最近、欧米セレブの間では、アルカリ性ダイエットと呼ばれる、アルカリ性の食材を意識して食べるダイエット法が話題になっています。
今回のテーマである「ワイルドライス」もアルカリ性食品のヘルシーフードの1つとして、アメリカで流行しているんですって。
キヌア、アマランサスに続き、栄養価が高い穀物・腸活に使える穀物として日本でも注目を集めています。今回は、ワイルドライスの効果・効能、そして食べ方などをまとめてみました。、レシピについてまとめてみました。
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ワイルドライスとは?
ワイルドライスは、「ライス」とついてはいますが、厳密にはお米ではありません。
ワイルドライス=イネ科マコモ属
同じイネ科ではありますが、マコモ属の植物で「草」なのです。
ワイルド=野生とついていることからもわかるように、ミネラル分の豊かな水辺に自生しています。昔から北米に住んでいたインディアンたちが主食として食べていたため、別名「カナディアン・ライス」「インディアン・ライス」とも呼ばれています。
参考:http://www.myfood.jp/usfood_dic/grain/wild_rice.html
直径2mm、長さ15mmの真っ黒な穀物なので、最初に食べた方はほんとにすごい!なかなか食べられるとは思わない見た目をしています。
そんな不思議な見た目もあってか、昔は聖なる穀物として崇められていて、大切な儀式にも使われていたそう。
先住民の間では「聖なる種」を意味する「マノーミン」とも呼ばれています。
カナディアン・ライス
インディアン・ライス
マノーミン
などなど、いろんな名前があるのは、人気があった食べ物の証ですね!
マコモダケとワイルドライスの違い
ワイルドライスとマコモダケは、同じマコモ属の植物です。
だからよく比較されます。
マコモダケについては、こちらの記事にまとめましたが、日本ではマコモ自体はマイナーで、マコモダケに注目が集まっています。
日本では、お米が普及する前はよく食べられている穀物がマコモでした。古事記や万葉集にもその名が登場しています。食物繊維やカリウムが多いので、腸活にもデトックスにも使えます。
一方ワイルドライスは、日本では栽培に成功しておらず、食べようとするとほとんどが海外産になるようです。日本人にとっては、マコモよりもワイルドライスのほうが新しい植物なんですね。
玄米とワイルドライスの違い
栄養価の高い穀物の代表と言えば、日本では玄米が筆頭にあがるのではないでしょうか?ワイルドライスは、栄養価の高さからよく玄米と比べられています。でも、玄米よりもちょっとヘルシーなイメージなのがワイルドライスです。
玄米より高たんぱく!
玄米よりアミノ酸が多い!
ビタミンEは玄米の約4倍!
葉酸は玄米の約6倍!
参考:https://lifeoreat.com/archives/859.html
穀物にしては、また栄養価がたくさん含まれているにしては、低カロリーで脂肪も少ないのがうれしいワイルドライス。アメリカセレブたちは、このワイルドライスを主食としてお米の代わりに食べて、ダイエットに利用するそうです。
ワイルドライスの味や食感は?食べた人の口コミ
私はサラダに入れたものを食べたことがありますが、プチプチとした食感が好きでした。なんかね、ナッツみたいな感じのアクセントになります。
ワイルドライスの味や食感について、他にも口コミを調べてみましょう。
参考:https://komenana.com/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89/
食感もプチプチしていて、噛んでも粘り気はでません。個人的にワイルドライスの味は結構好きです。
参考:https://komenana.com/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89/
なるほどー。たしかにお豆っぽかったかもしれない・・・ワイルドライスについて、こんな口コミも。
ピラフのようなサラサラなごはんにするとおいしいらしい♪
【ねえねえ】東京都内でどこかワイルドライス(wild rice)が買えるお店、どなたかご存知ありません?アメリカ・カナダで食べる黒っぽい茶色っぽい硬めのインディカ米みたいなやつなんです。ピラフにするとおいしいの。
— Hetzersky (@Hetzersky) November 17, 2017
ワイルドライスのプチプチ食感にハマる人も多いんですね
ワイルドライスずっと噛み締めていたい…ぷちぷち…
— ろか (@rorororoka) November 15, 2017
炊くというよりもゆでてからスープやサラダに混ぜるのは楽ですよね。
https://twitter.com/doriken_matsuri/status/928435431875768320
なんと!ワイルライスが機内食に!!
