今回は、こんな疑問にお答えします。
・お腹が冷えると下痢になるのは胃腸の血管が収縮し、血流が悪くなるから
・内蔵型冷え性の人は、単純に冷たいものを食べているだけでなく、自律神経が乱れている可能性も!
・「陽性」の食べ物を食べるのはもちろん、自律神経を乱しやすい習慣も一つずつ潰していくことが大切。
梅雨のじめじめした時期から夏にかけて、お腹の調子が悪くなる方が多くなると言われています。
気温や天気などの環境の変化に体がついていけず、体力を奪われたり、体のバランスが乱れてしまうから。
特に、突然の暑さで自ら体のバランスが悪くなる習慣を始めてしまい、胃腸を冷やしてしまう方も多そうです。
そこで今回は、変化が激しい初夏から猛暑の夏にかけて起こりやすい内臓冷えについて徹底解説!
原因と対策を整理して、内臓冷えによる下痢や胃腸の不調から身を守る対処法を一緒に考えてみましょう。
お腹が冷えると下痢になるのはなぜ?(原因)
そもそもお腹が冷えると下痢になる理由は、冷えによって胃腸の血管が収縮し、血流が悪くなるからです。
↓
胃腸の血管がきゅっと収縮する
↓
血流が悪くなる
↓
胃腸(消化器官)の働きが低下する
↓
食べ物が消化されにくくなる
↓
下痢になる
内臓が冷えると、胃腸の血管がきゅっと収縮し、血流がスムーズに流れなくなります。
そのため、消化器官全体の働きが悪くなり、食べ物の消化がスムーズに行われなくなります。体質によっては、この状態から下痢になってしまう方がいるのです。
全身型冷え性と内蔵型冷え性(腸冷え)の違い
慢性的にお腹が冷えるとしたら、その冷えには2つのタイプがあります。
内蔵型冷え性=手足は温かいのにお腹が冷える
内蔵型冷え性には、以下の特徴があります。
・手足は温かいが、お腹をさわると冷たい
・胃腸が弱い
・下痢/便秘になりやすい
・低体温である
・肩こりや頭痛持ちである
・顔色が悪く、疲れやすい
・風邪をひきやすい など
一般的な全身型冷え性の場合は、手足がかじかむなど明らかに皮膚の表面が冷たくなります。
一方、内臓型冷え性の場合は、手足の冷たさは特に感じませんが、お腹をさわると冷たいことが多くなります。
腸が冷えると全身の体調不良の原因になることも…
腸が冷えると、胃腸の働きが悪くなるため、下痢を引き起こすメカニズムはお話しました。
しかし、実は下痢や便秘だけの問題ではありません。
【例:腸が冷えると起こること】
=腸内細菌の発酵活動が鈍り、ビタミンやミネラル、ホルモンの材料がうまく作れない
=交感神経が優位になって腸の働きがますます悪くなるだけでなく、体全体の排泄器官の動きが鈍くなり、代謝が悪くなる。太りやすくなり、高血糖や脂質異常症などの生活習慣病につながる。
=細菌から身を守れなくなったり、古くなった細胞のエラーが治せなくなるため、病気や老化が進む
腸内環境が冷えると、もちろん腸内細菌の活動も鈍くなります。また、腸をぐるりと覆っている自律神経の働きも乱れがちになります。
全身の70%が腸に集まっていると言われている免疫細胞の動きも鈍くなり、免疫力も不安定になる可能性があります。
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お腹が冷える原因は?
