【この記事で解決できるお悩み】
毎日サバ缶を食べ続けるとどうなるの?みんなの結果が知りたい!
食べ続けると危険と言われる理由は?
サバ缶の安全・安心なおすすめの食べ方をおしえて



この記事では、こんなお悩みを解決します!
タンパク質が豊富で、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸がたっぷり含まれているサバ缶。
凝った料理をしなくてもそのまま食べられることから、ダイエットや健康維持のために活用する人が増えています。
しかし、その一方で、「サバ缶は毎日食べてはいけない」「サバ缶の食べ過ぎは危険&体に悪い」というウワサも蔓延中。
そこで今回は、毎日サバ缶を食べると体や心にどんな変化がおこるのかを徹底解説!
サバ缶を毎日食べるメリットとデメリット、そして、サバ缶の選び方をまとめてみました!
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この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
毎日サバ缶を食べ続けた結果は?口コミチェック!


毎日サバ缶を食べ続けた人の口コミをみると、良くも悪くもヒトの体と心、そして食習慣に大きな変化をもたらすようです。
よくある口コミを整理してみましょう。
おいしすぎて危険?やめられなくなる人多数!
毎日サバ缶を食べ続けると、とにかくおいしすぎて、依存してしまう人が多いのだとか。
腸のためには同じおかずばかりを食べずに、腸内細菌の多様性を高めたいところなのですが、サバ缶生活を始めてしまうと、なかなかやめられません。
おいしいのはもちろん、料理をしなくても食べられるため、ついつい依存してしまうのです。



これは、ある意味、とても危険。腸内環境が偏りませんように…w
空腹とは無縁!痩せ体質に自然に変わってヤバい
毎日サバ缶を食べ続けると、痩せ体質に自然に変わっていく経験をしたという口コミも。
食欲が抑えられたり、中性脂肪が少しずつ減っていったり、身体がどんどん変わっていくことを体験している方がとても多いようです。
塩分過多・食中毒などの落とし穴も多く油断大敵
その一方で、食べる人の体質やサバ缶の保存環境によって、思わぬリスクも多いのがサバ缶です。
塩分の過剰摂取や、食中毒・アレルギーの可能性まで。
サバ缶をたまに食べるのであれば気にならない程度のことかもしれませんが、毎日食べるとなるとちょっと心配。



どんなにメリットの多い食品でも、毎日食べるとバランスが崩れてしまいます。いちばんよいのは、いろんな種類のお魚を食べること!


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サバ缶を毎日食べるメリット


サバ缶を毎日食べると、こんなうれしいメリットがあります。



エビデンスや口コミを元にサバ缶を毎日食べるメリットを箇条書きにしてみました!
一つずつ見ていきましょう。
ダイエット効果があった・痩せた
毎日サバ缶を食べ続けたら、ダイエットが成功したと感じる人は多いです。
この原因のひとつとして考えられているのが、サバ缶に含まれる必須脂肪酸のEPA。
EPA
=必須脂肪酸のひとつ
=生の青魚に多く含まれ、煮たり焼いたりすると流れでる
=中性脂肪、コレステロール、体重を減らす働きが注目されている
肥満児120名にDHAやEPAを3週間摂取させたところ、コレステロールや体重が減ったとの報告(※8)があり、注目されています。
髪や肌がキレイになった
毎日サバ缶を食べ続けたら、髪や肌の質が良くなったと感じる人も。
サバ缶には、新陳代謝を高め、肌や髪の健康を維持してくれるタンパク質、ビタミンB群、ビタミンEなどがバランスよく含まれています。
これは魚類全般に言えることですが、その中でもサバ缶はトップクラス。
さば缶詰 | いわし缶詰 | さけ缶詰 | まぐろ缶詰 | |
---|---|---|---|---|
タンパク質 | 20.9g | 20.7g | 20.7g | 18.3g |
ビタミンE | 3.2㎎ | 2.6㎎ | 0.7㎎ | 0.4㎎ |
ビタミンB1 | 0.15㎎ | 0.03㎎ | 0.15㎎ | 0.07㎎ |
ビタミンB2 | 0.40㎎ | 0.30㎎ | 0.13㎎ | 0.03㎎ |



