【この記事で解決できるお悩み】
ベースブレッドは体に悪い?
食品添加物が多いんじゃないの?
糖質や塩分量も心配…怪しいものが混ざってる?
完全栄養食って言うけど、無理やり栄養を詰め込むなんて…原材料が自然由来ではないんじゃ…?
この記事では、こんなお悩みを解決します!
1日に必要な栄養素の1/3が1食でとれる「完全栄養食」、ベースブレッド。
不自然なほど栄養が豊富なため、「ビタミンやミネラルを人工的に加えているのでは?」「添加物まみれなのでは?」「むしろ体に悪影響があるのでは?」と、心配する人も多いみたい。
そこで今回は、ベースブレッドの原材料や添加物について、徹底解説!
科学的根拠や消費者庁等の国の見解もあわせて、まとめてみました。
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この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
ベースブレッドは体に悪いは嘘?選ぶメリットが多い理由
ベースブレッドは、成分表を見れば見るほど生産者のこだわりを感じる商品のひとつ。
1日に必要な栄養素が過不足なく含まれるように計算されているため、人工的な印象を持つ方も多いかもしれません。
私も最初はちょっと不安でした。だって、栄養価が高すぎるんだもん。笑
しかし、中身はそのイメージとは異なり、なるべく自然由来の原材料を使い、添加物も最小限に抑えられていることがわかりました。
一つずつ見ていきましょう。
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1日に必要な栄養素の1/3が1食でとれる高栄養パン
ベースブレッドの最大の特徴は、1日に必要な栄養素の1/3が1食でとれる完全栄養食だということ。
完全栄養食
=厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準(※1)」が定める1日に必要な栄養素を過不足なく補える食品のこと
単純だけど、まずは「栄養がいっぱい=体に良い」と言えそう!
さらにベースブレッドがすごいのは、それぞれの栄養素を人工的に抽出して添加しているわけではないところです。
なるべく自然由来の食品を材料として使い、結果的に栄養価を高くすることを目指した、無理やり感のない商品づくりをされています。
他社の完全栄養食の例と比較してみましょう。
名称 | BASE BREAD®プレーン | 完全食TOKYO | 完全メシ カレーメシ 欧風カレー |
---|---|---|---|
種類 | (パン) | 完全栄養食完全栄養食 (ソイプロテイン) | 完全栄養食 (カレー) |
原材料 | 小麦全粒粉(国内製造)、小麦たんぱく、還元水飴、大豆粉、もち米粉、発酵種、液卵、ライ麦全粒粉、小麦胚芽粉末、米ぬか粉、バター、チアシード、パン酵母、米酢、海藻粉末、食塩、粉末油脂、昆布粉末、サトウキビ抽出物、酵母/調味料(有機酸等)、酒精、乳化剤、増粘剤(キサンタン)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む) | 大豆たんぱく(国内製造)、難消化性デキストリン、ココアパウダー、中鎖脂肪酸含有粉末油脂、クリーミングパウダー、ミネラル酵母(亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、クロム、セレン、モリブデン)、海洋深層水粉末、ビフィズス菌(殺菌)、ビタミンK2含有食用油脂、食用植物油脂、乳酸菌(殺菌)、植物性プラセンタ、乾燥ビール酵母/塩化カリウム、香料、リン酸カルシウム、アルギン酸カリウム、グルコン酸カリウム、酸化マグネシウム、加工デンプン、甘味料(ステビア、アセスルファムK、スクラロース)、ビタミンC、ピロリン酸第二鉄、ナイアシン、抽出V.E、パントテン酸Ca、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンA、葉酸、ビオチン、ビタミンD、ビタミンB12(一部に大豆・乳成分を含む) | ライス(米(国産)、食物繊維、コラーゲンペプチド、乳化油脂、食塩)、味付けの素(コラーゲンペプチド、植物油脂、オニオンパウダー、砂糖、トマトパウダー、乳等を主要原料とする食品、ドロマイト、小麦粉、香辛料、食塩、カレー粉、香味調味料、ココアパウダー、酵母)、味付豚ミンチ、フライドポテト、にんじん/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、グルコン酸K、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、リン酸塩(Na)、トレハロース、塩化K、酸味料、乳化剤、香料、V.C、トリプトファン、酸化防止剤(V.E)、ナイアシン、ピロリン酸鉄、V.B6、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、V.E、パントテン酸Ca、V.B1、香辛料抽出物、V.A、V.B2、くん液、葉酸、V.K、V.D、V.B12、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
通常は、ビタミンB1やB2、ナイアシン、葉酸などを直接いれるところ、小麦全粒粉や米ぬかなどのビタミンB群が多い食材を使うことで栄養価を高くしています。
世界的に人気のスーパーフードのチアシードや海藻なども使って、ミネラルもたっぷり補充!チアシードはプチプチした食感もおいしいよね。
合成保存料・合成着色料は「無添加」
ベースブレッドは、合成保存料・合成着色料は無添加です。
BASE BREAD®︎に添加物は入っていますか?
