【この記事で解決できるお悩み】
・料理教室を開業するのに資格は必要?
・料理教室を開業する時に役立つ資格をおしえて
・料理教室を開業し、運用するまでの具体的なステップが知りたい!
この記事では、こんなお悩みを解決します!
「自宅で料理教室を開業して、好きなお料理をお仕事にできたらなぁ」
お料理が好きな方の中には、そんな夢をお持ちの方も多いハズ。
…とはいえ、何から始めたらよいかわからず、まずは「調理師や管理栄養士の資格をとらなくちゃ」と意気込む人も多いみたい。
でも、その資格、本当に必要なのでしょうか?
今回は、料理教室を開業する時に必要なものを大解説!
料理教室を開業し、運用するまでの具体的なステップと役立つ資格、必要な届け出について整理してみました。
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この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
結論:料理教室を開業するのに資格は必要ない(例外あり)
結論から言うと、料理教室を開業するために、資格は必要ありません。
ええええ。そうなの?絶対に「調理師」とか「管理栄養士」とか必要だと思ってた。
わかる!わたしもそう思ってました。料理教室を開業するために「調理師資格」とか「管理栄養士資格」をとりたい!って思いがちよね。
最初はみんな不安です。
不安のあまり、特に必要があるわけでもないのに、莫大なお金と時間がかかる資格をとろうとして、夢から少し遠ざかる方がいます。
ひとつずつ見ていきましょう。
国家資格「調理師」は不要
料理教室を開業するために必要な資格として誤解されやすいのが、「調理師」です。
調理師
=飲食店などでの調理業務を行う人
=名称独占資格なので調理師資格を持たない人が「調理師」と名乗ることはできない
公益社団法人調理技術技能センターが発表する「令和4年度調理師試験」の内容から、資格詳細を確認すると以下のとおりです。
調理師 | |
---|---|
資格種類 | 国家資格 |
分野 | 食品 |
認定団体 | 厚生労働省 |
根拠法令 | 調理師法 |
試験科目 | 公衆衛生学、食品学、栄養学、 食品衛生学、調理理論、食文化概論 |
出題数・出題形式 | 全60問、マークシートによる四肢択一方式 |
合否判定基準 | 原則として全科目の合計得点が満点の6割以上 (ただし、1科目でも得点が当該科目の平均点を 著しく下回る場合は不合格) |
調理師は、飲食店などで料理をする人が持つ資格。
飲食店で「調理師」を名乗るのであれば、必ず必要な資格です。
しかし、自宅などで料理教室を開業したいあなたは、「調理師」を名乗りたいでしょうか?
別に名乗りたくないなぁ…。自宅で料理教室を開業する時に使う資格じゃないですね。
そうなんです。調理師は飲食店に就職するならすごく有用な資格ですが、料理教室の開業には必要ありません。
飲食店の求人募集では、調理師の資格を持っているかどうかで応募できる件数が大きく異なります。
また、子育てなどで長く仕事を離れていた場合に自分の調理技術を証明しやすいので、再就職しやすくなるというメリットがあります。
「調理師」は、飲食店に勤めることが目的の場合は役立つ資格ですが、料理教室の開業においては必要ない資格です。
国家資格「管理栄養士」は不要
料理教室を開業するために必要な資格として誤解されやすいのが、「管理栄養士」です。
管理栄養士
=企業や学校などで栄養管理を行う人
=食生活のアドバイスが求められる場所で活躍できる
=名称独占資格なので管理栄養士資格を持たない人が「管理栄養士」と名乗ることはできない
厚生労働省のホームページによると、管理栄養士の資格詳細は、以下のとおりです。
調理師 | |
---|---|
資格種類 | 国家資格 |
分野 | 栄養、健康、食品 |
認定団体 | 厚生労働省 |
根拠法令 | 栄養士法 |
試験科目 | ア社会・環境と健康|イ人体の構造と機能及び疾病の成り立ち|ウ食べ物と健康|エ基礎栄養学|オ応用栄養学|カ栄養教育論|キ臨床栄養学|ク公衆栄養学|ケ給食経営管理論 |
出題数・出題形式 | 全200問、マークシートによる五肢択一方式 |
合否判定基準 | 原則として全科目の合計得点が満点の6割以上 |
管理栄養士は、企業や学校、その他食事を提供する施設などで、メニューの作成や栄養管理を行う人が持つ資格です。
「調理師」と同様に、「管理栄養士」と名乗る必要があるのであれば、必ず必要な資格です。
しかし、料理教室を開業したいあなたにとって、「管理栄養士」を名乗るタイミングはあるでしょうか?
