今回は、こんな疑問にお答えします。
・モリンガのデメリットは「アルカロイド(=カフェインなど)」が含まれること
・しかし、デメリットに勝るメリット(効果効能)がある
・妊娠中の方やお子さまは注意が必要だが、老化予防や便秘解消のために活用するのがおすすめ
別名「奇跡の木」と呼ばれることもある、スーパーフードの「モリンガ」。
葉も茎も、余すところなくほとんど全て食べることができる植物で、もともとは古代ギリシャの時代から利用される治療薬でした。
90種類以上の栄養素が含まれ、抗菌効果や炎症抑制効果、アンチエイジング効果が世界中で注目されている人気のハーブですが、メリットばかりに焦点があたり、デメリットはあまり紹介されないため、不安を感じる人も多いようです。
そこで今回は、スーパーフードの「モリンガ」のデメリットや危険と言われる理由をピックアップ!習慣的に食べる際の副作用や注意点も整理してみましょう。
結論!モリンガのデメリットと危険な理由
スーパーフードの「モリンガ」を習慣的に食べるデメリットとして、注目されている理由はひとつ。
「アルカロイド」の存在です。
=植物に含まれる特殊な塩基性成分のこと
=少量でも動物が摂取すると強い生理作用がある
=主なアルカロイドは、ニコチン・モルヒネ・コカイン・カフェインなどがある
モリンガに含まれるアルカロイドは、カフェインです。妊娠中の方はもちろん、小さいお子さまもモリンガを大量に食べるのは避けましょう。
避けたほうがよい人がいるのはもちろんですが、モリンガはカフェインが入っているから「絶対食べたらダメ」と言うほど危険性が高いわけではありません。
モリンガを販売している株式会社イープのホームページによると、モリンガの粉末の摂取量の目安は以下のとおりです。
成人:3.0g/日
子ども:1.5g/日
幼児:0.5g/日
引用:株式会社イープ 豊富な栄養素と期待できる効果 https://moringa-japan.com/about/1-2/
安全性についての厚生労働省の見解
厚生労働省は、モリンガについて具体的な注意喚起をしています。
その内容は、以下のとおりです。
(※1)厚生労働省 Moringa oleifera(いわゆるモリンガ、ワサビノキ※)について
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/4e-3.html
危険な理由① ラットの流産が確認されたことがある
1988年にインドで行われたマウスを使った研究(※2)によると、マウスに10日間、175㎎/㎏のモリンガの抽出液を与えたところ、流産してしまったと言う内容でした。
モリンガ量:175㎎/㎏
この量をヒトの体重(50㎏)に換算すると…
この研究結果からは、あくまでこの研究はモリンガパウダーを過剰摂取した場合の結果でしかないという結論となり、現実的にはどんなに頑張っても食べきれないため、モリンガパウダーは過剰摂取に気をつけようとする文脈で語られることが多くなりました。
モリンガには多くのビタミンやミネラルが含まれていますが、特に「葉酸」がとても多く、妊娠中の赤ちゃんの体の発育に貢献してくれます。
そのため、モリンガの原産国であるガーナでは、妊娠中に飲むと良いとされているようです。
危険な理由➁ モリンガの根が危険!
モリンガのアルカロイドは、主に葉にはほぼ含まれておらず、根に多く含まれています。
日本で購入できるモリンガパウダーは、そのほとんどが葉を加工したものなので、アルカロイドの含有量についてそこまで深く心配することはありません。
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モリンガの効果効能
モリンガにはデメリットももちろんありますが、そのデメリットを消し去ってしまうぐらいたくさんの効果効能があります。
2015年に行われたアメリカの研究(※3)では、モリンガに含まれる多種多様なポリフェノールとフェノール酸、ならびにフラボノイド、グルコシノレート、そしてアルカロイドがさまざまな効果効能が発表されています。
効果効能➁ コレステロール値の上昇を抑制する
効果効能➂ 便秘解消やデトックスをする
効果効能➃ アンチエイジングや生活習慣病の予防をする
一つずつ見ていきましょう。
効果効能➀ 血糖値の上昇を抑制する
モリンガには、血糖値の上昇を抑制する効果があります。
ヒトを対象とした実験はまだ数が少ないですが、血糖値の上昇を抑制するケルセチン、イソチオシアネート、食物繊維といった成分がたくさん含まれているからです。
=ポリフェノールの一種で、タマネギなどの野菜に多く含まれる
=抗酸化作用のほか、血流を改善する効果や動脈硬化を予防する効果がある
=ポリフェノールの一種で、キャベツや大根などアブラナ科のの野菜に多く含まれる
=抗がん作用・抗菌作用のほか、動脈硬化を予防する効果がある
=糖分の消化吸収を緩やかにする
2012年にアメリカで行われた研究(※4)では、モリンガの葉の粉末(7g)とアマランサスの葉の粉末(9g)を3か月摂取すると、空腹時の血糖値が平均で13.5%低下させたというデータが確認できています。
モリンガ茶良いですよ❤️ちょっとクセありますが父が血糖値下がったので旦那にも試したら効果ありました(^ ^)便秘にも効きます✨
— ☺︎ナスコ2y (@88damuruka) June 19, 2020