引用:BASE BREAD®︎に添加物は入っていますか?|サポートセンター
BASE BREAD®は、毎日安心して食べていただきたいからこそ、合成保存料や合成着色料などの余計な添加物は加えておりません。栄養を補うために一部ビタミン類を加えておりますが、サプリとしても普及している一般的なビタミンであり、安心してお召しあがりいただけます。
合成保存料や合成着色料の意味は、以下の通り。(※4)
合成保存料
=食品の腐敗や変敗の原因となる微生物の増殖を抑制し、保存性を高める添加物のこと
例:
安息香酸、安息香酸ナトリウム(安息香酸Na)
しらこたん白抽出物(しらこたん白、しらこ分解物、プロタミン、核蛋白)
ソルビン酸、ソルビン酸カリウム(ソルビン酸K)
プロピオン酸、プロピオン酸カルシウム(プロピオン酸Ca)、プロピオン酸ナトリウム(プロピオン酸Na)
ポリリジン(ε-ポリリジン)など
合成着色料
=化学的に合成される人工色素のこと。天然着色料と比べると少量でも発色が良いという特徴がある
例:
食用赤色2号(アマランス)、食用赤色3号(エリスロシン)、食用赤色40号(アルラレッドAC)、食用赤色102号(ニューコクシン)、食用赤色104号(フロキシン)、食用赤色105号(ローズベンガル)など
食品を流通させるためには、ある程度保存性を高めないと消費者の手元に届く前に腐敗してしまいます。
ベースブレッドでは、合成保存料を使う代わりに「酒精(アルコール)」など、腐敗菌がニガテなものを使用することで、腐敗を防いでいます。
お味噌を手作りする時も、腐敗を防ぐために、お味噌の表面にアルコールを霧吹きでかけるよ。そうすると、腐敗菌が寄ってこないんです。
誤解しないでほしいのは、合成保存料は必ずしも体に悪いものではないということ。
日本では、食品衛生法第12条に基づき、厚生労働大臣が使用してよいと定めた食品添加物がきちんとリスト化(※5)されています。
指定を受けてない合成保存料を使った食品は、そもそも販売できないので「合成保存料=体に悪い」って考えるのはちょっと違うかも…。
しかし、一方で食品添加物に関連する研究は、世界中で今もどんどん進んでいます。
人間には害がないことはわかっている合成保存料でも、人間の体の中に住んでいる腸内細菌のバランスを崩してしまう可能性が指摘(※6)されています。
例えば、合成保存料のソルビン酸カリウムは、善玉菌のビフィズス菌やバクテロイデス菌(ヤセ菌)を減らしてしまう可能性が報告(※6)されています。
腸内細菌のバランスが気になる人にとっては、ソルビン酸カリウムを使っていないベースブレッドは安心です。
また、ベースブレッドは、着色料も極力使わないようにしています。
しかし、メープルとカレーだけは、合成着色料の代わりに天然着色料を使用していました。
種類 | 着色料の利用 |
---|---|
ミニ食パン・プレーン | なし |
プレーン | なし |
チョコレート | なし |
メープル | 着色料(カラメル) |
シナモン | なし |
カレー | 着色料(カラメル、カロテノイド) |
個人的にはキレイな色じゃなくても気にしないので着色料はいらないけど、売り物にするとなると、やっぱりキレイな色のほうが良い人もいるんだろうなぁ・・・。
大豆は「遺伝子組み換えでないもの」を使用
ベースブレッドの商品には、タンパク質が多い「大豆粉」や「大豆たんぱく」が多く使われています。
これらについては、遺伝子組み換えでないとの表示がされています。
遺伝子組み換え食品の安全性については、厚生労働省によって審査が行われており、「食べ続けても問題はない」という見解が発表されています。
遺伝子組み換え食品を食べ続けても健康被害は起こりませんか?
