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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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モチリンで便秘改善?!空腹は腸を動かす大チャンスかもしれない話

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

みなさん!最近、腸の調子はどうですか?
 
今日のお話は腸のぜん動運動が滞っている人に聞いてほしい、腸を動かすことができるかもしれない「モチリン」についてお話したいと思います。
 
 
 
この説明だと、なんだか「モチリン」がドラえもんのようなゆるきゃらみたいな気がしてきますよね。違うの違うの。近未来から来た猫型ロボットではなく、「モチリン」は私たちのカラダの中にいます。
 
消化器官で分泌されるホルモンの名前が「モチリン」です。
もちろん、消化器官で分泌されるホルモンは他にもありますが、空腹時だけ分泌される貴重なホルモンとして有名なのが「モチリン」です。今日はそんな「モチリン」と腸の関係について、まとめてみました。
 
[toc]
 

目次

モチリンとは?

モチリンは、1971年にカナダの生物学者ジョン・C・ブラウンが消化管の中から発見した「ホルモン」です。
 
ウィキペディアでは、このように説明されています。
 

小腸のMo細胞から分泌されるペプチドホルモンである。モチリンは、胃腸の運動の生理的周期性運動亢進サイクルを増大させ、ペプシンの生産を刺激させる。
 
モチリンの分泌作用の制御については未だよく解明されていないが、十二指腸のアルカリがモチリン放出の刺激になっているという説が提唱されている。
 
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%AA%E3%83%B3

 
モチリンは胃腸を活発に動かし、お腹の「ぐー」という音を出したりする、腸のぜん動運動が弱い方にとっては、救世主ともなりえるホルモンなんです。
 

モチリンが分泌されるタイミング

そんなモチリン、いつでもどこでも放出されまくっているわけではありません。よく言われるのは、空腹の時だけ分泌されるホルモンであるということ。
 
なんで空腹で、胃や腸になにもない時に、わざわざぜん動運動を起こすのか、ちょっと不思議ですよね。この疑問については、モチリン研究者の1人である群馬大学医学部の伊藤先生はこのようにおっしゃっているそう。
 

伊藤が考えたのは「胃は、次の食物を迎え入れるため自分を掃除しているのだ」ということだった。
 
胃の中には食物自体が存在しなくても、食物の残渣や、胃から剥がれ落ちた細胞などの「ごみ」は存在する。
 
そこで、胃から小腸にかけてIMCを行って、この「ごみ」を胃や小腸から押し出し、次の食物を受け入れる準備を整えていると考えたのだ。
 
参考:http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48461?page=2

 
なんてきれい好きなの!モチリン♪笑
 
でも確かに、ゴミ屋敷みたいになっているところを、どんなに雑巾で拭いてもゴミが邪魔で、なかなかキレイにはならないけど、
 
ゴミをとりあえず外に出してから雑巾で拭けば、案外すぐに片付きますもんね。モチリンはきっと、効率性を求める頭の良いホルモンなのでしょう。
 
だいたい前に食事をしてから8時間ぐらい開けた時点で、モチリンは分泌されるようです。
 

食事の量にもよるが、前の食事から大体8時間を越えると、モチリンが分泌される状態になる。
 
そのまま食べずにいて、空腹状態が続くと、約100分ごとにモチリンが分泌され続ける。
 
参考:http://snalime.com/health/motilin-benpi/

 
空腹状態を続ければ続けるほどモチリンが・・・笑
そういえば、「8時間ダイエット」という、食事と食事の間を8時間開けて、空腹をきちんと味わうようにしたダイエット方が、少し前に流行りましたよね。
 
これは、モチリンを利用したダイエットだと言えそうです。
 

モチリンと、朝食食べるor食べない問題

昔からよく話題に上る、朝食は食べたほうがいいのか、それても食べないほうがいいのかという問題。
 
お医者様でも見解は分かれ、どちらの意見にもいろいろな本が出版されていて、正直なにが正しいかわかりません。
 
もうそうなったら自分のカラダに聞くしかない!ということで、私は朝食食べない派です。笑
 
食べるとあんまり気分がよくないというのが、シンプルな理由。もちろん、朝ご飯を贅沢に食べたほうが、頭の回転が良くなって、一日元気に過ごせるという方もいるので、これは本当に体質に寄るのではないかと思わざるを得ません。
 

モチリンのチカラを信じるなら、朝食は食べない?

ただ、今回のモチリンの話に限って言えば、朝食は食べない派が優勢なのではないかと思います。
 
「ナチュラルハイジーン」と言われる消化に負担をかけない健康法では、午前中を排泄の時間としていて、そんなに朝食を推奨していません。
 

食事をして良いのは午後8時までで、それ以降、午前4時までを「吸収、消化の時間」、その後の正午までを、「排泄の時間」としている。
参考:http://snalime.com/health/motilin-benpi/

 
胃に食べ物がなくなった段階でモチリンが、ぜん動運動を促してくれるので、そのタイミングを待たずして、朝食を食べてしまうのは、ちょっともったいないですね。
 
ご飯を食べた後に排便したくなる人と、ご飯を食べようが食べまいが、朝になると排便したくなる人がいるようなのですが、私は明らかな後者です。ご飯食べちゃうと、パンパンで、お腹なんて動かなくなっちゃうから!笑
 
・・・ただの食べ過ぎっていう話もあるけどね。w
 

まとめ

私たちの腸で分泌されているホルモン、モチリン!
 
すごい力があるのに、名前があんまり知られていない気がします。それも、名前がかわいすぎて、一度聴いたらわすれられなくないですか?笑
 
これからはお腹がすいたら、「ああ、モチリンが掃除してくれてる」と少し我慢してみてください。もしかしたら、便秘解消に役立ってくれるかも?腸活の参考にしてみてくださいね。
 

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