もちろん「管理栄養士」が経営する料理教室というブランドで経営するなら、管理栄養士は必要です。そんな予定がない場合は、栄養士も全く必要がない資格ですね。
管理栄養士を取得しようとすると、数百万円の学費と2~4年の通学時間、さらに実務経験が必要になるため、本当に必要であれば、料理教室の開業は数年後まで待たなくてはなりません。
本当に待つ必要があるのか、自分の目標や夢の整理が必要です。
料理教室を開業する際に資格が役立つ人もいる
料理教室の開業のために資格は必須ではありません。
ただし、資格を上手く利用して、経営的に成功している開業の先輩たちはたくさんいます。
例えば、一部の資格では取得者に対して、料理教室を開業しようとしている人をサポートする制度を設けています。
また、同じ資格を取ろうとしている人や先輩たちの中に、料理教室を開業したいという同じ夢を持つ人がいます。
そんな先輩たちとの出会いによって、やるべきことが明確になっていく可能性があります。
これだけのことを初心者がひとりで考えてやるのは、やっぱり大変ですよね。資格取得者同士のコミュニティって、同じようなことをしている人も必ずいるから、すごく参考になるんです。
さらに、資格を持っていると集客面でも有利です。
通常、料理教室がオープンする前からしっかりと集客プランを練って、SNSなどの運用やチラシ配りをするのは普通です。
しかし、資格取得者はこれにプラスして、資格取得者内のコミュニティで宣伝をさせてもらえたり、資格団体のホームページや冊子等に掲載してもらえる可能性もあります。
中には資格団体を通じてTVなどのメディアに取り上げられることもあり、資格団体に所属しておくことが有利に働くことも少なくありません。
人が集まる場所にいると思わぬチャンスがあるものです。一人でコツコツ開業準備をすることも大事ですが、周りの人に相談してみることもとても大切です。
開業の先輩たちにいろいろ聞けるのも大きいよね。私も発酵ライフアドバイザー資格を取って、明らかにチャンスが増えました!
料理教室の開業に役立つ資格
料理教室の開業に役立つ、おすすめの資格を8つ紹介します。
一つずつ見ていきましょう。
食品衛生責任者(東京都食品衛生協会)
食品衛生責任者は、料理教室や飲食店を開業する際に役立つ可能性が非常に高い資格です。
食品衛生責任者を取得すると、料理教室や飲食店を開業するとよくある悩みやトラブルが解決できるスキルが身につきます。
➀味見等で食中毒がでないための予防方法
衛生管理の方法や食中毒の発生の予防知識を学ぶ
➁店舗や施設の営業停止にならないための予防方法
店舗や施設の営業停止など社会的信用の失墜を防ぐ方法を学ぶ
料理教室でも味見をさせる教室などは、基本知識として知っておいた方がよい情報だよ。
発酵ライフアドバイザー(発酵ライフ推進協会)
発酵ライフアドバイザー養成講座は、発酵ライフ推進協会が認定・運用する資格で、味噌づくりや醤油づくり教室だけでなく、発酵食品や和食がテーマの料理教室やパン教室など、多くの料理教室の開業に役立つ可能性が高い資格です。
和食調味料はほとんど発酵食品だし、洋食だってそもそもパンが酵母菌にお世話になりまくりだし、発酵食品を全く使わない料理のほうがめずらしいもんね!
グローバルインフォメーションの市場調査レポートによると、世界の発酵食品の市場規模は、年平均成長率5.7%が見込まれている注目産業です。
発酵について詳しく勉強し、その知識をお仕事にしている方は多くいらっしゃいます。
【発酵ライフアドバイザー資格取得後の活動例】
・カフェや飲食店を開業
・料理教室を開業
・企業内のメニュー開発プロデュース
・発酵メディアの編集長に就任
・栄養アドバイザーへの転身 など
発酵ライフアドバイザー養成講座を運用する発酵ライフ推進協会は、理事長が元飲食店経営者であることもあり、飲食店や料理教室の開業サポートはもちろん、個々の発酵ライフアドバイザーの特性を生かした活動を応援する制度が充実しています。
サポート制度の一部をご紹介すると、以下のとおりです。
➀講師養成講座が無料で受けられる
講師養成講座×3科目(甘酒、味噌、醤油)を無料で受講でき、「伝え方」を学ぶことができます。
➁最新のテキストとレシピが購入できる
既存のテキストとレシピを使って、短時間で料理教室をはじめることができる
➂アシスタント体験制度が利用できる
いきなり講師デビューするのが不安な方のために、協会主催の1DAYレッスンの講師アシスタントが体験できる
講座の流れや組み立て、準備するものがすべて目で見て確認できる
すでに開業している先輩も多いし、料理教室を開業したい方にとっては、至れり尽くせりな資格なんですよね…!