(※7)新しいバイオテクノロジーで作られた食品について|厚生労働省
さまざまなデータに基づき、組み込んだ遺伝子によって作られるタンパク質の安全性や遺伝子が間接的に作用し、有害物質などを作る可能性がないことが確認されていますので、食べ続けても問題はありません。
しかし、食べたくない人がいるのも事実。
ベースフードは、そんな人たちに寄り添った商品づくりをされています。
糖質30%オフで塩分量も最低限
ベースブレッドは、そもそも「パン」なのだから糖質や塩分が多い=体に悪いと考える人も多いようです。
もちろんベースブレッドはパンなので、肉や魚、野菜よりは糖質は多いです。…あたりまえかw
しかし、完全栄養食であればなんでもいいというわけではありません。
小麦粉の代わりに小麦全粒粉を使用し、糖質を控えた低GI食品として仕上げ、それぞれ比較対象商品との比較で約30%OFFを実現しています。
糖質 | 削減率 | 比較対象 | |
---|---|---|---|
ミニ食パン・プレーン | 22.2g | 約30%OFF | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、山形食パンとの比較(同量) |
プレーン | 20.7g | 約30%OFF | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、ロールパンとの比較(同量) |
チョコレート | 29.1g | 約30%OFF | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、菓子パンあんなしとの比較(同量) |
メープル | 27.1g | 約30%OFF | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、菓子パンあんなしとの比較(同量) |
シナモン | 26.1g | 約30%OFF | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、菓子パンあんなしとの比較(同量) |
カレー | 24.7g | 約30%OFF | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)より、菓子パンあんなしとの比較(同量) |
ベースブレッドの糖質は、1個あたり20〜29gぐらいです。白ごはんを茶碗一杯(150g)食べると、炭水化物量は55.7gなので、糖質はかなり抑えられていますよね…
さらに1包装あたり食塩相当量も、ベースブレッドは必要最低限です。
種類 | 食塩相当量 |
---|---|
ミニ食パン・プレーン | 1.0g |
プレーン | 0.5g |
チョコレート | 0.3g |
メープル | 0.3g |
シナモン | 0.7g |
カレー | 1.21g |
塩分控えめにしたい方は、カレーや食パンよりもチョコレートやメープルがおすすめです。
国内大手食品メーカーで安全性確認済みの原材料を使用
ベースブレッドの原料原産地は、公開されていません。
非公開=体に悪いと考えるのはちょっと早い!笑
ベースブレッドは、独自の生産工場を持っておらず、国内の大手食品メーカーで商品を作っています。
そのため国内の大手食品メーカーで安全性の確認が取れている原材料のみ使用していることになります。
ベースフードの安全性が微妙なら、大手食品メーカーの安全性も微妙ってことになっちゃうので、大きな心配はいらないかも?