特にサバ缶のビタミンE含有量は、かなりスゴイ!老化予防のサポートをしてくれるかも?!
血圧が下がった
毎日サバ缶を食べ続けたら、血圧が下がったという報告も!
サバ缶に含まれるオメガ3多価不飽和脂肪酸(DHAやEPA)が、高血圧の方の血圧を下げる効果があるという報告(※9)があります。



一方で、血圧がそんなに高くない人に関しては、血圧を下げる効果は少ないという報告もあるのよね~…サバ缶、興味深いです。
血糖値が安定した
サバ缶を毎日食べ続けた結果、血糖値が安定したという口コミもとても多いことがわかりました。
サバに含まれている不飽和脂肪酸のEPAには、糖質がゆるやかに吸収されるお手伝いをしてくれたり、血糖値を下げるホルモン「GLP-1」を分泌しやすくしてくれるという報告も。
血糖値調節や食欲抑制効果のある GLP-1 の分泌を、フィッシュオイルが促進することが明らかになってきました。年々高まる糖尿病疾患に対し、フィッシュオイルがGLP−1の上昇を介してインスリン分泌を促す作用は、今後さらに研究が進んでいくものと考えられます。
引用:フィッシュオイルがインスリン分泌を促進|大塚製薬
そのおかげで、サバ缶を習慣的に食べると血糖値が安定したと感じる方がいるようです。



単純にサバ缶でおなかいっぱいになり、高GI食品であるお菓子などの間食が減った…っていう可能性もありそうですね。
中性脂肪が改善された
サバ缶を毎日食べ続けた結果、中性脂肪が安定したという口コミもとても多いことがわかりました。
サバに含まれている不飽和脂肪酸のDHAには、血流を改善したり、中性脂肪を減らしたり、善玉コレステロールを増やす働きがあることが知られています。
2011年に肥満児を対象に行われた研究(※7)では、3週間DHAとEPAを取った子供たちは、体重が減少し、総コレステロール濃度も変化したことが報告されています。
さらにサバ缶をはじめとする、魚介類の缶詰を製造・販売するマルハニチロでは、機能性表示食品 としてサバ缶を発売!
その機能性は、中性脂肪を低下させる機能なのです。
商品名 | さばみそ煮N(エヌ) |
機能性関与成分名 | DHA、EPA |
表示しようとする機能性 | 本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。 |
当該製品が想定する主な対象者 | 疾病に罹患していない者 |



ダイエットにサバ缶が役立ったという口コミが多いのは、この中性脂肪定価機能も関係しているかも…!


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サバ缶を毎日食べてはいけない!危険と言われる理由


「サバ缶は毎日食べてはいけない」「サバ缶の食べ過ぎは危険&体に悪い」と言われる理由は、以下の9つです。
一つずつ見ていきましょう。
カロリーが高い?
サバ缶を毎日食べてはいけない理由のひとつめは、カロリーが意外に高いからです。



いやいやそんなに高くないでしょ?お魚だよ?



そうなんだけど…いわゆるサバ缶ブームで、みんなが必要以上にヘルシーなイメージを持っている気もするんだよね。
日本食品標準成分表2020年版(※1)によると、サバ缶のカロリーは100gあたり200kcal程度です。
サバ缶(水煮) | サバ缶(味噌煮) | |
---|---|---|
カロリー(kcal) | 174 | 210 |
タンパク質(g) | 20.9 | 16.3 |
脂質(g) | 10.7 | 13.9 |
炭水化物(g) | 0.2 | 6.6 |
1缶150~200g程度のサバ缶が多いので、1食=1缶だとすると300~400kcal程度。



低カロリーってわけじゃないよね。
さらに、近年のおしゃれなサバ缶ブームで、いろんな調理済みサバ缶が増えています。
オリーブオイル漬けのサバ缶や調味料が入ったおしゃれな味付けサバ缶などなど…シンプルな水煮缶や味噌煮缶とは比べ物にならないくらいカロリーが高いサバ缶も存在します。
「サバ缶=低カロリー」というイメージを持ちすぎて、一気に2個、3個と食べると、それだけでカロリーオーバーになってしまいます。