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野菜ソムリエ (日本野菜ソムリエ協会)
野菜ソムリエは、野菜や果物を使用することが多いヘルシーフード系の料理教室を開業する際に役立つ可能性が非常に高い資格です。
なぜなら、野菜ソムリエを輩出している日本野菜ソムリエ協会は、協会認定の料理教室のサポートに力を入れている団体だから。
野菜ソムリエだからとって、八百屋をサポートしているわけではなく、それぞれの資格取得者に合わせた飲食店や教室のサポートをしています。
【野菜ソムリエのお店・教室例】
・野菜・果物食べ比べ付き料理教室
・お弁当専門料理教室
・パン屋
・お菓子屋
・お弁当屋など
日本野菜ソムリエ協会では「認定料理教室」としてライセンスを提供し、そのライセンス契約を結んだ教室にはさまざまなサポートを行っています。
サポート制度の一部をご紹介すると、以下のとおりです。
➀旬の野菜・果物のテキストを提供
既存のテキストを個々の教室で使用できる
➁教室のアピールの場を提供
協会ホームページや出版物で紹介されたり、雑誌やテレビなどのメディアの取材があることも
➂ライセンスを提供
認定教室のロゴなどのブランディングツールが利用できる
食育インストラクター(NPO日本食育インストラクター協会)
食育インストラクターは、子ども向けの料理教室を開業する際に役立つ資格です。
食育インストラクターを取得すると、食育を基礎から学ぶことができ、近年習い事のひとつとして人気の子供向けの料理教室を開くスキルを身につけることができます。
食育インストラクター資格は、以下の5段階に分かれています。
プライマリー:食育の基本
通信教育にて食育の3本柱や基礎知識を学び、問題意識を持ち日々の生活に活かすことができる
四級:食育の基礎技術
食育の基本をふまえ、家庭料理の基礎技術を学び、日々の生活に活かすことができる
三級:食育の実践と伝え方
食育の重要性を理解し、料理技術を向上させ、日々の生活で食育を実践し身の回りの方々に伝えることができる
2級と1級は、国家資格や実務経験が必要なので注意してね。
食育栄養アドバイザー(日本統合医学協会)
食育栄養アドバイザーは、日本統合医学協会が認定・運用する資格で、子ども料理教室や介護食などの家族の年齢や課題に合わせた料理教室の開業に役立つ可能性が高い資格です。
全方位的に「食」について学ぶ資格というよりも、「食」と「教育」について学ぶことができる資格なので、よりニッチで個性的な知識が身につけられます。
食育っていっても、子どもに限ったことではなく、「成長と年齢に合わせた食事」について学ぶので、介護などが気になる方も勉強になるよ。
新しい時代を作る子どもへの食育はもちろん、これからは超高齢化社会を迎え、予防医学的な観点からも食を考えないといけない時代。
食育栄養アドバイザー養成講座を運用する日本統合医学協会は、医学博士や医療系国家資格などを有する人材を顧問に迎えたセルフメディケーションに注目している団体です。
受講条件 | だれでもOK |
受講費用 | |
学習方法 | 通信 |
学習概要 | 食育 |
学習内容 | ①食育について ②ライフステージ ③食事摂取基準 ④目的別の食べ方 ⑤健康維持 ⑥生活習慣病 |
学習動画教材 | あり(動画アーカイブ) |
学習期間 | 3か月 |
試験会場 | オンライン受験 |
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漢方コーディネーター(日本安全食料料理協会)
漢方コーディネーターは、漢方を使った料理教室を開業する際に役立つ資格です。
漢方コーディネーターを取得すると、症状や体質に合わせた、生薬の組み合わせを提案できるので、健康的な食生活を提案する料理教室を開くスキルを身につけることができます。
漢方コーディネーター | |
---|---|
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験申請 | インターネットからの申込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験科目 | 漢方とは|「対症療法」と「原因療法」|西洋医学と東洋医学の違い|漢方とハーブの共通点、相違点|漢方の歴史|養生と四季|漢方薬の特徴|漢方薬の使い方|漢方薬名と証と適応症状 |
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料理教室の開業に必要な届け出