日本国内で使用される食品には、食品に含まれる菌種、菌数、使用可能な農薬、残留農薬の量などについて厚生労働省により原材料の種類ごとに基準が定められており、各原料メーカー様がそれらの基準に適合している商品となっているかについて検査を行っておりますので、安心してお召し上がりください。
引用:BASE FOOD®︎の原料原産地はどこですか?|ヘルプセンター
種類 | 製造元 |
---|---|
ミニ食パン・プレーン | 伊藤製パン株式会社 株式会社オイシス高石工場 |
プレーン | 伊藤製パン株式会社 |
チョコレート | 伊藤製パン株式会社 株式会社オイシス高石工場 株式会社オイシス明石工場 |
メープル | フジパン株式会社千葉工場 株式会社東北フジパン フジパン株式会社枚方工場 |
シナモン | 伊藤製パン株式会社 株式会社リョーユーパン唐津工場 |
カレー | 株式会社オイシス明石工場 |
たしかに、みんなかなり大手だわ・・・
グルテンフリーじゃないと体に悪い?
ベースブレッドが体に悪いと言われる理由のひとつに、グルテンフリーではないことが挙げられます。
ベースブレッドは確かにグルテンフリーではありませんが、グルテンアレルギーをお持ちでない人は過剰に心配する必要はありません。
逆にグルテンアレルギーの人は、絶対に食べちゃダメ!
ベースフードは体に悪いわけではありませんが、グルテンアレルギーの方は食べることができないので、ご注意ください。
アルコール臭がすると体に悪い?
ベースブレッドは、アルコール臭がすると感じる人がいるようです。
この臭いが「体に悪い?」と勘違いさせてしまうことがあるみたい…
たしかにベースフードは、合成保存料を使っていないため、腐敗を防ぐために少量の酒精(アルコール)を使用しています。
酒精(アルコール)は体に悪いものではありません。
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ベースブレッドの原材料を大調査!体に悪いものはあるのか?
ここからはベースブレッドの原材料の中で、体に悪いとされるものがあるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
一つずつ見ていきましょう。
ベースブレッドに含まれる主な原材料
ベースブレッドに含まれる主な原材料は、以下のとおりです。
小麦全粒粉:小麦粉よりも栄養価が高く、低糖質(低GI)
小麦たんぱく:小麦のたんぱく質を多く含ませたもの
大豆粉 :大豆を砕き、粉末にしたもの
もち米粉:もち米を砕き、粉末にしたもの
ライ麦全粒粉:小麦粉よりもカリウムや葉酸が多い
米ぬか粉:小麦粉よりもたんぱく質、食物繊維、マグネシウムが多い
還元水飴:水あめから作られる甘味料(添加物ではない)
ベースブレッドと一般的なパンの原材料の違い
パンは、基本的に粉+甘味料+油を合わせて作ります。
小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、脱脂粉乳、食塩、ショートニング、パン酵母、発酵風味料/ビタミンC(一部に乳成分・小麦を含む)
引用:本仕込食パン6枚スライス|フジパン株式会社
一般的なパンの主原料は、「小麦粉」+「砂糖」+「バター・マーガリン・ショートニング」ですが、ベースブレッドは、小麦粉より多くの粉を使用し、またカロリーや糖質を上げやすい甘味料、体にやさしくない油を極力おさえて作っています。
ベースブレッド | 一般的なパン | |
---|---|---|
粉 | 小麦全粒粉、大豆粉、もち米粉、ライ麦全粒粉、米ぬか粉など | 小麦粉 |
甘味料 | 還元水飴 | 砂糖・人工甘味料 |
油 | 食用こめ油・バター | バター・マーガリン・ショートニング |
ベースブレッドは小麦粉の代わりに、小麦全粒粉、大豆粉、もち米粉、ライ麦全粒粉、米ぬか粉など多くの粉を使い栄養成分を増やしている点が大きく異なります。
また、砂糖の代わりに還元水飴を使い、カロリーと糖質量を抑えることに成功しています。
さらに大きな特徴として注目なのは、マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸が含まれた油を使っていない点です。
厚生労働省の「トランス脂肪酸に関するQ&A(※8)」によると、トランス脂肪酸の概要は、以下の通り。
トランス脂肪酸