カロリーはそこまで大事なことではないけど、カロリーが高いってことはそれだけ中身の栄養素も変更が加えられているってことだから、ダイエット中の方は特に注意しましょう。
塩分の採りすぎ?
サバ缶を毎日食べてはいけない理由のふたつめは、塩分の摂りすぎになる危険性があるからです。
日本食品標準成分表2020年版(※1)によると、サバ缶の食塩相当量は、100gあたり約1gです。
サバ缶(水煮) | サバ缶(味噌煮) | |
---|---|---|
食塩相当量 | 0.9 | 1.1 |
WHO(世界保健機関)によると、1日あたりの塩分摂取推奨量は5gなので、サバ缶を100gで1日の1/5の塩分量をすでにとってしまうことになります。



1食分=1缶(150~200g)だとして、サバ缶料理だけで1日の2/5ぐらいとってしまっている可能性もあるんです。ちょっと危険かも…。
サバ缶は適量なら問題ありませんが、食べ過ぎると塩分の摂りすぎが心配される食材です。



ダイエット中も…腸活中も…はたまた将来の健康のためにも、塩分はなるべく控えたいところです。
プリン体の採りすぎ?
サバ缶を毎日食べてはいけない理由のみっつめは、プリン体の摂りすぎになる危険性があるからです。
高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(※2)によると、プリン体の1日の摂取推奨量は、400㎎以下。
サバ缶に含まれるプリン体は、100gあたり約120㎎で、高プリン体食材ではありません。
ただし、サバ缶のプリン体は汁に多く、汁には注意が必要です。



どんな食材でも食べ過ぎはだめってことだ。笑
セレンの採りすぎ?
セレンは、水や土などの自然界や食べ物、ヒトの肝臓や腎臓に含まれるミネラルの一種です。
抗酸化作用が高く、細胞の酸化を防ぐだけでなく、水銀などの有害な物質を体の外に出す働きがあるため、とても注目されています。
セレン
=自然界に存在するミネラルの一種
=抗酸化作用が高い
=デトックス効果が高い
=血栓症の予防に役立つ
=マグロ、イワシ、サバ、わかさぎなどの魚介類に多く含まれる
1缶200gのサバ缶なら、セレンは約200μg含まれています。



日本人の食事摂取基準2020年版(※1)によると、セレンの1日の摂取推奨量が25μg~30μgなので、実は結構オーバーしちゃうんだよね…。
セレンの過剰摂取によって起こる可能性がある症状は、以下の通り。
・爪の変形
・脱毛
・疲労感
・胃腸障害
・呼気にんにく臭
・神経系異常など
食品のセレン濃度が高い中国湖北省では、セレン中毒で爪の変形や脱毛に見舞われたケースが報告されています。
この時のセレン摂取量は、800µg/日だったそう…。(※1)



体質にもよりますが、サバ缶の食べ過ぎは体調不良に紐づくこともあるので注意しましょう。
DHA・EPAの採りすぎ?
血流をよくして、血中脂肪を減らすと言われる、多価不飽和脂肪酸のDHAとEPA。
DHA
=ドコサヘキサエン酸
=青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸
=動脈硬化や脳梗塞などの生活習慣病の予防が期待される成分
EPA
=エイコサペンタエン酸
=青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸
=血栓予防やコレステロール値を低下させる効果が期待される成分



体に良い油の代表として例に上がることも多いですよね!
しかし、一方で食べ過ぎると体に悪い影響を与えることも知られています。
DHA・EPAの過剰摂取によって起こる可能性がある症状は、以下の通り。
下痢
吐き気
出血が止まりにくくなるなど
サバ缶1缶(200g)に含まれるDHAは約3000㎎弱、EPAは約2000㎎強だと言われています。
日本人の食事摂取基準2020年版(※2)によると、DHAやEPAなどのn-3系脂肪酸の摂取基準量は以下のとおり。
成人男性:2000~2200㎎
成人女性:1600~2000㎎



1日に1缶を毎日食べると…ちょっと過剰摂取ぎみかも…。体に合わないかも…と思ったら食べ過ぎている可能性もありそうです。
DHA・EPA協議会のホームページによると、DHAやEPAは一度に大量に摂取するよりも、毎日こまめに1gを目標に摂取するほうがおすすめ(※3)なのだとか。