料理教室を開業するのに資格は必要ありませんが、一部の届出は必要なため、オープン前に整理しておくことが大切です。
届け出についても少しややこしいのが、保健所への届出は必要ないのに、税務署への届出は必要なこと。ちゃんと整理しておきましょう。
保健所への届出は必要ない
自宅で料理教室を開業する場合、保健所への届出は必要ありません。
その理由は、事業の目的にあります。料理教室の目的はあくまで、「技術の提供」です。
飲食店のように「料理の提供」を目的としていないので、営業許可は基本的には必要ありません。
飲食店 | 料理教室 | |
---|---|---|
目的 | 料理の提供 | 技術の提供 |
営業許可 | 必要 | 不要 |
また、少し複雑なのですが、料理教室のレクチャーの段階で味見すること自体は問題ありませんが、その料理を販売する場合は届出が必要になります。
料理教室の講師が、営業許可をとっていない場所で自作のお菓子などを販売するのはNGです。
料理教室で営業許可が必要になる例
目的 | 必要な営業許可 | |
---|---|---|
講師が教えながら作ったお菓子を 生徒に持ち帰らせる | 料理の提供 | 菓子製造業許可 |
講師が教えたお菓子を追加して 販売する | 料理の提供 | 菓子製造業許可 |
講師が教えた料理を追加して その場で提供する | 料理の提供 | 飲食店営業許可 |
税務署への届出は必要
自宅で料理教室を開業する場合は、税務署へ「個人事業の開廃業等届出書」を提出しましょう。
あたりまえですが、開業したら個人事業主としての活動がスタートします。
届出書は開業してから1ヶ月以内に、現住所の管轄する税務署に提出するというルールがあります。
提出すべき書類やその書き方に関しては、お住まいの地域の管轄の税務署と地方税を担当する都道府県税事務所に問い合わせてみましょう。
届出書に必要事項を記入して提出するだけ!手続きは簡単なので、わからなければ都道府県税事務所に聞いて、しっかり準備してくださいね。
料理教室の開業に必要なマインド
自宅で料理教室を開業するためのハードルは、手続き上は高くありません。
ビジネスとして成功させるために重要なのは、資格や届出よりもマインド。マインドで重要なのは、以下の3つです。
ひとつずつ見ていきましょう。
目標を明確にする
料理が得意な方は、ついつい料理だけ素晴らしいものを準備すればOKと簡単に考えてしまいがちです。
しかし、料理教室を継続させるためには、教えるスキルをきちんと学び、経営的な視点を持つことがとても重要。
特に初期段階では、目標があいまいになりやすいので、いつまでにどのくらいの生徒さんを呼び、いつまでにどれくらいの売り上げを立てるのかなど、数値的な目標も意識するようにしましょう。
すぐに行動する
料理教室が上手くいっている人は、失敗を恐れずにすぐに行動します。
自分の仮説が正しいか、間違っているかを判断するためには、なるべく早く行動するほかありません。
どんどん失敗して、どんどん学び、どんどんよい料理教室を作っていくことを目指しましょう。
人と会う機会を作り一人で悩まない
自宅で料理教室を始めると、初期のころはどうしてもひとりになりがちです。
しかし自分の頭の中だけで考えても、なかなかベストな考えにたどり着けません。
たくさんの人と会う機会を意識的に作ったほうが、よい教室づくりのヒントになる可能性があります。
開業前にまずはお茶会を開いてみんなの意見を聞いてみるというのもかなり有用!
まずは資格を取りに行って、仲間づくりをしてみるのもいいかもしれませんね。
腸活ゲームを作った時、延べ100名以上の方に遊んでもらって、意見を聞いたのを思い出すなぁ…。資格をとることで好きなことが似ている仲間ができて、協力してもらえるのは予想しなかったメリットでした。
料理教室の開業・運営までのステップ
料理教室は資格をとって、届出をだして、開業したら終わりではありません。
料理教室の難しいところは、継続的に集客し、経営を安定させること。
経営しながら、自分らしい開業スタイルを見つける必要があります。
料理教室開業までの具体的なステップは以下の通り。
ひとつずつ見ていきましょう。
コンセプトを決める
料理教室を開業する上でなによりも大事なのが、コンセプトです。
今はネット検索をすればいくらでも料理教室が出てくる時代。個性がない料理教室は、なかなか足を運んでもらえません。
ここにしかない付加価値を提供できる料理教室を目指しましょう。
「発酵料理」「ハーブ料理」「薬膳料理」「酵素料理」「天然酵母」などなど…料理上手な主婦の方が、資格でニッチな知識を身につけて料理教室を始めるケースも多いですよね!
