【この記事で解決できるお悩み】
無印のぬか床はまずいって聞いたけど、実際はどう?
かんたんにぬか床ができる分、味はイマイチ?
まずい場合、美味しくする方法はあるの?



この記事では、こんなお悩みを解決します!
無印良品の超人気商品「発酵ぬかどこ」。
店舗によっては品薄になるほど人気がありますが、ポジティブな口コミが多い一方で「無印のぬか床はまずい」というネガティブな口コミも存在します。


ぬか床は自分の工夫次第で自分の好みの味に変化させることができるので、「まずい」と感じたらアレンジしてみるのもひとつの手。
そこで今回は、「無印のぬか床はまずい」と言われる理由を徹底解剖!
そして、まずいと感じるケース別に美味しくする方法を整理してみました。
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この記事を書いた人:
腸活研究家 長谷川ろみ
発酵食品にハマり、ダイエットなしで12㎏減。痩せたことをきっかけに腸を愛でる生活に目覚める。重度の便秘から解放され、腸活研究家として活動開始。今では発酵ライフ推進協会通信校校長を務め、昔の自分と同じ悩みを持つ方に向けて腸や菌のおもしろさを発信中。詳しくはこちら
無印良品のぬか床はまずい?みんなの口コミ


無印良品のぬか床「発酵ぬかどこ」のリアルな口コミを見てみると、いちばん大きな特徴は「かんたん」であること。
しかし、かんたん=手間をかけないということなので、最初は若干味が単調に感じる方も多いようです。



味が「まずい」「しょっぱい」「酸っぱい」など、好みではない人が一定数いることがわかりました。詳しく見てみましょう。
一つずつ見ていきましょう。
初心者向け・かんたん・楽しい
1つ目の口コミは、初心者でもかんたんに、楽しくぬか漬け生活が始められるというもの。
通常、ぬか床は毎日かき混ぜたり、様子を見て捨て野菜を入れるなどの「お手入れ」が必要でした。
しかし、無印良品のぬか床は、毎日のお手入れが不要で、とってもかんたん。
さらに袋にジップがついていて、容器も準備する必要がないため、とてもお買い得です。



1000円以下で購入できます。これは便利!



「発酵ぬかどこ」だけ購入すれば、今日からすぐにぬか漬け生活が始められます。無印のぬか床は、はじめてぬか床を触るお試し体験をしたい人におすすめだよ。
美味しい・クセになる
2つ目の口コミは、美味しい・クセになるというもの。
無印良品の「発酵ぬかどこ」は、野菜を漬けたら、基本的には放置でOK。かんたんで手間いらずなのに、美味しいと評判です。



…ここまではよい口コミでしたが、ここからは悪い口コミもご紹介します。
1回目がまずい
3つ目の口コミは、1回目がまずいというもの。
無印良品の「発酵ぬかどこ」は、回数を重ねていくと美味しくなるけど、最初はまずいと感じている人が一定数いるようです。



ぬか床は無印良品のものに関わらず、最初はしょっぱい&酸っぱいものが多いです。自分の好みに育てるのがぬか漬けの醍醐味でもあります。
しょっぱい(塩味が濃すぎる)
4つ目の口コミは、しょっぱい(塩味が濃すぎる)というもの。
購入したばかりのぬか床は、まだ乳酸菌も少なく、雑菌を防ぐ乳酸のバリアがしっかり張られていません。
腐らせないためにも、塩味を多くする必要があるので、市販のぬか床は最初は塩味が強い商品も多いんです。



無印良品のぬか床も、やっぱり最初はちょっと塩味が強いです。



ぬか床にいろんな野菜を入れているうちに、野菜の水分で自然に味がちょうどよくなっていきますよ。少しお待ちください。笑
酸っぱい(酸味が強い)
5つ目の口コミは、酸っぱい(酸味が強い)というもの。



無印良品のぬか床は、他社製品と比べて、最初は酸っぱいという意見が多いです…普通のぬか床には使われていない乳酸菌が入っているので、乳酸を出しやすいのかも。
ぬか床が酸っぱい(酸味が強い)のは、栄養面で見ると悪いことではありません。
ぬか床が酸っぱいということは、乳酸がたくさん含まれているということ。
乳酸がたくさん含まれたぬか漬けは、腸内環境を酸性に近づけ、善玉菌が暮らしやすい環境にしてくれます。
水っぽい&薄い
6つ目の口コミは、水っぽい&薄いというもの。
無印のぬか床に関わらず、ぬか床は使えば使うほど水っぽくなっていきます。
この理由は、漬ける野菜などから水が出るからです。



ぬか床の固さの目安は、おみそ程度がちょうどいいと言われています。硬すぎもやわらかすぎもあまりよくありません。水が多すぎると腐る原因にもなるから、水分調整は大事!


