お腹にガスがたまるガス溜まり・・・一度発生してしまうと、なかなか治らず、ずっと苦しくて耐えられない・・・そんな経験をしたことはありませんか?
ひどい便秘だった幼い日の私は、いつも腹部膨満感に悩まされておりました。これがなかなかつらいんですよね・・・。(´;ω;`)
お腹にガスが溜まってしまう、腹部膨満感の原因はさまざまです。
昔の私のように便秘で腸内環境が乱れている方はもちろんのこと、食事の時に空気をたくさん飲みこんでしまいおなかにガスをためてしまう方もいれば、洋服の締め付けから知らぬ間に腸を圧迫している方など、ちょっとした生活習慣や日常のクセが原因の方も少なくありません。
今回は、お腹にガスがたまる、腹部膨満感の原因とその解消法について、いろんなパターンを整理してみました。今、お腹にガスが溜まって動けない方、必見ですよ!
なぜ、お腹にガスがたまるのか?
便秘じゃないのに、ずっと何かが詰まったままのように感じて苦しい、腹部膨満感。
げっぷやおならが止まらないなら、まだ少しずつ改善しているような気がしますが、げっぷもおならも全く出ず、うんともすんとも言わない腸を抱えているのは、本当につらいものです。
お腹にガスがたまる原因はいろいろ考えられるので、まずは大きく3つのパターンに整理してみました。
お腹にガスがたまる3つのパターン
お腹にガスがたまり、腹部膨満感を感じる原因は、大きく分けて3つあります。
パターン2:ガスがカラダの中で作られすぎている
パターン3:ガスがカラダの中で停滞し、排出できないでいる
お腹にガスがたまるということは、お腹にガスを入れすぎているか、お腹の中で作られ過ぎているか、もしくは出すことができずにいるかの3つのパターンしかありません。
それではここからは、お腹にガスがたまる3つのパターンを1つずつみていきましょう。
パターン1:空気(ガス)をカラダの中に入れすぎている
1つ目は、食事をしながら空気をたくさん飲み込んでしまっているために、それが体の中でガスのようにたまっていて苦しい状態です。「空気を呑む」という意味から呑気症とも呼ばれます。
これは食事の際のクセのようなもので、特に早食いの方に多いと言われています。
空気をたくさん取り込むクセがある方は、その空気が胃腸にたまるだけでなく、その溜まった空気のせいで腸が圧迫され、腸の動きを弱めてしまいます。呑気症が原因で、腸の動きが弱まり、さらにガスをためやすい腸になってしまうので、腹部膨満感を感じてしまうとのこと。悪循環ですね・・・。
パターン2:ガスがカラダの中で作られすぎている
そして2つ目は、ガスがおなかの中で作られてしまっているパターンです。これは腸内環境に何らかの問題がある可能性が高いので、日々の生活習慣の見直しが必要になってきます。
人によって具体的な原因は違いますが、腸内に人間にとってあまりよくないガスを発生する悪玉菌が多くいる場合は、腸にガスが溜まりやすくなってしまいます。
お肉を食べ過ぎると、おならがくさくなったり、おならが多くでるように感じたことがある方もいるかもしれませんが、なぜそうなるかというと、ガスを出すタイプの菌が増えている可能性があります。
このような場合は、腸内環境を改善し、一部の菌がたくさんいる状態ではなく、菌の多様性が高まれば、ガスの異常発生もなくなるので、腹部膨満感を感じるほどの無駄なガスが産生されなくなります。
パターン3:ガスがカラダの中で停滞し、排出できないでいる
最後の3つ目は、腸の動きがなんらかの理由で鈍くなってしまっているケースです。ちゃんと健康的な腸のぜん動運動ができれば、腹部膨満感を感じる原因であるガスを外に出すことができます。
しかし、腸の動きが鈍ってしまっているので、なかなか排出できません。
お腹にガスがたまる原因
ではなぜ、これらの腸機能の低下がおこるのでしょうか?