お腹が冷えているパターンには、大きくわけて2種類あります。
=冷房・クーラー・扇風機のあたりすぎ、プールやお風呂の湯冷め、冷たいものの飲みすぎや食べ過ぎによるもの
=上記の急性の冷えを習慣にしてしまったことによるもの
ヒトには恒常性維持機能と呼ばれる、今の状態を維持しようとする機能が備わっているため、一時的な急性の冷えの場合は時間がたてば回復します。
しかし、これを繰り返して習慣化してしまうと、自律神経が乱れたり、胃腸の機能が低下した状態がデフォルトになるため、なかなか治りません。
まずは、お腹が冷える原因になっていることが習慣化していないかどうかチェックしましょう。
お腹が冷える原因は主に以下の7つです。
原因➁ 冷房(クーラー)・扇風機などの冷気に当たりすぎ
原因➂ 運動不足による筋肉の低下
原因➃ シャワー浴などの冷え習慣の慢性化
原因➄ 陰性の食品を食べることが多い
原因➅ ストレスが溜まっている
一つずつ見ていきましょう。
原因➀ 冷たい飲み物の飲みすぎ
冷たい飲み物ばかりを飲んでいると、物理的に腸の温度を下げてしまい、消化器官を弱める原因になります。
冷蔵庫で冷やした水、お茶、コーヒー、ビールなどを大量に飲んだり、アイスクリームを大量に食べるのはやめましょう。
・冷蔵庫で冷やしたお茶やコーヒー、ジュースなど
・冷蔵庫で冷やしたアルコールなど(ビールや焼酎、日本酒など)
・スムージー/アイスクリームなど
定期的に飲む水やお茶は、常温にして飲む方が胃腸にはよいとされています。
さらに、冷たい飲みものを多く飲む時期は、ただでさえ胃腸が弱っている可能性が高く、消化力が低下しているため、よく噛んで食べることを意識しましょう。
原因➁ 冷房(クーラー)・扇風機などの冷気に当たりすぎ
冷房(クーラー)・扇風機などの冷気に当たりすぎると、「冷房病」と呼ばれる冷えの慢性化が起こります。
=自律神経が不安定になり多くの不調が起こりやすくなること。造語。
=体の冷え、肩こり、腰痛、疲労感、便秘、下痢、むくみ、肌あれ、睡眠不足、頭痛、めまい、だるさ、生理痛や月経不順などが起こる
原因➂ 運動不足による筋肉の低下
1日中デスクワークの方や、慢性的な運動不足によって筋力が低下している場合、そもそも血行が悪く、胃腸が冷えやすい傾向にあります。
特に腸の周りを守ってくれている筋肉「骨盤底筋群」などの筋力が低下すると、腸や子宮などの冷えによって、機能が低下しがちになります。
普段から定期的にストレッチやウォーキングをするのはもちろん、せめて姿勢を正すことから始め、締め付ける下着などははかないように気をつけましょう。
原因➃ シャワー浴などの冷え習慣の慢性化
1日の疲れをとる夜の入浴時間は、体をしっかり温めて質の良い睡眠習慣を作るために、湯船にゆっくり浸かることを心がけましょう。
夏の暑い時期だからと言って、冷たい水だけのシャワー浴のみにすると、自律神経の切り替えをスムーズにして、入眠しやすい環境を作るのが難しくなります。
慢性的にシャワーだけという生活を送ると、自律神経が不安定になりやすく、結果的に冷えやすい体質になります。
原因➄ 陰性の食品を食べることが多い
食べ物にもお腹を冷やしやすい「陰性」の食べ物があります。
どんな食べ物もバランスよく食べることが基本なので、「陰性」の食べ物を食べてはいけないわけではありません。
しかし、特に夏の時期は体を冷やす性質がある食べ物が多く、そこに物理的に冷えた飲みものやアイスクリームなどの嗜好品がプラスされると、慢性的に内臓を冷やす食習慣があたりまえになってしまいがちです。
下痢の症状があるときはもちろん、お腹を触った時に冷えていると思われる時は、「陽性」の食品や物理的に温かいものも積極的に採りましょう。
・寒い地域で栽培される
・色が濃い食品が多い
・水分が少ない
・旬の時期は冬
例:りんご、ごぼう、人参、れんこん、しょうが、ねぎ、玄米、黒砂糖、海藻、鮭、卵、赤身肉、黒豆、発酵食品(味噌、醤油など)など
・暑い地域で栽培される
・色が薄い食品が多い
・水分が多い
・旬の時期は夏
例:バナナ、みかん、すいか、白菜、きゅうり、トマト、精白米、白砂糖、バター、牛乳、豆腐、脂質の多い肉、緑茶、コーヒー、酢など
原因➅ ストレスが溜まっている
お腹の冷えは、ストレスによっても起こります。
ストレスがかかっている時は、自律神経のうち「交感神経」が優位になります。
副交感神経=ブレーキ (リラックス時や睡眠時などに優位になる)
胃や腸などの消化器官は、副交感神経が優位な時に活発に活動するので、交感神経が優位なストレスを抱えている時は、血流が停滞し、内臓の働きが鈍くなってしまいます。
ストレスは胃腸を冷やし、下痢や便秘を招く原因になります。
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下痢だけじゃない!お腹が冷えるデメリット
「下痢体質じゃないから大丈夫!」と思っている方も安心はできません。
お腹が冷えることによるデメリットは、下痢や便秘だけではありません。
デメリット➁ 子宮が冷える/生理痛が重くなる
一つずつ見ていきましょう。
デメリット➀ 太りやすくなる/老化しやすくなる
お腹が冷えるデメリットとして、太りやすくなったり、老化しやすくなることが挙げられます。
胃腸が冷えると、血流が滞り、新陳代謝をスムーズに行うことが難しくなったり、基礎代謝が停滞してしまうリスクがあります。
新陳代謝が正常に行われなければ、古い細胞がエラーを起こしていてもそのままになってしまうので、病気にかかりやすくなったり、細胞が古いまま老化します。
また、基礎代謝が下がり、胃腸の機能が低下することで、老廃物を排出できない体になるため、太りやすくなります。
デメリット➁ 子宮が冷える/生理痛が重くなる
お腹が冷えるデメリットとして、もうひとつ心配なのは子宮が冷えることです。
胃腸と子宮は隣り合わせの臓器なので、胃腸が冷えて血流が悪くなれば、子宮も血流が悪くなりかねません。
そうなると、生理痛が重くなることはもちろん婦人科系のトラブルを誘発することがあります。
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お腹が冷えた時の下痢の対処法は?