=過剰摂取により、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高い
=肥満やアレルギー性疾患についても関連が認められている
=一方、糖尿病、がん、胆石、脳卒中、認知症などについての関連は分かっていない
厚生労働省はこの解説の中で、以下のような見解を述べています。
・海外の研究結果は、トランス脂肪酸の摂取量が、平均的な日本人よりも相当程度多いケースの結果
・平均的な日本人の摂取量においては、これらの疾患リスクとの関連は明らかではない
うーむ。トランス脂肪酸の過剰摂取はよくないけど、日本人の食習慣の平均を見ると、海外の例のように「体に悪いとは言えない(=リスクは高くない)ということ。…ちょっとあいまいなのが怖いなぁ。
WHO (世界保健機関)は、健康を維持するためのトランス脂肪酸の摂取基準値を、総エネルギー摂取量の1%未満に抑えることを推奨しています。
仮に総エネルギー摂取量が2000kcal/日だとすると、その量は20kcal=約2gです。
(※脂質は1gで約9kcal)
食品安全委員会が2012年に報告した資料「食品に含まれるトランス脂肪酸」(※9)によると、日本人のトランス脂肪酸の摂取平均量は、総エネルギー摂取量の0.3%。
これは、WHO (世界保健機関)の基準を下回っています。食生活では健康への影響は小さいというのが今のところの見解です。
とはいえ、心配な人はもちろん心配ですよね。
ベースブレッドは、ベースの材料としてはショートニングやマーガリンを使用していません。
唯一、シナモンのフィリングの部分にショートニングを使っているので、気になる方はシナモンは選ばないようにしましょう。
小麦全粒粉
ベースフードの主原材料は、小麦全粒粉です。
小麦全粒粉は、小麦粉に比べて栄養価が高いという特徴があります。
農林水産省のホームページ(※10)によると、小麦全粒粉の特徴は以下のとおり。
小麦全粒粉
=小麦をまるごと粉にしたもの
=ビタミン類をはじめ、ミネラル・タンパク質・食物繊維などが豊富
=粉の色はやや黒く、手触りはざらつき感があり、比較的粒子があらい
小麦粉の一部を小麦全粒粉に置き換えることで、低カロリー&低GI&高タンパクが実現できます。
小麦粉(全粒粉) | 小麦粉(強力粉) | |
---|---|---|
カロリー(kcal) | 320 | 337 |
たんぱく質(g) | 12.8 | 11.8 |
脂質(g) | 2.9 | 1.5 |
炭水化物(g) | 68.2 | 71.7 |
カロリーひかえめで、糖質も低いぞ!
小麦たんぱく
小麦たんぱくは、小麦から抽出される「グルテン」のことを指しています。
グルテンフリーという言葉が一般化し、グルテンが体に悪いかのように扱われることもありますが、アレルギーをお持ちでない方にとっては体に悪いものではありません。
グルテンアレルギーの人は、絶対食べちゃダメですよ。
小麦たんぱくは大豆粉同様、ベースブレッドのタンパク質の多さと糖質の低さに貢献しています。
小麦たんぱく(グルテン)
=小麦を加工してたんぱく質含有率を高めたもの
大豆粉
ベースフードに多く含まれる原材料には、大豆粉があります。
大豆は畑のタンパク質と呼ばれるほど、タンパク質が多く、ベースブレッドのタンパク質の多さと糖質の低さに貢献しています。
大豆粉
=大豆をまるごと粉にしたもの
=タンパク質が多く、大豆の独特の風味が素朴な味わいを生む
=グルテンが含まれていないのであまり膨らまない
さらにベースブレッドに使われる大豆粉は、遺伝子組み換えでないのも大きな特徴のひとつです。
もち米
ベースブレッドには、もち米も多く含まれます。
通常の白ごはんに使われるうるち米との違いは、アミロペクチンと呼ばれるでんぷんの割合が多いこと。
うるち米
=アミロースとアミロペクチンの割合は2:8
もち米
=アミロペクチンの割合が10
アミロペクチンは、よく粘る性質があるため、ベースブレッドのもちもちした食感を作り出しておいしくしてくれます。
ライ麦全粒粉
ベースフードに多く含まれる原材料には、ライ麦全粒粉があります。
ライ麦全粒粉は、水溶性食物繊維やビタミンB群、カリウムが多く含まれていて、グルテンを作るタンパク質が少ないという特徴があります。
ライ麦全粒粉
=ライ麦をまるごと粉にしたもの
=水溶性食物繊維やビタミンB群、カリウムが多く含まれる
