なんと先日、6月16日は「麦ごはんの会」が制定した「麦とろの日」だったらしいです。笑
麦とろとは、麦ごはんにすりおろした自然薯の汁をかけて食べる夏の定番ごはん。元気に夏を乗り切るために、そして麦ご飯のイメージアップのために作られた記念日なんだって。
でも、元気に夏を乗り切るためだけじゃなく、腸活やダイエットにも麦=大麦は、とても有用なんです。
もち麦ダイエットが流行しているけど、押し麦じゃだめなの?
もち麦と押し麦ってなにが違うの?
今日はもち麦と押し麦などの違いや、ダイエットや腸活との関係を詳しく見てみましょう。
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麦の種類~もち麦とうるち麦~
最近、ダイエットによいと話題になっている「もち麦」。そして昔からその栄養価が注目され、白米に混ぜて食べることが多い「押し麦」。
もち麦と押し麦は、両方とも大麦(麦)の一種ですが、実は種類が違う麦からできています。
麦の話の前に、米について少し思い出してみてください。
米には、「もち米」と「うるち米」という2つの種類があります。
もち米はもちもちと弾力があって、おもちの原料となります。
うるち米は、もち米ほど弾力がありません。普通白米と言えばこれのこと。
麦も一緒で、もち麦とうるち麦があります。
麦の種類とでんぷんの違い
もち麦とうるち麦の違いは、含まれるでんぷんの質の違いが大きいと言われています。
もちもちしているもち麦、もち米は、ほとんどアミロペクチンというでんぷんでできています。
参考:http://www.surugaya.co.jp/school/kisogaku/denpun_kiso.html
このでんぷんの種類の違いが、もちもち食感を生み、栄養素を変化させている大きな理由です。
一方、ふつうのうるち麦、うるち米は、アミロペクチンのほか、アミロースと呼ばれるでんぷんで構成されています。
参考:http://www.surugaya.co.jp/school/kisogaku/denpun_kiso.html
アミロースのほうが単純な構造なのですね。
押し麦の正体
押し麦とは、うるち麦をつぶしたものです。なんでつぶす必要があるのか・・・それは、そのままだと固くなって水分が吸収できないからなんです。
例えば白米ご飯と一緒に炊くと、うるち麦は固いままで歯ごたえがよくありません。つぶすとうまく白米と混ぜて炊くことができるんですね。
もち麦は、もともとやわらかいのでつぶす必要がありません。
もち麦がダイエットや腸活によい理由
このところもち麦ダイエットが注目されていますね。もち麦がダイエットによいとされる理由の1つとして注目なのが、「水溶性食物繊維量」です。
以前この記事でも説明したように、食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があって、特に私たちの現代の食生活では「水溶性食物繊維」が不足しがちです。
▼過去記事
でも、もち麦は、この「水溶性食物繊維」が大量に含まれているんですって。一般的にはもち麦はごぼうの4倍、押し麦はごぼうの3倍程度だと言われています。
麦に含まれる水溶性食物繊維は「βグルカン」と呼ばれ、体内に入ると水分でゼリー状になり、糖質や脂質を包み込んで吸収を抑えてくれるんですって。
押し麦でもよいですが、もち麦のほうがより食物繊維量が豊富だという意味でもち麦ダイエットは注目されているんですね。
まとめ
押し麦ももち麦も、食物繊維量はとても優秀です。どちらかにするというよりも、自分の食生活に取り入れやすい方法、または味が好きなほうを摂ってみたらよいのかも?
私はやっぱりもち麦のプチプチ感がすきなので、もち麦派です♪
みなさんもためしてみてくださいね。