お腹が冷えることによるデメリットはとても大きいので、お腹が冷える慢性的な習慣がデキてしまう前に、対処していきましょう。
できることは以下の6つです。
対処法➁ 体が温まる陽性食品を意識する
対処法➂ 湯船にゆっくりつかる
対処法➃ 腹巻やカイロを活用する
対処法➄ 適度に運動する
対処法➅ ストレスをためない
一つずつ見ていきましょう。
対処法➀ 飲み物は常温か温めて飲む
なるべく胃腸を冷やさないように、水分補給のための水は常温で飲み、特別なのみものもなるべくカフェインが含まれていない温かいハーブティーやルイボスティー、野菜スープや味噌汁なども活用しましょう。
対処法➁ 体が温まる陽性食品を意識する
なるべく胃腸を冷やさないように、体が温まる「陽性」の食品を意識して食べるようにしましょう。
・寒い地域で栽培される
・色が濃い食品が多い
・水分が少ない
・旬の時期は冬
例:りんご、ごぼう、人参、れんこん、しょうが、ねぎ、玄米、黒砂糖、海藻、鮭、卵、赤身肉、黒豆、発酵食品(味噌、醤油など)など
対処法➂ 湯船にゆっくりつかる
1日の終わりには、湯船にゆっくりつかる習慣をつけましょう。
寝る1時間前に入浴を終えるようにすると、深部体温が下がるタイミングで眠りにつけるので、スムーズに入眠でき、自律神経を安定させる習慣がつきます。
ここで熱すぎるお湯につかると、交感神経が優位になってしまうため、39度~40度ぐらいの熱すぎないお湯につかることが重要です。
対処法➃ 腹巻やカイロを活用する
室内がクーラーや冷房で寒い時でも自分のお腹を守れるように、はおりや腹巻、カイロなどを活用しましょう。
腹巻は締め付けがきついと逆効果なので、締め付けないタイプのものを探しましょう。
締め付けが気になる方は、調節しやすいカイロなどのほうが使いやすいかもしれません。冷房が直接当たる場所をさけて、ムリしないことが大切です。
対処法➄ 適度に運動する
毎日自分ができるかんたんな運動を習慣にしましょう。ウォーキングやラジオ体操は、自分の運動能力に合わせて負荷を調整できるのでおすすめです。
毎日1000歩しか歩いていない方はもう1000歩プラスした2000歩、3000歩しか歩いていない方はもう1000歩プラスした4000歩など、自分の運動能力に合わせて調整しましょう。
運動嫌いな人でも挑戦しやすいのが、ラジオ体操です。毎日同じ時間に取り組むようにして、習慣にしましょう。
また、大事なのは日々の姿勢です。姿勢が悪いとそれだけで体に負担をかけるので、背筋をピンと伸ばして、頭の先っぽを天井につられていることを意識しましょう。
対処法➅ ストレスをためない
胃腸を冷やさないためにいちばん重要なのは、ストレスを貯めないことです。
ストレスというのは怖いもので、溜まっているだけで自律神経のバランスがおかしくなってしまいます。
前述したように交感神経が常に優位な状態の方は、下痢や便秘はもちろんのこと、太りやすくなったり、眠れなくなったり、それがさらに胃腸に負担をかける原因になります。
がんばるのも大事なことですが、それと同じくらいムリしないことも大事です。
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まとめ:お腹が冷えると下痢になる?対処法6選
お腹が冷える原因は、単純に冷たいものを食べただけ、寒い場所にいただけではありません。日々の何気ない習慣が、内蔵型冷え性を招き、体の不調を誘発しています。
原因➁ 冷房(クーラー)・扇風機などの冷気に当たりすぎ
原因➂ 運動不足による筋肉の低下
原因➃ シャワー浴などの冷え習慣の慢性化
原因➄ 陰性の食品を食べることが多い
原因➅ ストレスが溜まっている
これらの習慣を放置していると、下痢や便秘だけじゃなく、太りやすくなったり、老化しやすくなったり、病気になりやすくなるので、習慣になる前に適切な対処が必要です。
対処法としておすすめなのは、以下の6点です。
対処法➁ 体が温まる陽性食品を意識する
対処法➂ 湯船にゆっくりつかる
対処法➃ 腹巻やカイロを活用する
対処法➄ 適度に運動する
対処法➅ ストレスをためない
自分の生活を見直して、できることから1つずつ習慣を変更していきましょう。
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