=グルテンを作るタンパク質が少ない
=もちもちした食感がある
ライ麦100%のパンを食べると、しっとりした食感にびっくりします。乳酸菌発酵のドイツパンなどにライ麦は多く使われます
米ぬか
ベースフードには米ぬかも多く含まれます。
米ぬか
=玄米を精白した時にでる果皮、種皮、胚芽を粉にしたもの
=栄養価が高いと言われる玄米よりもさらに栄養豊富
=食物繊維やビタミンB群が多いだけでなく、米ぬか特有のポリフェノールが多く含まれる
食物繊維がかなり多いので、ベースフードは満腹感が続くと言われる原因の成分になっているよ。
還元水飴
ベースフードには、他社のパンにはそれほど多く含まれない還元水飴が使われています。
砂糖や人工甘味料を使う企業が多いよね…。ベースフードはシナモンとカレーは砂糖が含まれますが、他の種類は砂糖は含まれません。
還元水飴は、砂糖と比較すると体に吸収されにくく、血糖値の上がり方もゆるやかであると言われています。(※11)
還元水飴
=糖アルコールの一種で、砂糖に比べて甘さが弱く、日持ちする
=低カロリー&低糖質の商品に使われやすい
=消化酵素に反応せず、体に栄養素として消化されにくい
=食品添加物ではない
体に悪いものではないけど、体質によっては、おなかが緩くなる人がいるので、くれぐれも食べ過ぎには注意してね。
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ベースブレッドの添加物を大調査!体に悪いものはあるのか?
ここからはベースブレッドの添加物の中で、体に悪いとされるものがあるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
一つずつ見ていきましょう。
ベースブレッドに含まれる添加物
ベースブレッドに含まれる添加物は、以下のとおりです。
種類 | 添加物 |
---|---|
プレーン | 調味料(有機酸等)、酒精、乳化剤、増粘剤(キサンタン) |
チョコレート | 加工でん粉、調味料(有機酸等)、酒精、乳化剤、増粘多糖類、香料、pH調整剤 |
メープル | 加工でん粉、調味料(有機酸等)、酒精、乳化剤、着色料(カラメル)、増粘多糖類、香料 |
シナモン | 調味料(有機酸等)、酒精、増粘剤(加工でん粉、キサンタン)、乳化剤、香料 |
カレー | 膨張剤、酒精、調味料(無機塩等)、酸味料、着色料(カラメル、カロテノイド)、香辛料抽出物、香料 |
ミニ食パン | 乳化剤、酒精、調味料(無機塩)、酸味料 |
こうやってみてみると、やっぱりミニ食パンとプレーンが、全体的に添加物は少なめみたい…
食品衛生法第4条(※12、※13)によると、食品添加物の目的は以下のとおり。
・長期保存を可能にする
・色や香りをつける
・味を調える
ベースブレッドは、添加物が特に少ないわけではありません。
しかし、賞味期限が1か月というかなり長いパンのわりには、かなり添加物を少なく抑えています。
一般的なパン:賞味期限は1週間以内
ベースブレッド:賞味期限は1か月
一つずつ見ていきましょう。
酒精
酒精は、保存性を高めるために入れるアルコールのこと。
酒精
=保存性を高めるために入れるアルコール
ベースブレッドには合成保存料が含まれていないため、主にカビや細菌の増殖を防ぐ役割を担っているのが、この酒精です。
酒精は体に悪いものではなく、いろんな食品に使われている、一般的なものです。家で味噌を手作りするときにもアルコールは使うよ。
ベースブレッドは、市販のパンの中ではとても賞味期限が長いパンです。
BASE BREAD®の賞味期限は、ご注文日から約1ヶ月前後です。合成保存料をつかわず、水分や酸素のコントロールをおこなうことで、常温でも長期保存が可能となっています。
(※14)BASE BREAD®︎の賞味期限はどれくらいですか?|ヘルプセンター
※賞味期限は開封前のものです。開封後のお日持ちは、環境によって異なってまいりますが当日中のお召し上がりを推奨しております。
合成保存料の中には、腸内細菌のバランスを乱す可能性が高いものも含まれるので、ほぼ酒精のみのベースブレッドは、体に悪いどころかかなり体にやさしいパンであることがわかります。
酒精と水分コントロールで、ここまで長期保存を可能にできるのはすごいなぁ…。
乳化剤
乳化剤は、水と油を均一に混ぜ合わせるための添加物です。
乳化剤
=水と油を均一に混ぜ合わせるためのもの