ここからは、お腹にガスがたまる原因について、細かく見ていきましょう。
原因1:腸が締め付けられている
腸って結構デリケートなんです。
きついストッキングをはいたままでいたり、同じ姿勢で座っている時間が長かったりすると、腸を圧迫して、動きを鈍らせてしまうことがあります。
姿勢に気を付けて、締め付けたり、ムリのある格好にならないようにしておくのはシンプルですが、大事なことです。なるべくナチュラルな状態でいることは大事ですね。
あと会社や学校など、なかなか自由にトイレに行けない環境で、おならをガマンしていませんか?ガマンばっかりしていると、腸に負担がかかってしまい、ガスが溜まりやすくなってしまうので、難しいかもしれませんがガマンをしなくてもいい環境にする工夫は必要です。
原因2:腸のぜん動運動が弱い
腸のぜん動運動とは、便やガスを排泄するための腸の動きのことです。このぜん動運動が弱く、便秘やガスだまりが解消できない方がいます。特に筋肉が少ない女性に多いと言われています。
腸のぜん動運動がうまくいかなくて、便が停滞してしまうことを「機能性便秘」といいますが、便が長く溜まっていることで、また新たなガスを発生させたり、お腹が張ることによる食欲低下などの症状が現れることがあります。
運動不足や睡眠不足、栄養素の偏った食生活が原因になっているケースが多いと言われています。
原因3:腸内環境が悪化している
腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えると、腸にガスが溜まりがちになります。脂が多いお肉や糖質たっぷりのケーキ、脂をたくさん使ったチャーハンやラーメンなどの炭水化物ばかりを食べていると、悪玉菌が増えて、腸内環境にとってあまりよくないガスを発生させてしまいます。
また、体によいとされるものであっても、毎日同じものばかりを食べていたり、体にいいからと言って食物繊維を過剰にとると、お腹の中にいる悪玉菌のえさになってしまいます。
また、腸内環境はストレスともかかわりが深いことで知られています。
ストレスがたまると自律神経のバランスが崩れ、腸内細菌の働きが悪くなり、ますますガスがたまっていくので注意が必要です。
お腹のガスだまり解消法
腸が締め付けられたり、ぜん動運動が鈍くなったり、腸内環境が悪化したりと、いろいろな理由で発生するお腹のガスだまり。
お腹にガスがたまるのを防ぐ方法には、大きく3つあります。
解消法1:まずはガスの発生を抑える
一回ガスが溜まってしまうとなかなか外に出すことは困難なので、普段からガスの発生を抑える食生活や習慣を続けることはとても重要なことです。
まず、食べ物を食べるときは早食いをしないで、ゆっくり食べるだけでも違います。早食いは空気を多く飲み込むことになるので、なるべくゆっくりよく噛んで食べるのがおすすめです。
解消法2:ガスが発生しても溜まらないようにする
ちゃんと腸のぜん動運動が働いていれば、ガスが発生してもちゃんと外に出すことができます。よって重要なのは、ちゃんと腸を動かしておくこと。
そこで重要なのは、規則正しい生活です。腸は自律神経の影響を受けやすいので、睡眠をきちんととらないと自律神経のバランスが崩れ、腸内細菌たちが活発に動き回れる時間をつくることができません。
また腸のぜん動運動を促すために、海藻などに多く含まれるマグネシウムやいらないものを排泄する力に優れるカリウムを積極的に採ることをおすすめします。
解消法3:溜まったガスをつぶす
最後にもうガスが確実に溜まってしまっていて、胃腸を占領し、外に出すのが困難になってしまった場合です。これがいちばん苦しいパターンです。
今から腸内環境を整えても、苦しさを止めることはできません。そんな時によく使われるのが、ガスコン(ジメチルポリシロキサン)です。
ガスコン(ジメチルポリシロキサン)は、大幸薬品株式会社ホームページに以下のように説明されていました。
参考:大幸薬品株式会社ホームページより
http://www.seirogan.co.jp/products/bf/seibun03.html
どうしてももう苦しくてだめだ・・・と思ったときには、頼れる存在になってくれるかもしれません。
その他、漢方の世界にも腹部膨満感に効くと言われているものがいくつかあります。
=何度も便意を催すが、排便量は多くない場合や腹部膨満感や腹痛、下痢が気になる人向け。
=常習的な便秘のある人に向いている。、腹部膨満感や腸内の停滞感に効くと言われている。
=お腹や手足が冷えてしまって、腸のぜん動運動が十分ではない人の腸の動きを改善すると言われている。
まとめ
お腹にガスが溜まってしまう原因には大きくわけて3つのパターンがありました。
パターン2:ガスがカラダの中で作られすぎている
パターン3:ガスがカラダの中で停滞し、排出できないでいる
空気をたくさん飲み込まないようにするのはもちろん、普段から規則正しい生活習慣を送ることがなによりも重要です。同時に腸内環境を整えておくと、腹部膨満感を感じるほどの辛い状況にはならないはず・・・。
新年で食べ過ぎたばかりかもしれませんが、苦しいガスだまりを防ぐためにも、ぜひできるところから自分にあった腸活にトライしましょう♪
レッツ腸活!