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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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ヘンプシードの効果・効能・食べ方 ~腸内環境を整える新スーパーフード~

工藤孝文先生
この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら

欧米のセレブや芸能人の間で人気沸騰中のスーパーフード「ヘンプシード」をご存じですか?
 
ダイエットにいいとか、美容にいいとか、言われているけど、腸内環境の改善や便秘改善の面でもとてもおススメなんです!
 

 
今日は話題の「ヘンプシード」についてご紹介します。
 
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目次

「ヘンプシード」とは?

ヘンプシードとは、「麻の種」のことです。
 
最近急に話題になって最新のスーパーフードのように扱われていますが、実は縄文時代から世界の文化圏で「雑穀」として食べられてきた食べ物ですなんですね。
 

「ヘンプシード」が急に注目されたワケ

現代人の偏った食習慣、そしてそれによる栄養不足が引き金となって、いわゆるスーパーフードと言われる、簡単に栄養素が摂れる食材に注目が集まっています。
 
特にヘンプシードはタンパク質のバランスがとっても良いらしいのです。
 

特にヘンプシードに含まれるたんぱく質は、体内では合成できず食べ物を通してのみ摂ることのできる必須アミノ酸と、体内で合成できる非必須アミノ酸のどちらも豊富に含まれており、アミノ酸には基礎代謝を促進させる働きも!つまり代謝がアップするということはダイエットや美肌づくりにも役立つということなのです。
参考:https://www.atpress.ne.jp/news/128283

 
あと、育てる時に農薬や肥料もあまり必要としないことで、余計なものをカラダに取り込む可能性が低いとも言われています。
 
あ、もちろん作り方、作る人によるので、全部が全部無農薬じゃないですよ。チェック必要!
 

ヘンプシードが採れるヘンプ(大麻)が農薬や肥料を必要としないため安全への評価も高く欧米ではチアシードに続くスーパーフードとして注目されています。
参考:http://kenbi-station.com/98.html

 

「ヘンプシード」って麻薬なの?

麻(ヘンプ hemp)は、大麻とか大麻草とも呼ばれる植物です。
 
大麻と聞くと、怖い!!!って思う方もいるかもしれませんが、大麻は大麻でも種類が違うので、怖がる必要はありません。
 
こんなに流通しているんだから、まぁ、もちろん「麻薬」ではないのは当たり前なんだけど・・・笑
 
大麻草でもいろいろな種類があって、いわゆる麻薬用のものとは違うということが筆子ジャーナルさんに書かれていました。
 

陶酔感を味わうために使うマリファナには、THC(テトラヒドロカンナビノール Tetrahydrocannabinol)という多幸感を引き起こす成分が多く含まれています。しかし、食用にしたり産業用に使う大麻は、この成分がとても少ないのです。
 
産業用、食用にする方は、THCが1%以下、マリファナにするほうは20%以上だそうです。
参考:http://minimalist-fudeko.com/hemp-sheed/

 

「ヘンプシード」の効果・効能

では、「ヘンプシード」を食べると、どんな効果効能が期待できるのでしょうか?
 

良質なタンパク質(アミノ酸)

私たちの体には、体内では合成できず、外から摂らないといけない必須アミノ酸が必要なのですが、「ヘンプシード」には、必須アミノ酸が豊富に含まれています。
 
アミノ酸は、私たちの代謝を助けてくれるため、細胞の新陳代謝を活性化させてくれる大切な栄養素!
 
肌のターンオーバーを助けて美肌にしたり、細胞の新陳代謝を助けて病気予防をしたり、代謝を高めて痩せやすい体にしてくれます。
 

良質なミネラル群

「ヘンプシード」は、鉄分、亜鉛、マグネシウムがとても多く、この3つに関しては、1日に必要な分量がスプーン大さじ2杯程度(30g)で取れてしまうんですって。
 
貧血気味の方、便秘気味の方からしたら、かなり効率的ですね!
 