効果効能➁ コレステロール値の上昇を抑制する
モリンガには、コレステロール値の上昇を抑制する効果があります。
2000年にインドのナイジェリア大学で行われた研究(※5)によると、モリンガの葉の抽出物を1日1mg/g体重で経口投与しただけでコレステロールレベルがそれぞれ低下しました。
肝臓のコレステロール値:6.40%減少
腎臓のコレステロール値:11.09%減少
モリンガ茶やっぱ不味い。葉っぱ臭いとゆうか。
悪玉コレステロール下げるらしいからチヌマン食っても良いってことだな😏— イナグスキー (@Inagusuky) October 3, 2020
コレステロール低下、視力向上、血圧調整、抗鬱、免疫向上、アンチエイジング、血糖コントロール、消化・代謝の促進、認知機能の向上に良いらしい。それがモリンガ。というか、ここまで体に良いよ!と言われると逆に本当かよ?と疑ってしまう。
— Ershkigal (@Ershkigal) September 19, 2021
効果効能➂ 便秘解消やデトックスをする
モリンガには、便秘解消やデトックスをする効果があります。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれているため、腸内環境を整えつつ、老廃物をきっちり排出(デトックス)します。
体調変化、あと体温が上がった! あとは何かなー そうそう、お腹の調子が超良いですね。家族友人は便秘が治ったと大喜び、これはモリンガかなと。
— さくらこママ (@murasakitutuji) March 22, 2014
モリンガの粉末で便秘が改善した方が多い
口内炎が治った人もいました。凄いですね?— 夢工房 (@t_yumekoubou) April 5, 2019
便秘が治ったキッカケは間違いなくモリンガ&ビオフェルミンの錠剤をきっちり毎日飲み出した事に違いないんだけど、最近はそこまで飲んでいなくても快調。体調が変わったのか、ちゃんとタイミング掴めるようになったのか、とにかく良かったー!今まで知らなかった当たり前の感覚だけど素晴らしい✨
— ガル🐆減量中 (@Garrrrrrrru) June 20, 2022
効果効能➃ アンチエイジングや生活習慣病の予防をする
モリンガには、アンチエイジングや生活習慣病の予防をする効果があります。
ケルセチンやクロロゲン酸などの抗酸化物質が含まれるポリフェノールがたくさん含まれているからです。
=ポリフェノールの一種で、タマネギなどの野菜に多く含まれる
=抗酸化作用のほか、血流を改善する効果や動脈硬化を予防する効果がある
=ポリフェノールの一種で、コーヒー豆やじゃがいもに多く含まれる
=抗酸化作用のほか、脂肪の蓄積を抑える効果がある
葉の抽出物にはフリーラジカルに対する強力な抗酸化作用があることがいくつかの研究により明らかになっています。
酸化ストレスによる早期の老化や生活習慣病などの予防に効果が期待できそうです。
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まとめ:モリンガにデメリットはある?期待の効果効能
スーパーフードの「モリンガ」を習慣的に食べるデメリットとして、注目されている理由はひとつ。
「アルカロイド」の存在です。
=植物に含まれる特殊な塩基性成分のこと
=少量でも動物が摂取すると強い生理作用がある
=主なアルカロイドは、ニコチン・モルヒネ・コカイン・カフェインなどがある
カフェインが含まれるので、妊娠中の方やお子さまは注意が必要です。
モリンガにはデメリットももちろんありますが、そのデメリットを消し去ってしまうぐらいたくさんの効果効能があります。
効果効能➁ コレステロール値の上昇を抑制する
効果効能➂ 便秘解消やデトックスをする
効果効能➃ アンチエイジングや生活習慣病の予防をする
気軽にモリンガの葉のエキスをとりたい…とお思いの方は、モリンガはもちろん、82種類の薬草成分を3年半発酵熟成させたエキスが入ったオーガニックハーブティーもおすすめです。
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冷え症や便秘や肌荒れが気になる方、最近痩せにくくなったなぁ…とお思いの方は参考にしてみてね。
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参考文献
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/4e-3.html
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22557610/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25808883/
https://link.springer.com/article/10.1007/s13197-012-0859-9
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10661880/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6680322/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18249514/