無印良品のぬか床を美味しくする方法


どんなに美味しいぬか漬けでも、最初は塩味や酸味が強いとがった味のぬか床から始まります。
それは、無印良品のぬか床も一緒です。
いろんな野菜を漬けることで、徐々に乳酸菌や酪酸菌が増えていき、味に丸みが出てきます。
塩味や酸味のバランスが良いところで落ち着かせるためには、どんなお手入れが必要なのか、ケース別にみていきましょう。
一つずつ見ていきましょう。
昆布でうま味を投入!「まずい」を改善!
初期の無印のぬか床に足りないのは、うま味です。



最初はどうしても塩気が強く感じますよね。
うま味を追加するために、まずは昆布を入れて調整しましょう。
昆布は、自分で適当な大きさに切って入れることができるので、とても便利。
①無印のぬか床に入る大きさに昆布をカットする
➁2~3日漬けてから、昆布を取り出す



昆布のうま味が加わって、ぬか床全体の味に丸みが出ます。
昆布がいちばんかんたんですが、中には干し椎茸や鰹節などを入れる方法も。



水分量が増えてしまったときは、干し椎茸を入れると、水分も一緒に吸ってくれるのでおすすめです。
【無印のぬか床に入れるうま味の元】
昆布
干し椎茸
鰹節
山椒
辛子
煮干し
ゆずの皮
しょうが など
一度にたくさんのうま味の元を入れてしまうと、一気に味が変わってしまい、あまりおいしくなかったときに戻せなくなります。



少しずつ変更していくのがおすすめです!
水っぽい時は、水分を吸い取る
ぬか床が水っぽくなってしまった時は、焦らずにとにかく水分を減らすことを目指しましょう。



野菜の漬物の場合、水分が多くなるのは当たり前です!
野菜の水分を吸い取って、美味しくしましょう。
水分がとにかく多すぎるときは、キッチンペーパーでぬかの水分を吸い取ります。
ただ水分量を減らすのではなく、うま味も一緒に添加したいなら、干し椎茸や昆布をぬかに一緒に入れるのがおすすめです。
【無印のぬか床が水っぽい&薄い&クセがある時】
➀キッチンペーパーなどで定期的に水気を吸い取る
➁うま味の素になる昆布、鰹節、干し椎茸などを入れる
➂漬ける時間を増やす
酸っぱい時は、卵の殻を入れる
無印のぬか床は、酸っぱくなりやすいという短所があるのは事実です。



これは、混ぜなくてもよいぬか床を実現するために乳酸菌を多めに入れていることが関係しています。
でも、無印のぬか床は絶対に酸っぱいというわけではなく、酸っぱい時はさらに乳酸菌が増えすぎている可能性が。



乳酸菌は、「乳酸」をたくさん作ってくれる菌で、「乳酸」は私たちが口にすると酸っぱいんです。
よって、乳酸菌の活動を少し弱めたり、分散させたりする必要があります。
乳酸菌の活動を弱めるためには、空気を入れたり、温度を低くするのが有効ですが、一度増えてしまった乳酸菌はなかなか止められないので、生ぬかを追加して分散させるほうが早く味が落ち着きます。
また、アルカリ性のもののうちぬか漬けに良く入れるのは重曹や煮沸消毒をした卵の殻です。
お金がかからず手に入る卵の殻は、よくぬか床の調整に使われますが、一方で「サルモネラ菌」などの食中毒の原因菌がついていることがあるので、注意が必要です。



効果が出るまでに数日かかるし、もう生ぬかを足してやり直しちゃったほうが早いかも…という気はします。笑
酸味を和らげるには、卵の殻を入れるのがおすすめです。
卵の殻はアルカリ性なので、ぬか床の乳酸菌が作る酸(酸っぱい味の素)を中和し、酸味を和らげてくれます。



実は無印良品の公式サイトでも酸っぱいぬか床の対処法として、この方法が推奨されています。
酸味が気になる場合は、卵殻(内側の薄皮を取り除いたもの1個分)をできるだけ細かく粉砕して入れてください。2~3日置きますと味がなじみ酸味が和らぎます。
引用元:無印良品ホームページ



