夏ってなぜか、辛くてスパイシーなものを食べたくなりますよね・・・そんな時私たちを元気にしてくれる食べ物が、子供から大人までファンが多い「カレー」です。
ただ単に美味しいから元気にしてくれるだけではなくて、カレーには漢方薬として使われる成分がたくさん含まれていて、薬膳効果が期待できるんですって。
イチローなどのスポーツ選手にカレーファンが多いのもうなずけます。今回はカレーの漢方薬としての効果にクローズアップしてみましょう。
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「カレー」の歴史
日本にカレーが入ってきたのは、なんと南蛮貿易が盛んになった安土桃山時代だと言います。織田信長の時代ですね。
まずはカレーの素となるスパイスが、漢方薬として日本に渡ってきました。
スパイスが今のようにカレーに食品として使われるようになったのはなんと明治時代以降なんですって。いわゆる海軍カレーですね!
参考:http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/082300054/082500001/
日本でカレーが食べられる前、もっと古いルーツを探ると、やはりインドです。インドではカレーのことを「スパイスを混ぜ合わせた汁」という意味の言葉で呼んでいました。
カレーは、食品というよりも「スパイスの混合物」だったのだそう。
その証拠に当初からカレーに使われていたスパイスは、その多くがインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」などの医学的見地から使われてきたものばかりなんですって。
「カレー」に使われた漢方薬たち
「カレー」は「スパイスを混ぜ合わせた汁」として、食べられていました。その時に使われていた漢方薬をご紹介しましょう。
カレー漢方薬1:ウコン(ターメリック)
肝機能低下、二日酔い、月経異常、かぜ、胃弱、腹痛、肩こりなど
カレー漢方薬2:クミン
食欲不振、肝機能低下、胃弱、下痢、腹痛など
カレー漢方薬3:ペッパー
冷え性、食欲不振、肥満など
カレー漢方薬4:コリアンダー
肝機能低下、下痢、かぜ、胃弱、関節痛など
カレー漢方薬5:カルダモン
風邪、発汗作用、呼吸器の不調など
参考:http://an-herb.com/cardamon.html
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/082300054/082500001/?ST=bodycare&P=2
中国でいうところの「医食同源」の考え方が、インドのカレーにも備わっていると考えられます。
=日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方
参考:ウィキペディア
また調理の際にスパイスが存在感を与えてくれるので、無駄に塩や砂糖をたくさんいれなくても満足感の高いお料理になります。
自然と減塩料理になり、新陳代謝を促す満足感の高い料理になります。
「カレー」に期待できる健康効果
日経グッデイさんでは、彼^に期待できる10大メリットを以下のようにあげています。
2.消化促進作用
3.新陳代謝促進効果
4.抗菌活性作用
5.自律神経調整作用
6.中枢神経刺激作用
7.ホルモン分泌刺激作用
8.循環促進作用
9.塩分を控えられる
10.寒暑に対する適応力が上がる
参考:http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/082300054/082500001/?ST=bodycare&P=2
確かにこれをみると、かなり健康効果が高い食べ物だと言えそうです。特に夏は自律神経も乱れがちで、カラダがだるいとか食欲がわかないという夏バテになりがちなので、カレーは救世主になるかもしれませんね。
カレーは朝食べる?!朝カレーのメリット
以前放送された「主治医が見つかる診療所」では、朝にカレーを食べることについてのメリット、健康効果が特集されていました。
「主治医が見つかる診療所」さんによると、朝カレーのメリットはこちらです。
①自律神経の切り替えがスムーズに
②脳の活性化
③代謝アップ、痩せやすい体に
栄養バランスがよくて、野菜もたくさん食べられて、新陳代謝を向上させるカレーは、確かに朝に食べても元気が出そうです♪
カレーは漢方薬まとめ
カレーって本当にキライな人がいない食べ物ですよね。カロリーはそこそこ高いので食べ過ぎないように気を付けてしまいますが、実は結構バランスがよくてそこまで気にしなくても大丈夫なのかも?笑
ちゃんとスパイスをたくさん調合して作ったカレーなら、夏バテ防止やダイエット、体力づくりにも使えそうな1品が出来そうです。
みなさんももし夏バテしそうになったら、カレーの漢方薬パワーで元気を取り戻してくださいね♪
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