腸内環境を整えると花粉症やアレルギーが緩和されることが良くあります。
これは、腸内環境が整うと、免疫系や自律神経系、内分泌系も安定することがわかっているから。
わたし、アレルギーないから大丈夫!
と思っている人が多いと思いますが、実は気が付かないうちに遅延型アレルギーが起こって、確実にあなたの身体に炎症を起こし、病気や肥満、老化のもとを作り出しているかも。実はわたしもそうでした。笑
今回は、遅延型アレルギーと即時型アレルギーの症状や原因の違いをまとめてみます!
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遅延型アレルギーとは?
アレルギーには、大きくわけて以下の2種類があります。
遅延型(3型)
遅延型アレルギーの症状
通常、蕁麻疹がでたり、死にいたる症状が出やすいのは、即時型といわれるアレルギーです。小さいころ、なにかしらの問題が起こって、病院行うアレルギー検査は、そのほとんどが即時型アレルギー検査だといわれています。
このように、「あれ?へんだな?」とか「いたい」、「かゆい」と症状がでるのは、即時性アレルギーです。
一方、遅延性アレルギーは、自覚症状がある方はほとんどいません。
炎症が起きても、症状は弱く、また反応がでるまでに数時間から数日かかります。
数日前に何を食べたかなんて、正確には覚えていない方も多いでしょうから、なんとなく違和感があっても何が原因かわかりませんし、体の違和感を感じない方もいます。
遅延型アレルギーの原因
アレルギーを起こす抗体には、以下の2種類があります。
IgG抗体
このうち遅延型アレルギーの原因になるのは、IgG抗体です。
IgG抗体とは?
IgG抗体は、IgE抗体よりも血液中にたくさんある抗体です。
炎症が起きるまでのプロセスがとても穏やかなのが特徴で、場合によっては数日かかることもあります。
免疫細胞は一生懸命この抗原を排除しようとしますが、気が付かずに慢性的にアレルギーが起こる食材を食べ続けてしまうと、長期間にわたって免疫細胞に負担をかける抗原が体内を循環することになるので、体組織への沈着が起こるといわれています。
遅延型アレルギーをほおっておくと、太りやすくなる
ふるたクリニックさんのホームページにはこのような説明がかかれていました。
参考:https://www.furuta-clinic.jp/k_chien.html
遅延型アレルギーと即時型アレルギー
ここでは、遅延型アレルギーと即時型アレルギーの抗体や症状を比較してみたいと思います。
遅延型アレルギーと即時型アレルギー比較表
遅延型アレルギーはとにかく自覚症状がないのがとてもこわいですね。確実に身体の中では老化や病気のもととなる炎症が起きているのに、本人は気が付けません。
遅発型フードアレルギー | 即時型フードアレルギー | |
---|---|---|
抗体 | IgG | IgE |
症状 | 肌荒れからメンタルの不調などさまざま。慢性的に症状が出続けてしまうことも多い。 | 呼吸困難、アナフィラキシー、かゆみ、じんましん、腹痛、下痢などが多い |
出現までの時間 | 食物を摂取後、数時間?数日後。気が付かずに食べ続ければ慢性化。 | 食物を摂取後、短時間(通常30分以内) |
年齢 | 小児・成人 | 小児 |
アレルゲン | 卵、乳製品に多い | 卵、そば、小麦、甲殻類、ピーナッツなどが多い |
自覚症状 | ない | ある |
遅延型アレルギーの反応が起きやすい食材
三田国際ビルクリニックさんのホームページには、遅延型アレルギーが起きやすい食材について、ランキングが掲載されていました。その結果はこちら!
2位:卵白
3位:ヨーグルト
4位:牛乳
5位:ホエイ
参考:http://www.mkb-clinic.jp/index.asp?patten_cd=12&page_no=376
なんとなんと、わたくしごとですが、私の遅延性アレルギー物質は、まさに卵黄、卵白、ヨーグルトです。笑
われらが発酵食品のヨーグルトですが、私は遅延性アレルギーを持っているので、それがわかってからは食べなくなりました。
でも、正直にいうと、もともとヨーグルトを食べたときに、おなかがなんとなく気持ち悪い(膨張感がある?)気はしてたんです。今思うと、あれが炎症が起きていた証拠だったのかも?
遅延性アレルギーの症状は人によって全く違います。頭痛がするっていう人もいれば、下痢になるっていう人もいるし、怒りっぽくなるっていう人もいたな。笑
メンタルにもフィジカルにも影響がある可能性があるのですが、まさか遅延型のアレルギーが影響していたなんて、気が付かない方はほとんど…というか、全員なのではないでしょうか?
遅延型アレルギーと即時型アレルギーの違いまとめ
遅延型アレルギーと即時型アレルギーの違いはこちらです。
遅発型フードアレルギー | 即時型フードアレルギー | |
---|---|---|
抗体 | IgG | IgE |
症状 | 肌荒れからメンタルの不調などさまざま。慢性的に症状が出続けてしまうことも多い。 | 呼吸困難、アナフィラキシー、かゆみ、じんましん、腹痛、下痢などが多い |
出現までの時間 | 食物を摂取後、数時間?数日後。気が付かずに食べ続ければ慢性化。 | 食物を摂取後、短時間(通常30分以内) |
年齢 | 小児・成人 | 小児 |
アレルゲン | 卵、乳製品に多い | 卵、そば、小麦、甲殻類、ピーナッツなどが多い |
自覚症状 | ない | ある |
遅延型アレルギー検査をしないとわからないので、わたしは一度してみることをお勧めしたいですが、やっぱりそれなりにお値段はかかります。
そこまではちょっと…と思われるなら、比較的アレルギーになる方が多い、卵や乳製品を食べるときは、少し体の変化を意識してみることも大事かもしれませんね。