自分の体の変化に敏感になって、無理しないで食べることが大切ですね!
添加物が多い?
缶詰加工は、基本的には添加物が少ない加工食品の一つです。



超加工食品と言われるファーストフードに比べると、少なめです。
しかし、ゼロというわけにはいきません。
商品ごとに入っている食品添加物は大きく異なるため、気になる方は自分で原材料名のところに何が書いてあるかチェックすべきです。
サバ缶の種類 | 原材料 |
---|---|
A社のサバ水煮缶 | さば(国産)、食塩 |
B社のサバ水煮缶 | さば、食塩 |
A社のサバ味噌煮缶 | サバ、砂糖、みそ、食塩、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類) |
B社のサバ味噌煮缶 | サバ、みそ、しょうが、調味料(アミノ酸等)、 増粘剤 (キサンタンガム) |



生産者ごとに全く違うなぁ…。
添加物が気になる方は、なるべく成分表がシンプルなものを選びましょう。
基本的には味噌煮缶をはじめとする味が濃いものよりも、水煮缶のほうが原材料が少ない傾向にあります。
水銀が含まれている可能性がある?
サバ缶を毎日食べてはいけない理由の四つめは、水銀が含まれている可能性があるからです。
ネット上では、サバをはじめとする魚介類に含まれる水銀について心配されている方がとても多い印象です。
もちろん水銀は過去にも日本で病気との関連が示唆されたリスクの高い成分ではありますし、注意が必要なのは事実で、未だに日本人の水銀摂取の約80%が魚介類由来であることも、心配が鳴りやまない原因のひとつでしょう。



サバ缶だけの問題じゃなくて、魚介類全体の問題かもしれません。
この問題について厚生労働省は、「平均的な日本人の水銀摂取量は健康への影響が懸念されるようなレベルではありません。」と述べていて、心配しすぎる必要はないことを報告(※4)しています。
【厚生労働省の見解の要約】
・平均的な日本人の水銀摂取量は健康への影響が懸念されるようなレベルではない
・でも、水銀含有量の高い魚介類を多量に食べることを避けることが必要



魚介類にはDHAやEPAなどのすごい健康メリットもあるけど、リスクもあるので、それこそサバ缶も食べ過ぎないことがすごく大事!これが、健康のコツですね。
缶詰にはBPAが含まれている可能性がある?
サバ缶を毎日食べてはいけない理由の五つめは、缶詰にはBPAが含まれている可能性があるからです。
BPAとは、ビスフェノールAと呼ばれる缶詰容器の原料に使用されている成分のこと。
BPA(ビスフェノールA)
=プラスチック容器や缶詰の内面塗装につかわれる樹脂の原材料
=溶けたBPAが体内に入ってしまうリスクが心配されている
米食品医薬品局(FDA)は、2012年に食生活の中で少量を摂取する分には害はないと結論づけてはいますが、引き続き研究が行われています。
2016年に学術誌「エンバイロメント・リサーチ(Environmental Research)」に掲載された内容(※5)の要約は以下のとおり。
・24時間以内に缶詰食品を食べた人の尿からは、通常よりも高いビスフェノールAが検出された
・ビスフェノールAの検出と最も関係があった食品は、缶詰の果物、野菜、パスタとスープ
・缶詰の製造工程で殺菌のために行う加熱処理が必要なものが影響しやすいと予想される
・肉や魚の缶詰の摂取は、尿中のBPA濃度上昇とは関連づけられなかった



サバ缶は魚だけど…加熱殺菌はしてるしなぁ…。加工方法によるので、正確なところはわかりませんね。
日本でもBPAについては毒性検査が続けられていて、現状は食品衛生法で以下の制限が設けられています。
【ポリカーボネート製器具及び容器・包装からのビスフェノールAの溶出試験規格】
2.5μg/ml(2.5ppm)以下に制限
※ヒトに対する耐容一日摂取量:0.05㎎/㎏/日から設定
厚生労働省も「公衆衛生の見地から、ビスフェノールAの摂取をできるだけ減らすことが適当と考えられる」と注意喚起(※6)をしています。



