いやはや、ものごとには良い面と悪い面があるなぁと感じるきょうこのごろ。
今日のテーマは最近、便秘改善効果が注目されている水溶性食物繊維の「グアーガム」です。
水溶性食物繊維の「グアーガム」は、食品添加物として、アイスクリームやドレッシングに使われることもあるので、体に悪いのかも・・・とちょっと心配になったりも。
今回は、「グアーガム」についてまとめてみました。
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グアーガムとは?
グアーガムは、パキスタン・インドで栽培されている「グアー」というマメ科の植物の種子からとれる、水溶性食物繊維です。
自然由来の水溶性食物繊維としての効果
グアーの主成分はガラクトマンナンです。グアーガムは、水溶性食物繊維なので、イヌリンなどと同じように、腸内細菌のエサになってくれて、腸内環境を改善することができる物質です。
排便回数が増えたり、排便量が増えたという研究結果も公開されているほどです。例えばJ-STAGEに掲載されているこの文献。
.残便感の改善もみられた.排便量は5g摂取群で増加の傾向に,15g摂取群で有意に増加した.排便時間は両群で有意に低下した。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jag1994/42/3/42_3_251/_article/-char/ja/
また、腸内フローラのビフィズス菌率が増えたという報告もありました。
参考:https://unlog.me/topics/guargum
グアーガムの腸内環境改善効果は、期待してもよさそうですね。
食品添加物としての効果
グアーガムは、実は多くの製品に食品添加物として使用されています。
粘性が高いので、増粘剤、安定剤、ゲル化剤として、とろみをつけたり粘り気を出します。例えば、ドレッシングをトロトロにしたり、アイスクリームや和菓子にも使われることが多いようです。
グアーガムは多くの論文で特に大きな悪影響はないと言われることが多いのですが、もちろん摂りすぎはNGです。
人によっては腹部が膨張したり、ガスが溜まったり、消化不良になることもあるようなので注意が必要です。いくら便秘によい食物繊維でも、大量にとるとマズイという良い例ですね。
グアーガムとは?まとめ
グアーガムとはマメ科グアーの胚乳部から得られる水溶性の食物繊維のことですが、食品添加物としてもよく使われています。
増粘剤、安定剤、ゲル化剤としてとろみをつけたい料理やタレ、ドレッシング、アイスクリームなどの成分表に表示されることが多い成分です。
基本的には水溶性食物繊維として腸内環境の改善に役立ってくれますが、食べ過ぎは注意が必要です。体質によって、何かしらの影響が出ることもありますが、基本的にはそんなに危険性が多い食品添加物ではないんですって。
参考にしてみてくださいね!
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