エミレーツ機内食のラム肉煮込みとワイルドライス。 pic.twitter.com/I3TIgQAD2K
— 海の民@星の世紀 (@ily33_elanor) November 5, 2017
ワイルドライスの食べ方
ワイルドライスには大きく2つの食べ方があります。1つはゆでる方法、そしてもう一つは炊く方法。
お米と一緒に炊こうとすると、なかなかうまくいかないようです。もしライルドライスを炊きたい時は、ワイルドライスだけにしたほうがいいみたい。
ワイルドライスをゆでる方法
2:鍋にワイルドライスの4~5倍の水と塩を少し入れて、沸騰した後30分程ゆでる
ワイルドライスを炊く方法
2:4倍の水を入れて、炊飯器で炊く
3:10分以上蒸らす
炊飯器に頼る方法は、炊飯器によって結構時間なども変わってしまうようなので、一番かんたんに、確実に美味しくできるのはゆでる方法です。
ゆでたワイルドライスをサラダやスープに加えると、一気に栄養バランスがよくなると重宝されているらしい…ぷちぷち感もおいしいので、試してみてくださいね♪
ワイルドライスの成分・栄養価
ワイルドライスは、ダイエットや美容に興味のある方たちから愛されている穀物の1つです。栄養素をみてみると・・・・
エネルギー | 101 Kcal (427kJ) |
---|---|
炭水化物 | 21.3 g |
食物繊維 | 1.8 g? |
タンパク質 | 4.0 g |
脂質 | 0.3 g |
ビタミンA | 3.0 IU |
ビタミンC | 0.0 mg |
ビタミンE(αトコフェノール) | 0.2 mg |
ビタミンK | 0.5μg |
ビタミンB1(チアミン) | 0.1 mg |
ビタミンB2(リボフラビン) | 0.1 mg |
ビタミンB3(ナイアシン) | 0.1 mg |
ビタミンB5(パントテン酸) | 0.2 mg |
ビタミンB6(ピリドキシン) | 0.1 mg |
ビタミンB12? | ? |
葉酸 | 26 μg |
コリン | 10.2 mg |
カルシウム | 3.0 mg |
鉄分 | 0.6 mg |
マグネシウム | 32 mg |
リン | 82 mg |
カリウム | 101 mg |
マンガン | 0.3 mg |
ナトリウム | 3.0 mg |
亜鉛 | 0.1 mg |
銅 | 0.1 mg |
セレン | 0.8 μg |
参考:http://nutritiondata.self.com/facts/cereal-grains-and-pasta/5752/2#ixzz4co9AFqQo
こんな感じ。低カロリーのわりに、タンパク質や食物繊維、ビタミンB2や葉酸が多いと注目されているんですね。
ワイルドライスの効果効能
ワイルドライスに関して、特に注目されている効果効能としては、以下が挙げられます。
注目の効果1:ダイエット効果
ビタミンB2をとても多く含むと言われている、ワイルドライス。
ビタミンB2の効果として期待できるのは、脂質代謝です。
あすけんさんによると、ビタミンB2の効果は以下のとおりです。
参考:https://column.asken.jp/nutrient_dictionary/nutrient_dictionary-649/
玄米などの他の穀物と比べてワイルドライスはとても低カロリーです。
低カロリーなのにビタミンBの含有量が多いので、ダイエット中に必要な栄養素を補いながら、カロリーを抑えることができます。
注目の効果2:便秘解消効果
ワイルドライスは食物繊維が豊富に含まれていることでも注目されています。
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類がありますが、その両方がバランスよく含まれています。
そのため、腸が動きにくい水溶性食物繊維がほしいタイプの便秘の方も、便のかさをふやすことで出すことができる不溶性食物繊維がほしい便秘の方も、比較的多くのタイプの便秘に効きやすいのです。
ワイルドライスに含まれる鉄分、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル成分は、ストレスを軽減させ、自律神経を整える働きがありますので、ストレスによる便秘を防ぐ効果もあります。
ワイルドライスの効果効能まとめ
日本ではあまりなじみのないワイルドライス。最近はアメリカなど海外のセレブたちに人気の穀物で、アルカリ性ダイエットの注目食材でもあります。
ダイエットや美容が気になる方が摂取すべきビタミンB2や食物繊維がたっぷりにもかかわらず、カロリーや脂質が少なめで、穀物にしては、とてもバランスがよいことが知られています。
ワイルドライスという名前ではありますが、米の仲間というよりもマコモダケの仲間と言った方が近く、マコモダケを名産にしようとしている地域が最近増えているため、ワイルドライスも身近な食材になってくるかもしれません。
食べ方はカンタンでゆでて、スープやサラダに混ぜると、コクがアップし、ぷちぷち食感がおいしい食べ物ができます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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