ベースフードでは、乳化剤の詳細までは公開されていませんが、乳化剤自体はごく一般的で、日本で多く使われる以下の乳化剤においては、体に悪いとされる添加物ではありません。
グリセリン脂肪酸エステル
=食品用の乳化剤の中で最も使用されている乳化剤
=天然の油脂にも含まれる
ショ糖脂肪酸エステル
=砂糖(ショ糖)と食用油脂由来の脂肪酸から作られる乳化剤
=無味、無臭で安全性に心配はないとされる乳化剤
レシチン
=卵黄、なたね油、大豆から抽出して作られる乳化剤
調味料(無機塩)
調味料(無機塩)は、塩味を追加するための添加物です。
調味料(無機塩)
=塩味を追加するためのもの
無機塩は食塩の摂りすぎも防ぐことができるので、一般的に広く使われています。
加工でん粉
加工でん粉は、乾燥の防止や粘り気を与えるための添加物です。
加工でん粉
=乾燥の防止や粘り気を与えるためのもの
=昔は食品として使われていたが食品添加物扱いになった
加工でん粉もかなり一般的に多く使われている添加物のひとつです。
pH調整剤
pH調整剤は、酸性・アルカリ性のpH値を調整するための添加物です。
pH調整剤
=酸性・アルカリ性のpH値を調整するためのもの
=微生物の増殖を防いで、腐敗しないように保存料のような役割をする
市販のパンやお菓子などに広く使われる、pH調整剤。
厚生労働大臣が定めたものであれば、人の健康を損なうおそれがないものとして認識されていますが、その表示方法について、議論を呼ぶことがあります。
食品添加物の表示は、食品表示法で、原則として物質名を記載するように定められていますが、pH調整剤に関しては、使用目的を表す「一括名(=pH調整剤)」を表示できる例外が認められているからです。
pH調整剤が体に悪いというわけではなく、中身を知って自分で選びたい方が、自分の意志で選べないのは困りますよね…。
Q:コンビニで頻繁に食品を購入していますが、食品添加物が心配です。「pH調整剤」は「pH調整剤」としか表示がなく、その物質名は表示されないことがあると聞きました。これはどういうことですか。
A:食品添加物の表示は食品表示法で、「原則としてすべての食品添加物を『物質名』で食品に表示する」ように定められていますが、一部の食品添加物については使用目的を表す『一括名』で表示できる例外が認められており、物質名が表示されない食品添加物があります。
(※15)物質名が表示されない食品添加物がある?|独立行政法人国民生活センター
ベースフードの原材料名に書かれているのも「pH調整剤」だけなので、中身がどんな成分なのかはわかりません。
pH調整剤に食中毒菌の増殖を抑える効果があることから、腸内細菌への影響が心配されることがあるようですが、腸内細菌は強い酸性である胃液に耐えて腸にたどり着いた菌なので、pH調整剤が腸内細菌に影響する心配は考えにくいと思われます。
(※16)PH調整剤について|東海コープ
pH調整剤は、体に悪いわけではありませんが、消費者には何がどのくらい含まれているのか全くわからないという意味で、表示方法には心配な点があります。
pH調整剤の正体が心配な方は、pH調整剤が含まれるチョコレート以外の種類を選びましょう。
着色料
着色料は、食品に色を付けるための添加物です。
着色料
=食品に色を付けるためのもの
ベースブレッドには合成着色料は含まれていませんが、天然着色料のカラメルやカロテノイドが含まれています。
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おまけ:ベースブレッドを実際に食べてみた!(体験談)
コンセプトカフェ「BASE FOOD BAKERY & CAFE」に行った時にベースブレッドを食べてきました!カフェでは、以下の3つのメニューから選ぶことができたよ。
ベースフードカフェのメニュー紹介
BASE BREAD (ベースブレッド) とシチューのセット
BASE BREAD (ベースブレッド) と3種のディップ
BASE BREAD (ベースブレッド) のフレンチトースト
ベースブレッドの味がちゃんと味わえそうな3種のディップとフレンチトーストを注文しました。
思ったよりは、もっちりしてるかも…!でも、普通のもっちり食パンよりは、水分量が少ないかなぁ…?チアシードのプチプチが美味!
まとめ:ベースブレッドは体に悪い?原材料・添加物・糖質や塩分量を解説