食物繊維が豊富

スーパーフード系のものは大体多く含まれている食物繊維。「ヘンプシード」も例外ではありません。
 
先ほどミネラル群のところで描いたけど、マグネシウムも豊富なので、食物繊維とマグネシウムの「便秘改善栄養素の2大巨頭」がたっぷり含まれているんです。
 
食物繊維はもちろん、マグネシウムは便の水分を調節して、外に便を出しやすくしてくれます。
 

必須脂肪酸のバランスがカンペキ

ヘンプシードは、オイルとしても販売されています。
 
ヘンプオイルは、必須脂肪酸と呼ばれる人間の体にとって必要な脂肪酸のバランスがカンペキなんだって!
 
日本人の食事では、一般的に「リノール酸」を摂りすぎていて、「α-リノレン酸」が足りないと言われています。
 
「リノール酸」のとりすぎは、免疫系のバランスを崩してしまうので、アレルギーやうつの症状がでたり、動脈硬化やがんを招く原因になる可能性もあるのです・・・。
 
でも、このヘンプオイルは、必須脂肪酸の「リノール酸」と「α-リノレン酸」のバランスが3:1!オメガ6:オメガ3が3:1のバランスで摂取できるので、オイルとしては理想の構成をしています。
 
だからヘンプシードももちろんいいけど、ヘンプシードオイルを他のオイルと置き換えるのもおススメです。
 

「ヘンプシード」と「チアシード」の違い

そうそう、同じ時期に流行っているものだから、「チアシード」と「ヘンプシード」を同じものだと思う人もいるようです。
 
確かに栄養素的には似ているところも多いのですが、見た目は全然違います。笑
 
「チアシード」は、キウイの種みたいにプ二プ二してて、水に戻して食べるものですし、「ヘンプシード」は特に何もせずとも食べられます。
 
要は、料理の仕方、食べ方が違ってくるかもしれません。
 
自分の食生活と照らし合わせて、取り入れやすい方をまずは食べてみるのがおすすめだけど、栄養面でざっくり比べると
 

タンパク質が足りないと思っているなら「ヘンプシード」
食物繊維がより多く摂りたいと思っているなら「チアシード」

 
がおすすめです。
 
両方ともタンパク質も食物繊維も豊富ですよ~!でもより・・・というなら、大きな違いはそこかもしれません。
 

「ヘンプシード」の食べ方

「ヘンプシード」はもともとやわらかい種からできていて、調理しなくてもそのまま食べられるのが、すごいところです。例えば、すり鉢ですらないといけないとか、水に漬けておかないといけないとか、火を通さないといけないないとかは、一切なし!
 
なのに消化がとてもいいので、注目されているんですね!
 

ヘンプシードはもともと柔らかい種子なので、粉砕や浸水、調理を必要とせず、そのまま摂取しても消化しやすいのが特徴です。動物性食品や加工食品から栄養素を抽出しようとすると消化や吸収に時間がかかるのに比べ、消化器官へのストレスも軽減されます。
参考:http://hempfoods.jp/benefits-2/

 
これだけ便利だと、美容家の方の中には、そのままスプーンで毎日1杯ずつ食べる人もいるみたい。
 
私はサラダに振り掛けて食べたりしますが、正直何に振り掛けても大丈夫だと思います。お豆腐とかもちょっとした歯ごたえになって美味しいですし、ご飯に混ぜてもいいと思います。
 
一時期、ごまみたいな感覚でなんにでもかけていたけど、これはマズイ!とか、合わない!とかはなかったなー。
 
お菓子作りやパンを焼く人は、よく記事に混ぜて食べられていますね!それもおいしそうだし、栄養価がかなりパワーアップされて、それだけで一気に健康食になります。
 

「ヘンプシード」は食べ過ぎると・・・

人によっては、下痢になってしまう人がいるようです。
 
もしかしたら食物繊維やマグネシウムが利いているのかも?でも、食品なので副作用はないですが、何事も食べ過ぎはよくないので気を付けてくださいね♪
 

まとめ

今話題の「ヘンプシード」をまとめてみました。
改めて考えると、やっぱり「ヘンプシード」はダイエット中の方や腸活中の方にとって、結構スグレモノのような気がします。
 
あとね、何にでも振り掛けちゃえばいいので、そういう意味では便利です。食べ過ぎは注意ですけどね。私もまた食べ始めようかな。
 
腸活の参考にしてください。
 

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