法律上の制限もないわけではなく、大きな心配はないものの、やはり缶詰類の食べ過ぎは気になるところ…。最近はBPAをなるべく使わない加工方法を選ぶ企業も増えているようですよ。
寄生虫「アニサキス」が入っている可能性がある?
サバ缶を毎日食べることへの懸念点として、もうひとつ心配されがちなのが寄生虫「アニサキス」の存在です。
アニサキスは食中毒を起こす寄生虫のひとつで、たびたびニュースなどにも取り上げられています。
しかし、サバ缶においては生きているアニサキスが缶の中に入ったままというのは考えにくいのがほんとのところ。
理由は、サバ缶は製造過程で、必ず加熱殺菌をしているからです。
特に寄生虫を気にしなければならないのは、缶詰ではなく生のお刺身としてサバを食べる場合で、むしろサバ缶のほうが安全性は高いと言えるでしょう。
とはいえ、油断は禁物。アニサキスアレルギーを持つ人は、死んでいるアニサキスを食べても蕁麻疹や吐き気などのアレルギー症状が現れることがあるようなので注意が必要です。
【アニサキスアレルギーの症状の例】
・腹痛
・吐き気
・じんましん
・気管支喘息
・血管性浮腫
・アナフィラキシーショックなど
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おすすめ!サバ缶の安全性を高める選び方・食べ方


「サバ缶は毎日食べてはいけない」「サバ缶の食べ過ぎは危険&体に悪い」と言うのはあながちウソではありません。
でも食べ過ぎなければ、サバ缶にはたくさんのメリットがあります。
ここからはサバ缶のメリットをなるべくたくさん得るためのサバ缶の選び方&食べ方を整理してみましょう。
一つずつ見ていきましょう。
サバ缶は1日あたり1缶まで
サバ缶は食べ過ぎてはいけません。1日あたり1缶までを目安にして、必ず守るようにしましょう。
普通の人であれば、食べ過ぎだけ気を付けていれば、サバ缶は決して危険性が高い食材ではなく、健康・美容メリットが多い食材です。



食べ過ぎるといいとこどりできなくなるので、気を付けてくださいね!
なるべく「減塩」や「水煮缶」を選ぶ
サバ缶はなるべくシンプルな「水煮缶」を選びましょう。
最近はサバ缶の塩分量が問題になったことで「減塩」に考慮した「減塩サバ缶」も販売されています。
カロリーや塩分量の摂りすぎにならないように、なるべくシンプルな製法で作られたサバ缶を選び、自分なりにアレンジするほうが、サバ缶のメリットが得やすくなります。
サバ缶の汁は捨てる(飲みきらない)
特にプリン体やBPAが気になる人は、サバ缶の汁は捨てる、もしくは全部飲みきらないのをおすすめします。
プリン体はサバ缶の身よりも汁に溶けだしている可能性が高いので、心配な方は汁を残すのもひとつの手です。また容器から溶け出すBPAのことを考えても、汁を全部飲み干す必要はなさそうです。



とはいえ、汁にはDHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸も多く含まれているので、もったいないと思う人もいるかも。自分が何を大事にするか次第で、汁をどうするかは答えが変わってきそうです。わたしは汁はそんなに飲まないかなぁ…笑
腸活効果アップなら「サバ缶納豆」がおすすめ
サバ缶はそれだけでも栄養価が高く、注目の健康食材です。
しかし、1缶まるごと毎回食べるよりは別のタンパク質と組み合わせて小分けにして食べるほうが摂れる栄養素が増えるのはたしか。
おすすめなのは、納豆と組み合わせて、サバ缶納豆にして食べることです。
サバ缶にはオメガ3系脂肪酸のDHAやEPAがたくさん含まれているので、それだけで血流を改善する効果がありますが、納豆にも同じように血液をさらさらにする効果があることが知られています。
また、サバ缶にはない「納豆菌」や「食物繊維」を摂ることができるので、栄養バランスを整えることができます。
腸内環境を整えるDHAやEPAと納豆菌と食物繊維のトリプル効果で、さらに腸内環境が良くなることも期待できますよ。
便秘解消のために、腸内環境を整えたい人は、わたしが挑戦した腸活法100個の中から効果が出やすいものを厳選し、挑戦しやすいドリル形式でまとめた「腸活ドリル」もおすすめです。気になる方はチェックしてみてくださいね。
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尿酸値が心配なら「サバ缶ブロッコリー」がおすすめ
サバ缶は栄養素が豊富な優秀な食材ですが、ビタミンCが少ないのも欠点のひとつです。
ビタミンCを補う食材と一緒に食べることで、尿酸を体外へ排泄しやすくなると言われています。
味もおいしくてビタミンCも多いという理由から、おすすめなのはブロッコリー。
ゆでたブロッコリーとサバ缶に少しマヨネーズを加えて混ぜるだけで、カロリーを減らしながら栄養バランスを整えることが可能です。
【材料】
・ゆでたブロッコリー
・サバ缶のサバ
・マヨネーズ お好みで
・醤油 お好みで
【作り方】
➀サバ缶からサバの身を取り出してほぐす。
➁ブロッコリーとサバを混ぜる
➂マヨネーズと醤油をお好みで入れて混ぜる



