化の良い食べ物を選ぶのはもちろんですが、先ほどの卵のケースのように調理法によって、消化を良くすることもできます。
胃腸に負担をかけないためには、こんな調理法がおすすめです。
やわらかくなるまで火を通す
油を少なくする
食物繊維が多い野菜であっても、食材をミキサーにかけたり、柔らかくなるまで火を通せば、消化しやすさは変わります。
どうしても食べたい場合は、工夫をすることができそうです。
消化の良い食べ物一覧
ここからは具体的に胃腸の調子が悪い時に、少し腸活をお休みして選びたい消化の良い食べ物を具体的に上げてみましょう。
コンビニで買える消化の良い食べ物一覧
風邪をひいたり、体調が悪い時は、お料理もしたくないもの。そんな時でも気軽に立ち寄れるのが、コンビニエンスストアです。
コンビニエンスストアで選びたい消化の良い食べ物はこちらです。
・野菜たっぷりのスープ類、みそ汁
柔らかく煮込まれた野菜は生野菜よりも消化が良い場合が多くおすすめ。クリーム系のスープよりもコンソメスープなどの味付けがさっぱりしたもののほうがよりおすすめ。
・レトルトのおかゆ
おにぎりも消化がわるいわけではありませんが、おにぎりよりもより消化が良いのがおかゆです。なるべく柔らかいものを選ぶのがポイントです。
お寿司やおにぎりの中であれば、納豆巻きがおすすめです。納豆のような発酵食品は、あらかじめ発酵菌が大豆を分解してくれているため、普通の大豆と比べると消化がよい食品になっています。
・おでん
実はおでんも具さえ選べば消化によいとされています。大根やはんぺんや焼き豆腐などの野菜や大豆からできた加工品を選ぶと、柔らかく煮込まれた分とても消化が良くなっています。
ファミレスで食べられる消化の良い食べ物一覧
胃腸の調子が悪い時に、ファミレスで食べられるメニューも見てみました。
・ポトフ
温かいスープ類は野菜なども煮込まれていることから、消化が良い食べ物として認識しても大丈夫ですが、カレーやシチューなどは、脂がとても多いので要注意です。その点ポトフはコンソメなどの薄い味付けと野菜の甘みでできていることがほとんどなので、安心して食べられます。
なるべくよく噛んで、ちゃんと細かくするのが重要です。
・湯豆腐
脂たっぷりのお肉を選ぶのであれば、お豆腐を選びましょう。それもさっぱりとした湯豆腐なら、消化の良さはお墨付きです。同じお豆腐を使った料理でも、麻婆豆腐のように脂をたっぷり使ったもの、唐辛子などのスパイスをたっぷり使ったものは、逆に消化があまりよくないので、おすすめできません。
・雑炊
ファミレスの雑炊やおかゆっておいしいですよね。これも消化がよい食べ物としてお勧めです。特に和風のシンプルな味付けのものがよいですね。中華粥などは意外と油がたくさん含まれていることも多いので、あまりおすすめしません。
まとめ
今回は、胃腸を休まるための消化の良い食べ物をまとめてみました。
腸活をしていると、食物繊維がたっぷり含まれた食べ物を食べがちですが、胃腸の調子が悪い時に食べてしまうと、調子の悪さを長引かせてしまうかもしれません。
消化が良いものを選ぶ際に気をつけたいポイントは、この2点でした。
2:油が少ないものを選ぶこと
また、なるべく細かくして食べたり、よく噛んだりすることもとても重要で、素材自体の食物繊維量や油の量だけでなく、調理法にも注目したいところです。
コンビニやファミレスで消化の良いものを選びたいときは、良く煮込んだスープ系のおかずがおすすめです。
ポトフやおでんなど味付けの薄いモノなら安心ですが、カレーやシチューは意外とこってりなので、選ぶ際は油の量にも気を配ってくださいね。