


ミネラルいっぱいの海藻は海の恵み。
島国である日本は、昔から海藻をたくさん食べてきたためか、日本人の腸には、外国人からは見つかっていない海藻と相性のよい酵素が見つかったりと、日本人と海藻の相性の良さも話題になっています。
そんな中、海藻に含まれる成分から、日焼け止め成分が確認されたという研究発表されました。
んん?これはチェックしておかなければ!海藻と日焼け止め、そして美白・美肌との関係をまとめてみました。
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海藻には日焼け止め効果あり?!
今回の海藻に関する研究の詳細は、キングス・カレッジ・ロンドンの研究者が発表し、「British Journal of Dermatology」オンラインに掲載されたものです。その内容はこちら。
人間の皮膚細胞を使用した実験では、非常に低い濃度のMAAでも、太陽からの有害な放射線を効果的に吸収し、UVR誘発損傷から皮膚細胞を保護できることが示された。
参考:http://bhn.jp/news/89872
マイコスポリン様アミノ酸とは?
さて、パリチンとはなんぞや。ですよ。
マイコスポリン様アミノ酸の一種であるパリチン。
同記事の中には、パリチンについてこのように説明されていました。
研究者らは、今回の成果は環境に悪影響を及ぼすことなく人間の皮膚を保護する、環境適合性があり無毒性の天然日焼け止め剤の開発に役立つ画期的なものであると述べている。
参考:http://bhn.jp/news/89872
パリチンに関しては、まだデータがすごく少ないようです。
ちょっと範囲を広げて、マイコスポリン様アミノ酸について調べてみると、やっぱり紫外線から生物が身を守るために蓄えている成分であることがわかりました。
=MAAs(マース)
とも呼ばれるようです。
MAAs(マース)の特徴
株式会社ドクターズチョイスさんによると、MAAs(マース)の特徴はこのとおり。
様々な生物群から約20種類が知られている
有害な紫外線から身体を守るために生物が蓄える“天然の紫外線防御物質”
参考:http://www.drs-choice.co.jp/materials/maas/
アミノ酸ではあるけど、なんとなく植物が持つ自己防衛システムという意味では、ポリフェノールのようですね。特にMAAs(マース)は有害な紫外線から海藻が身を守るためのもので、皮膚に活性酸素が発生しないようにしてくれると言います。
だから「次世代紫外線対策」と言われているわけだ・・・。
MAAs(マース)に関する研究
海藻に含まれるMAAs(マース)については研究が進んでいて、微生物を使って生成する方法を研究している企業もあります。
参考:https://www.nagase.co.jp/assetfiles/news/20160531.pdf
まだ海藻の成分であるマイコスポリン様アミノ酸を使った日焼け止めの市販品は少ないですが、研究が進んでたくさん作れるようになったら、広まってくるかもしれませんね。
海藻には日焼け止め効果ありまとめ
海藻にはやっぱり驚きのチカラがたくさんあるようです。今回のマイコスポリン様アミノ酸のような紫外線から身を守る成分も、とても独特。
まだ、研究中ではありますが、これから市販の日焼け止め製品の中にもマイコスポリン様アミノ酸を使ったものが増えてくるかもしれません。
どんどんおもしろいものができてくるね!!海藻にも再注目です!とりあえず、ひじきやわかめ、海藻を食べよう。
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