「きゅうりは世界一栄養がない野菜としてギネスブックに載っている」
そんな噂が飛び交うほど、きゅうりは栄養がないと思われやすい野菜です。
でも、これはうそ。笑
ちゃんとGuinness World Recordsの公式サイト上で否定されているんだって。
でもそういわれちゃうのもわからなくはありません。確かに水分は多いし、低カロリー。味もさっぱりですもんね。
だけど、ちゃんと栄養はあるし、なにしろ夏の食欲がない時でも「きゅうりなら食べられる気がする・・・」と思いませんか?笑
そんな夏の栄養補給に大事なきゅうりの栄養、効果効能についてまとめてみました。
[toc]
きゅうりとは?
キュウリは、紀元前から食されている歴史の古い野菜で、95%が水分であることから、水分補給にも使われてきました。
意外ときゅうりファンって多いですよね。
野菜の中できゅうりがいちばん好き!っていう方にも何度かあったことがある気がしますが、マヨネーズや梅肉、もろみ味噌を漬けるだけで、すっきりさわやかなおつまみになるのは、すごいことだと思います。
参考:ウィキペディア
きゅうりは栄養がないという噂の意味
きゅうりは世界で一番栄養がない野菜としてギネスにのったらしい!といわれるのには、理由があります。
実はギネスブック(Guinness Book of World Records)に「Least calorific fruit」として、きゅうりが言及されたことがあるのだそう。
=カロリーが最も低いフルーツ
カロリーが低い=栄養がないというわけではないというのは、お分かりいただけると思います。1ポンドあたり73カロリーしかないことを言及されていたのに、栄養がないととる方がいたというのが真実のようです。
参考:Guinness Book of World Records
きゅうりの栄養素
きゅうりの栄養素として、注目されているのはカリウムやビタミンC、食物繊維の多さです。
ビタミンK…240μg(レタスとほぼ同等)
ビタミンC…100mg(トマトの約1.26倍)
食物繊維…7.9g(キャベツとほぼ同等)
参考:http://www.kagome.co.jp/vegeday/nutrition/201708/6823/
カリウム
特にカリウムは、夏場汗をかいて不足しがちな栄養素の1つです。だから、きゅうりのような夏野菜には、カリウムが多く含まれているんですよね。
カリウムには利尿作用があり、老廃物の排出を促したり、デトックスに一役かってくれます。
ビタミンC
きゅうりにはビタミンCもたくさん含まれているのですが、ちょっと注意が必要。
なぜならきゅうりには、アスコルビナーゼという酵素もたくさん含まれているからです。
アスコルビナーゼは、ビタミンCを酸化させてしまう酵素で、すりおろすなど、細胞が破壊されると働いてしまいます。きゅうりのすりおろしとビタミンCが多い野菜は一緒にしないほうがいいかもしれません。
そのため、アスコルビナーゼを多く含む食品と、ビタミンCを含むその他の食品を一緒にミキサーにかけたり、するおろしたものを混ぜ合わせたりすると、ビタミンCの量が減少してしまします。
参考:http://www.kenpura.com/memo_e09.html
トマトなど、ほかのビタミンCが多い野菜ときゅうりを合わせて食べるときには、お酢と一緒に食べるのがおすすめです。
アスコルビナーゼの弱点はお酢なんです。参考にしてみてくださいね。
きゅうりの効果効能
きゅうりには、前述したようなビタミンCやカリウムが多いという理由から、デトックス作用が高いことが注目されています。
それ以外にもきゅうりにはこんな効果が期待できます。
脂肪分解効果がスゴイ
ずっと栄養が少ないと馬鹿にされてきたきゅうりですが、最近はダイエットに有効な酵素の存在が明らかになり、とても注目されています。
「きゅうり食べるだけダイエット」の著者で、ダイエット外来専門医の工藤孝文さんによると、その秘密は「ホスホリパーゼ」という酵素にあるようです。
「ホスホリパーゼ」は、長ねぎ・レタス・トマト・きゃべつなどにも含まれる酵素で、脂肪を分解する働きがあるといわれています。
参考:きゅうり食べるだけダイエットより
きゅうりの効果効能まとめ
きゅうりは予想のとおり、水分が多い野菜です。そのせいか、昔は栄養がないといわれて、すみっこに追いやられていました。
でも、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが含まれるだけでなく、脂肪分解をしてくれる「ホスホリパーゼ」が含まれることで、ダイエッターの間で人気が過熱しています。
みなさんもきゅうりの栄養に再注目してみませんか?
夏のダイエットの成功者になれるかも?しれません♪