ベースブレッドは、体に悪い成分は特に入っていません。
むしろなるべく自然由来のものを多く使い、消費者に納得してもらいやすい商品を作っている印象を受けました。
原材料や添加物についても、特に心配されるようなものは配合されていませんが、気になるポイントがある方は、気になる原材料や添加物が含まれないタイプを選びましょう。
塩分控えめにしたい方 | ショートニングを とりたくない方 | PH調整剤を とりたくない方 | 全体的に材料がシンプルなタイプが好みの方 |
---|---|---|---|
✖カレー、食パン 〇チョコレート、メープル | ✖シナモン | ✖チョコレート | 〇プレーン、食パン |
参考にしてみてね。
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参考文献
(※1)「日本人の食事摂取基準」(2020年版)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html
(※2)完全栄養食プロテイン|完全食TOKYO
https://kanzenshoku-tokyo.com/shop/products/protein
(※3)完全メシ カレーメシ 欧風カレー|日清
https://www.nissin.com/jp/products/items/11203
(※4)用途別主な食品添加物|東京都の食品安全情報サイト食品衛生の窓
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/shokuten/hozonryo.html
(※5)指定添加物リスト|食品添加物
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
(※6)Human gut microbes are susceptible to antimicrobial food additives in vitro
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30656592/
(※7)新しいバイオテクノロジーで作られた食品について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000657810.pdf
(※8)トランス脂肪酸に関するQ&A|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091319.html
(※9)食品に含まれるトランス脂肪酸|食品安全委員会
https://www.fsc.go.jp/sonota/trans_fat/iinkai422_trans-sibosan_hyoka.pdf
(※10)小麦粉の全粒粉とはどのようなものですか|農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1106/02.html
(※11)日本食を支える還元水あめの役割|物産フードサイエンス株式会社
https://www.bfsci.co.jp/pdf/news/20170119.pdf
(※12)食品衛生法(昭和二十二年法律第二百三十三号)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000233
(※13)食品添加物のはなし|消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/food_additive/pdf/syokuhin497.pdf
(※14)BASE BREAD®︎の賞味期限はどれくらいですか?|ヘルプセンター
https://basefood.zendesk.com/
(※15)物質名が表示されない食品添加物がある?|独立行政法人国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2015_05.html
(※16)PH調整剤について|東海コープ
https://www2.tcoop.or.jp/news/pdf-cms/48e0fffabed87110790d9eb8a96b8ff9a083ccdc.pdf
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