あつくなると、冷房が効きすぎた部屋に何時間もいないといけないことが多くて、なんとなーくのどがいたい・・・ということになりがち。
そんな時に、大根のど飴を食べたら、その効き目にびっくりしたんです。
大根は、いろいろな食べ方ができる身近な野菜だけど、意外と水分ばっかりで栄養ないんじゃない?と思っている人も多いみたい。
今回はとても身近な野菜、大根の効果効能をまとめてみました!(写真は以前作った、大根もちです。なんかおもちみたいw)
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大根とは?
生のまま食べればしゃきしゃきした食感がおもしろく、煮込むととろとろにもなるし、すりおろせばふんわりとした汁物のアクセントになるという、おそろしいほどに多様性がある大根!
旬は冬ですが、あえて気温が上がってきた今だからこそ、食べたい理由もあるんだよね。
大根の注目の栄養素
大根はそのほとんどが水分で、カロリーが少ない野菜の一つとして知られています。
緑黄色野菜を食べよう!といろいろなところで聞くかもしれないけど、大根は淡色野菜。
そんなに積極的に食べようぜ!って言われることって少ないかもしれません。
でもね、実はいろんなおもしろい栄養素がたくさん含まれているんです。
酵素
大根には消化を助ける酵素がたくさん含まれています。その種類はとても豊富!
=でんぷんを分解する酵素で、胃もたれや胸やけを防いでくれる
オキシターゼ
=高い解毒作用があり、魚のこげなどにふくまれる発がん性物質を解毒してくれる
お正月にお餅と一緒にだいこんおろしをからめた、からみもちを食べることがありますが、これはおもちをアミラーゼで消化しやすくして、胃もたれを防ごうとしてくれているんですよね。
また、さんまなどの焼き魚には、大根おろしがついてくるでしょ?
これは焼き魚のこげの解毒をしてもらおうとしているの。和食って、知れば知るほど、理にかなってて、ほんとにすごいです。
イソチオシアネート
もうひとつ、大根に含まれる成分として有名なのが「イソチオシアネート」です。
大根は、ちょっと辛みがあると思うのですが、その正体がこの「イソチオシアネート」です。
「イソチオシアネート」はただ辛いだけではなく、炎症を抑えてくれる効果があります。体内の血液をさらさらにしてくれるともいわれているんだよ。
大根の効果効能
では実際に大根にはどんな効果効能があるか、みてみましょう。
夏に助かる食中毒予防
温かい夏の間は、どうしても発酵・腐敗が進みがち・・・これってどういうことかというと、菌が繁殖しやすい状況がつくられやすいってことです。
いわゆる食中毒の原因になるような菌もそれは同じ。
大根には強い殺菌作用があるので、お魚やお肉料理にちょっと添えると食中毒の予防になります。
大根に含まれるイソチオシアネートの殺菌効果は相当なもので、ウィキペディアにはこんな情報も!
参考:ウィキペディア
ほんと?!生ガキをあらうお仕事の人に聞いてみたいですよね!笑
消化酵素が胃腸を整える
大根を食べると、胃腸がちょっとすっきりする・・・という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
胃酸過多でげっぷがとまらないとか、二日酔いで胃腸がもたれているように感じている時も大根は助けてくれます。
大根のジアスターゼが消化を促してくれることはもちろん、ビタミンCが肝臓の働きを高めてくれる効果があるんだって。
ビタミンCも酵素も熱に弱いので、煮た大根よりも大根おろしにして食べたほうが胃腸を整える効果は高そうです。
腸内環境を整えて便秘解消を促す
腸活推進派の腸内革命では、やっぱりとりあげたいのが便秘解消を促す効果です。
大根には食物繊維も多く、善玉菌が増えるといわれています。ロイテリ菌研究所さんのホームページでは、なんとお勧めの食材のトップになってたよ♪
大根・にんじん・山芋・サツマイモ・海藻類・きのこ類・大麦・こんにゃく・ごぼう・アスパラガス・玉ねぎ・とうもろこし・バナナ・リンコ・大豆・はちみつ
参考:https://ohayo-bio-reuteri.com/about-humanbacteria.html
大根をすりおろしたときにでる水分にも、実は水溶性のカリウムが溶けだしていて、デトックス効果があるといわれています。水分もまるっとのんでしまうのが健康のためにはよさそうです。
大根の効果効能まとめ
大根って淡色野菜だし、そんなに注目されることもないので、あまり食べない人は接点がないかもしれないけど、いろいろなおもしろい成分が入っていることがわかりました。
消化酵素が胃腸を整える
腸内環境を整えて便秘解消を促す
夏はビールを飲みすぎて二日酔いになることも多いと思うので、大根を活用して肝臓をキープすることも必要かも?!
参考にしてみてくださいね!