ダイエットしたい!やせたい!・・・でも食べたい。笑
ダイエットに成功するためには、自分自身の食欲のコントロールが大きな課題です。
食欲さえ抑えられれば、痩せられるのに・・・そんなことを思っている方も多いのではないでしょうか?
今回のお話はそんな方に朗報!
私たち人間の体に備わっている満腹を感じるホルモン「レプチン」とは?
そしてそのレプチンは増やすことができるのか?
今回は、「レプチン」についてまとめてみました!
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満腹ホルモン「レプチン」とは?
私たち人間の体には脂肪細胞が存在し、その脂肪細胞から満腹を感じるホルモンである「レプチン」が分泌されています。
この「レプチン」が私たちの体重をコントロールしていると言っても過言ではありません。ではその満腹ホルモン「レプチン」のメカニズムからみてみましょう。
満腹ホルモン「レプチン」のメカニズム
満腹を感じるホルモン「レプチン」は、基本的には、食事の後に分泌されます。
レプチンが分泌されると、脳の視床下部にある満腹中枢が刺激され、満腹感を感じます。その結果、食欲が抑制されるしくみです。
食べる
↓
レプチン分泌
↓
満腹中枢に刺激
↓
満腹だと感じる
太っている人はこのレプチン分泌に対する感受性が弱く、逆に痩せている人はレプチン分泌に対する感受性が強いと言われています。
しかし肥満の人や動物では、血中のレプチン濃度が高くても、摂食の抑制が起きない。
参考:http://www.naoru.com/reputin2.html
満腹ホルモン「レプチン」がちゃんと感じられる体をもっていないと、満腹感を感じることができず、制限なく食べ続けてしまうのです。そう考えると、レプチンってすごく大事ですよね。
満腹ホルモン「レプチン」の意味は、「〇〇ホルモン」?
もともと、レプチンという名前はギリシャ語の「レプトス」に由来しています。
なんと、「レプトス」って、「痩せる」という意味なんですって!
レプチンは昔から、「痩せる効果のあるホルモン」ということが知られていたんですね。
満腹ホルモン「レプチン」は、未来のやせ薬?
満腹ホルモン「レプチン」は、私たちの食欲を抑えるだけでなく、交感神経にも働きかけて、脂肪の蓄積を抑制してくれると言われています。
その作用のために、未来の「痩せ薬」としても期待され、研究がすすめられています。
このようにレプチンは食料摂取量とエネルギーの消費に関連しており、研究が進展しているところと言えます。
参考:http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=488814&comment_sub_id=0&category_id=113
もしかしたら、近いうちにレプチンを使ったやせ薬ができるかも?しれません。
満腹ホルモン「レプチン」の量は、個人差あり?
さきほども説明したように、レプチン分泌に対する感受性が強い人は痩せやすく、弱い人は太っている傾向にあります。
だから太っている人は、血中レプチン濃度が高い人が多いんですって。
参考:http://www.dm-net.co.jp/calendar/2010/010759.php
昭和女子大学の学術機関が発表している論文「後期高齢女性における血清レプチン濃度」によると、やっぱり痩せている人は、血清レプチン濃度が低くなりがちとのこと。
血清レプチン濃度はBMIと正相関であった。
参考:file:///C:/Users/hiromi/Desktop/KJ00004435122.pdf
同じものを食べていても、すぐに満腹感を感じる人と、いつまでもいつまでも食べ続けている人がいますよね?
これは、満腹ホルモン「レプチン」の量の違いなのでは?と言われています。
肥満のいちばんの原因は、「レプチン抵抗性」だった!