意外とおいしいので、おかずが1品足りない時におすすめです。
サバ缶より生サバのほうがいい?



でも、DHAやEPAって油だよね。サバ缶にしちゃったら酸化しちゃうから意味ないんじゃない?



それがそうでもないんです。
通常サバ缶は、採れたてのサバを食塩水とともにぎゅっと缶に詰めこんでつくります。
そして、無酸素状態で加熱殺菌をします。酸素が含まれないので酸化することなく、まるごとDHA・EPAがとれるすごい食材なんです。



生サバってお値段も高いし、毎日食べられないけど、サバ缶ならお値段もお手ごろで栄養価も高いから、わたしみたいな庶民にはほんとにありがたい存在なんですよ。
一方で、サバ缶の食べ過ぎはもちろんNG。



これはサバ缶に限らず、なんにでもいえること。好きなものを食べ続けちゃうのはわたしもやりがちなので耳が痛いけど…食べ過ぎ・1品食べはおすすめできません。
サバ缶は開封後どれくらいで食べきるべき?
サバ缶の缶詰に記載してある賞味期限は、あくまで未開封のもの。
開封してしまったら、なるべく早く食べるのが理想です。



冷蔵庫に保管したとしてもその日のうちに食べるのがベターだと言われています。マルハニチロさんのお客様相談室にも「お早めに」って書いてある!
缶詰・びん詰は開封後、ご家庭で調理した魚の煮物などと同様ですので、お早めにお召し上がりださい。また、食べきれない場合は、冷蔵庫で保存し、缶詰については、別の容器に移して保存してください。
引用:お客様相談室|マルハニチロ
特にサバ缶は、酸化しやすい脂肪酸を多く含むため、あまり空気に触れないように保存したり、食べきれない可能性があるなら、食べきれるサイズの缶を選ぶのも重要です。
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まとめ:毎日サバ缶食べると危険?食べ続けた結果がヤバいと言われる理由


サバ缶は栄養価が高く、健康・美容のために活用したい人気の食材!
しかし、一方で「サバ缶は毎日食べてはいけない」「サバ缶の食べ過ぎは危険&体に悪い」と言われる理由があることもわかりました。
サバ缶の食べ過ぎには十分に注意が必要ですが、選び方や食べ方に気をつけて賢くを利用しましょう。
参考にしてみてね。
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参考文献
(※1)日本人の食事摂取基準(2020 年版)資料より
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
(※2)高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001086/4/Clinical_Practice_Guidelines_of_Hyperuricemia_and_Gout.pdf
(※3)DHAやEPAはたくさん摂取しても大丈夫ですか?|DHA・EPA協議会公式サイト
http://www.dhaepa.org/q_and_a.html
(※4)魚介類に含まれる水銀について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/
(※5)人体に悪影響? 缶詰食品に潜む化学物質「BPA」の危険 (フォーブスジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/12724/1/1/1
(※6)ビスフェノールAについてのQ&A(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html
(※7)Possible effect of DHA intake on body weight reduction and lipid metabolism in obese children
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22101886/
(※8)Possible effect of DHA intake on body weight reduction and lipid metabolism in obese children
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22101886/
(※9)Blood pressure response to fish oil supplementation: metaregression analysis of randomized trials
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12172309/