【この記事で解決できるお悩み】
・韓国専門店から買ってきた手作りのキムチ。
・常温に少し放置していただけなのに、袋がパンパンに膨らんでしまった…!
・これってどういうこと?食べても大丈夫?
この記事では、こんなお悩みを解決します!
ちゃんと発酵したおいしいキムチや漬物を購入すると、たまに遭遇する「漬物袋パンパン事件」。
みなさんは、遭遇したことはありますか?
わたしは、韓国専門店の手作りのキムチ、漬物専門店で購入したすぐき漬け・すんき漬けなどなど…いわゆる本格派の発酵した漬物を買うと、かなりの確率で「漬物袋パンパン事件」に遭遇します。
特に旅行中はどうしても冷蔵環境が十分でないことがあるので、多少はしょうがない…とあきらめています。
また、キムチの袋・漬物袋よりもっと事件に遭遇しやすいのが、自宅で漬物を漬けるケースです。
わたしはよく塩麹を手作りし、家で麹漬けを作るので、ちょっと気温予想を間違えるとキムチの袋・漬物袋がこんな風にパンパンに…!
さて、こんな「漬物袋パンパン事件」に遭遇したら、みなさんはどうしますか?
今回は、漬物袋パンパンに膨らむ原因と対処法を徹底解説!漬物やさんの見解やSNS上のみなさんの口コミもまとめてみました。
この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
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結論!漬物袋がパンパンに膨らむのは発酵ガスが原因
結論からお話すると、キムチの袋・漬物袋が常温でパンパンに膨らむのは、その漬物に関わる発酵菌が出す発酵ガスが原因です。
キムチの袋の場合
キムチにはちゃんと発酵している「発酵漬物」とキムチ風の味付けを調味料で行った「キムチ風漬物」がありますが、ちゃんと発酵している本格派キムチの場合は、キムチの袋の中に乳酸菌がいます。
=本格的な乳酸菌発酵によってつくられたキムチ
=キムチの袋の中には乳酸菌が存在する
=キムチ風の調味料(タレ)で味付けしたキムチ風の漬物
=キムチの袋の中には乳酸菌は存在しない
発酵漬物の本格キムチの場合は、わたしたち消費者が購入した後も乳酸菌は発酵し続けています。
そのため、乳酸発酵の際に出すガス(=二酸化炭素)が袋の中に充満し、キムチの袋はパンパンに膨らんでしまうのです。
自宅で作る麹漬物の袋の場合
麹漬物もキムチも基本的には、袋がパンパンに膨らむ理由は同じです。
しかし、麹の漬物の場合、乳酸菌よりも酵母の影響が強いことが考えられます。
酵母は発酵の過程でキムチの乳酸菌同様、二酸化炭素を出します。
そのため、ガス(=二酸化炭素)が袋の中に充満し、麹漬物の袋はパンパンに膨らんでしまうのです。
漬物袋がパンパンに膨らむのは悪いこと?