予算設定と開業資金の準備をする
レッスン費の設定は、開業する際の重要課題のひとつ。
安すぎても経営はうまくいきませんし、高すぎても集客できません。教える料理だけでなく、その土地の地域性や顧客層も踏まえた上で設定することが大事なので、最初はお試し価格で知り合い伝いに口コミで始めるケースも多いです。
ここで重要なのは、初期費用を無駄遣いしないこと。オープンしながら探っていく必要があるので、運用コストを低く抑えることを重視するのがおすすめです。
開業までに必要な申請を確認する
開業までに必要な申請は、その開業形態によって大きく変わります。
個人事業主として必要な開業届はもちろんのこと、他に必要な申請がないかどうか整理する時間を作るのが必要です。
開業後に38万円以上の年収を得たら、確定申告を行う必要もあるので、その後の申請についても最初から調べておいてね。
教室を開く場所を決める
料理教室を開く場所をどうするかは、実は経営的に見てとても重要な問題です。
土地柄によって客層は大きく変わり、受け入れられる料理も大きく異なります。
場所を決める時には、いくつかの候補地で開催される料理教室に実際に参加してみるのもひとつの手。
土地勘がない場所を候補にする場合は、そんな足を使った調査も有効です。
開業する土地を決めたら、自宅で開催するのか、レンタルのキッチンスタジオやカフェでやるのか、市民センターのような場所を借りれるのかなども検討する必要があります。
市民センターの料理教室と自宅の料理教室では、まったく雰囲気や客層が変わってくるので、よーく調査する必要があるよね…
教室の設備を決める
特に自宅で料理教室を開業する場合は、コンセプトにあった設備を整えることもとても重要です。
食器類や調理器具をはじめ、インテリアや電化製品など、コンセプトに合ったものを探しだすときりがありません。
めちゃくちゃ楽しい時間だけどねww
そのため、自宅開業の予定でも最初はレンタルスペースなどを使って、予算を抑える方も多いようです。
生徒を募集する・集客する
教室を開いただけでは、生徒は集まりません。
開業前の告知計画は入念に行い、適切な広告費の見積もりをすることも大切です。
最初は自分の知り合いなどのコミュニティ周りの方に低価格で参加してもらい、広告用の写真や体験談を集めたり、SNSやブログで宣伝環境を整えることから始めると、予算の節約になります。
協力してくれる仲間がいるとありがたいよね…わたしも発酵ライフアドバイザーの方々に自分が作った腸活ゲームをプレイしてもらって、意見をもらってたよ。
リピーターを増やす
料理教室の経営を安定させるためには、リピーターを獲得できるかどうかが大事なポイントです。
ポイント制度や割引券などリピーターだけのお得な仕組みを取り入れたり、リピーター同士が繋がれるコミュニティを運営するなど、さまざまな工夫をされている先輩たちがたくさんいます。
自分の料理教室に合った方法をみつけて、満足度が高く、リピートしてもらえる料理教室を目指しましょう。
まとめ:料理教室を開業するのに資格は必要?必要な届け出
結論から言うと、料理教室を開業するために、資格は必要ありません。
でも、料理教室を開業する際に資格が役立つ人もいるのは事実。
一部の資格では取得者に対して、料理教室を開業しようとしている人をサポートする制度を設けています。
また、同じ資格を取ろうとしている人や先輩たちの中に、料理教室を開業したいという同じ夢を持つ人がいます。
そんな先輩たちとの出会いによって、やるべきことが明確になっていく可能性があります。
料理教室の開業に役立つ可能性が高いおすすめの資格は、以下のとおり。
特に発酵ライフ推進協会「発酵ライフアドバイザー」と日本野菜ソムリエ協会「野菜ソムリエ 」は、資格取得者の料理教室の開業について、かなり好意的で、サポート制度が充実しています。
参考にしてみてね。