実はもともと日本人は、満腹ホルモン「レプチン」が分泌されやすい人が多いと言います。でも太ってしまうのであれば、「レプチン抵抗性」の問題が大きいと言います。
いわゆる、満腹ホルモン「レプチン」が分泌されているのに、それを感じることができず食欲が抑えられない状態です。
ダイエット倶楽部さんには、「レプチン抵抗性」に関して、このように説明されていました。
この機能が正常に機能していれば過剰な肥満は起こらないはず、肥満者の多くはレプチンの分泌量が多いにも関わらず体脂肪が多く蓄積されるのは、視床下部でレプチンを受け取る受容体の反応が不十分だから。
参考:https://dietclub.jp/labo/021451128
「レプチン抵抗性」が起きるメカニズム
「レプチン抵抗性」が起きるメカニズムは、長い間「不明」とされていました。
でもつい先日、愛知県岡崎市の自然科学研究機構・基礎生物学研究所の新谷隆史准教授(51)らの研究グループが「レプチン抵抗性」が起きるのは、脳内の酵素が邪魔しているからだ!という研究結果を発表したのです。
その結果、ノックアウトマウスは体重が14%、体脂肪は40%も少なくなりました。
高脂肪食を食べ続けるとこの酵素が増え、レプチン抵抗性が生じて肥満が進みますが、酵素が欠損している場合は抵抗性が生じずに摂食量が抑えられました。
この結果よりこの酵素がレプチンの食欲抑制を妨げていると結論付けました。
参考:https://mainichi.jp/articles/20170917/k00/00m/040/089000c
満腹ホルモン「レプチン」を増やすには?
私たちが肥満を防ぐには、満腹ホルモンである「レプチン」を増やすことはもちろん、「レプチン抵抗性」が起きないように、レプチンの受容体を敏感にしていく必要があります。
レプチンを増やす方法:睡眠をしっかりとる
とにかく睡眠をしっかりとらないと、太りやすくなるというのはよく言われることです。睡眠時間が短くなると、満腹ホルモン「レプチン」の分泌も低下しやすくなるという実験結果もあるんですって。
武田薬品工業株式会社さんのホームページによると・・・・
参考:http://nurse-web.jp/suimin/diet/
レプチン受容体を敏感にする方法1:体脂肪を減らす
体脂肪が多い人はレプチンの受容体が鈍くなって、レプチンに気が付きにくい状態「レプチン抵抗性」が起きてしまいやすくなります。
レプチンの分泌量自体が増えても、レプチン受容体が働かなければ意味がありません。そのためには、体脂肪を減らす必要があるんですって。
スキンケア大学さんではレプチン受容体について、以下のように説明されていました。
参考:http://www.skincare-univ.com/article/044353/
レプチン受容体を敏感にする方法2:良質なタンパク質を摂る
もう一つおススメなのは、良質なタンパク質を摂る方法です。タンパク質は腹持ちが良いだけでなく、レプチン感受性を向上させる可能性があります。
毎食、脂肪の少ない動物性タンパク質、例えば、鶏胸肉、白身魚、豆腐、赤身の牛ひき肉などを摂るように意識すると、レプチン感受性を向上させることができるかもしれません。
「その原因、Xにあり!」という番組で、以前「渡る世間は鬼ばかり」などに出ている女優さんの東てる美さんが、満腹ホルモン「レプチン」をコントロールするために「ツナ缶」を食べるダイエットをされていました。
・1日8時間以上睡眠
・ツナ缶2缶を食べる
・3週間続ける
▼ダイエット結果
体重:56.8㎏⇒55.0㎏
ウエスト:92.0㎝⇒90.4㎝
参考:http://kurasizyouhou.xyz/2016/12/03/manpukuhorumonfuyasu/
ふむふむ。 3週間でマイナス1.8kgだったら、成功と思っていいのではないでしょうか♪
満腹ホルモン「レプチン」をコントロールすることができたら、健康的に痩せられるような気がしてきました!
満腹ホルモン「レプチン」まとめ
満腹ホルモン「レプチン」は、私たち人間の満腹中枢をコントロールする大事なホルモンです。
日本人はもともと「レプチン」を多く分泌する方ではありますが、それでも睡眠不足によって分泌しずらくなっている方が多いかもしれません。
また満腹ホルモン「レプチン」は、分泌量だけが問題なのではなく、「レプチン」受容体がちゃんと働いているかも同じように重要になります。
正常に「レプチン」が分泌されているにもかかわらず、満腹中枢がちゃんと刺激されない人もいます。
満腹ホルモン「レプチン」の分泌を増やし、「レプチン」受容体が正常化するための方法としては、以下が挙げられます。
睡眠をしっかりとる
▼レプチン受容体を敏感にする方法
体脂肪を減らす
良質なタンパク質を摂る
ぜひ、満腹ホルモン「レプチン」をコントロールして太りにくい体を作りましょう!
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