漬物袋がパンパンに膨らむのは悪いこととは言い切れません。
基本的に冷蔵すれば問題はありませんが、旅行中や仕事中などしばらく目を離した隙に常温環境におきっぱなしにしてしまうと、気温などの環境変化によって、発酵菌の活動が活発になってしまうことが考えられます。
しかし、一方で、あまり気楽に構えてもいられません。
というのも、菌は目に見えないため、本当に袋をパンパンに膨れさせている菌が乳酸菌や酵母などの安全な菌かどうか、発生しているガスが二酸化炭素かどうかはわからないからです。
もし、大腸菌などの危険な菌が繁殖していたらそれは大問題です。
くれぐれも袋をパンパンに膨れさせていること以外に、違和感を感じたら、食べるのはやめましょう。
発酵以外に漬物袋がパンパンに膨らむ原因
可能性としては多くはありませんが、発酵以外に漬物袋がパンパンに膨らむとしたら、気温の変化やメイラード反応も考えられます。
原因➁ メイラード反応
一つずつ見ていきましょう。
原因➀ 気温・気圧の変化
キムチの袋・漬物袋が常温でパンパンに膨らむ発酵以外の原因としては、気温・気圧の変化が考えられます。
空気が温められたり、気圧の変化が起こると空気中の分子が変化し、体積が大きくなります。
そのため、キムチの袋・漬物袋がパンパンに膨れても不思議はありません。
空気中の分子の変化によるものなので、発酵とは違い、袋の中の成分にはほとんど影響はありません。
原因➁ メイラード反応
キムチの袋・漬物袋が常温でパンパンに膨らむ発酵以外の原因としては、メイラード反応が考えられます。
=アミノ酸と糖が反応して、色が変わったり、ガスが発生する
メイラード反応でキムチの袋・漬物袋が常温でパンパンに膨らむほど炭酸ガスが出るケースは非常にまれですが、可能性はゼロではありません。
みんなの袋パンパン事件(口コミ)
ここでみなさんが遭遇している袋パンパン事件をあげてみましょう。
ケース➁ 漬物袋パンパン事件
一つずつ見ていきましょう。
ケース➀ キムチの袋パンパン事件
めっちゃ美味しいキムチを見つけたの!袋もパンパンになるくらい酸っぱくて辛い!豚キムチにしたら神✨✨ pic.twitter.com/NQRedtSMHy
— なかせひな (@hinanakase) June 21, 2021
発酵のガスでパンパンになったキムチの袋を見てください。 pic.twitter.com/RswfAaMvwJ
— タネマンス種本タネ🐊🐈🐖 (@kesurahi) July 27, 2020
フジスーパーで少し前に買い溜めしておいたキムチの袋がパンパンになってて、そろそろ産まれそうなんですけど。
賞味期限は8/30になってる。 pic.twitter.com/DI4PietH1N
— nisizawa (@nisizawa) August 21, 2021
標高たかいので気圧の関係でキムチの袋が1日で
パンパンになっちゃった
ペットショップで金魚とか熱帯魚かったみたいだね pic.twitter.com/sIsrH7vE7A— 💜💜オスカールさん💜💜 (@choppie_kenken) July 11, 2019
ケース➁ 漬物袋パンパン事件
袋パンパン……
ねえねえ 食べて良い?#漬物 #賞味期限 #中身パンパン笑 #違いすぎ #もったいなかった pic.twitter.com/51rKaUyDP1
— Ankh (@1357924680kk1) November 13, 2021
(パンパンに膨れた漬物の袋に体当たりしている……) pic.twitter.com/lKW7hJ0XZX
— 遠征本丸の歌仙もち (@ensei_sub) May 17, 2018
野沢菜の漬物、賞味期限が二日過ぎてんの
袋パンパンだけど食べてもいい? pic.twitter.com/ExsPX4zglI— 春日狂想 (@HONEYBLADE_0022) May 6, 2020
まとめ:キムチの袋・漬物袋が常温でパンパンに膨らむ原因
結論からお話すると、キムチの袋・漬物袋が常温でパンパンに膨らむのは、その漬物に関わる発酵菌が出す発酵ガスが原因です。
しかし、漬物袋がパンパンに膨らむのは悪いこととは言い切れません。
特に旅行中や仕事中などしばらく目を離した隙に常温環境におきっぱなしにしてしまうと、気温などの環境変化によって、発酵菌の活動が活発になってしまうことが考えられます。
しかし、一方で、あまり気楽に構えてもいられません。
というのも、菌は目に見えないため、本当に袋をパンパンに膨れさせている菌が乳酸菌や酵母などの安全な菌かどうか、発生しているガスが二酸化炭素かどうかはわからないからです。
もし、大腸菌などの危険な菌が繁殖していたらそれは大問題です。
くれぐれも袋をパンパンに膨れさせていること以外に、違和感を感じたら、食べるのはやめましょう。
参考にしてみてくださいね。
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