ほかにもこんな方法があるよ!
➀ぬか床をよくかき混ぜて空気を入れる
➁冷蔵庫に入れて休ませる
➂生ぬかを追加して分散させる
➃料理用の重曹(小さじ1)を入れる
➄卵の殻(薄皮を取り除いたもの1個分)を入れる
漬け時間を長くしすぎない!塩気を抑える!
無印のぬか床がしょっぱい(塩味が強い)と感じた時に、美味しくする方法は3つあります。
➀捨て漬けをする
➁漬ける時間を短くする
➂漬けた野菜などから水分がでて、塩味が弱くなるのを待つ
捨て漬けとは、傷みかけた野菜の葉や芯などの野菜くずを入れること。
捨て漬け
=野菜くずを入れて、乳酸や水分を増やし、ぬか床をならすこと
野菜くずには、つけ床に住んでいる乳酸菌のエサがたくさん含まれています。
捨て漬けをすると、乳酸菌のエサが増え、乳酸や水分の量が多くなるので、ぬか床がまろやかになり、塩味が弱まります。
また、最初のうちは漬ける時間を通常より少なくして様子を見ましょう。
いろんな種類の野菜を入れて調整しているうちに、どんどん塩分濃度が低くなり、おいしいぬか漬けが作りやすくなります。


かき混ぜて、冷蔵庫で休ませる
とにかくぬか床がうまく回らなくなったら、冷蔵庫で休ませるのもひとつの手です。
酸っぱさの原因になる乳酸菌は、25度以上の比較的高い温度で増加します。
酸っぱくなってしまったら、数日間ぬか床を休めてみるのもひとつの手です。
無印良品のぬか床に漬けるおすすめの食材


多少しょっぱかったり、酸っぱかったりしても、おいしく漬かる定番の食材から始めれば、作っているうちにぬか床が育っていきます。
特に失敗しにくくて、まだ未熟なぬか床でも美味しくできる食材は、以下のとおり。
一つずつ見ていきましょう
半熟ゆでたまご
無印のぬか床に漬けるのにおすすめの食材の1つ目は、半熟ゆでたまごです。
野菜はもちろんおいしいのですが、タンパク質を摂りたい方は、ゆでたまごを漬けるとおいしいおかず兼おつまみになりますよ。



ぬか床の塩味でキュッとひきしまったゆでたまごが美味!たまごは野菜に比べて水分が少ないので、漬かりすぎてしょっぱくなることが少ないんです。使い勝手がいい食材です。
アボカド
無印のぬか床に漬けるのにおすすめの食材の2つ目は、アボカドです。
歯ごたえが明らかに生のアボカドとは違い、とろ~りとろける食感が味わえます。



チーズなどの濃厚系の発酵食品が好きな人なら、きっと好き!笑 漬けすぎるととろけてなくなっちゃうので注意してね。
ズッキーニ
無印のぬか床に漬けるのにおすすめの食材の3つ目は、ズッキーニです。
初心者の方がいちばん扱いやすい野菜と言えば、ズッキーニ。
とろけてしまうこともなければ、きゅうりほど水分が多いわけでもなく、扱いやすさNO1です。



必ず美味しくできると言っても過言ではないズッキーニ。わたしはきゅうりより好きです。笑
オクラ
無印のぬか床に漬けるのにおすすめの食材の4つ目は、オクラです。
水溶性食物繊維がたっぷりで便秘解消の味方になってくれるオクラ。
ちょっと蒸してから漬けてもいいし、生のままでもおいしくできます。



生のパリっとしたオクラをかじった時のネバネバが何ともいえず好きなんです。その食感を残したいなら、ぜひ生がおすすめ!
無印良品のぬか床の特徴
ここからは、無印良品の商品「発酵ぬかどこ」について特徴を整理します。
概要


品名:発酵ぬかどこ
容量:1㎏
値段:890円(税込)
原材料:米ぬか・食塩・昆布・唐辛子・ビール酵母
商品説明:
毎日のかき混ぜがいらないぬかどこです。あらかじめ発酵させているので、そのまま野菜を漬けられます。チャック付袋なので、容器は用意せずにすぐにはじめられます。



無印のぬか床は「かき混ぜ不要」かつ「容器不要」!この特徴が、発酵初心者の心をくすぐります。楽なのがいちばん!
かき混ぜ不要の理由
無印のぬか床がかき混ぜなくてもよい理由は、通常の米ぬかにはいない、特別な抗菌性の高い乳酸菌を使用しているからです。
普通のぬか床はかき混ぜて、ぬかの中に空気を入れる必要があります。
乳酸菌は空気に触れると活動が活性化するからです。
乳酸菌の活動が活発なぬか床は、乳酸のバリアによって雑菌が繁殖しにくい環境が作られます。
そのため、室温に長時間放置しても風味が悪くなったり、カビが生えたりすることが少なくなります。



普通のぬか床は混ぜ忘れると、腐りやすくなったり、変な臭いがしたりするんですよね…。


無印のぬか床の賞味期限
無印のぬか床「発酵ぬかどこ」の賞味期限は、未開封の状態で製造から210日です。



7ヶ月かぁ…!結構長持ちしますね。でも安心して適当に扱わないでね。開封後はお早めにご使用くださいとも書いてあります。
無印のぬか床の使い方
無印良品のぬか床「発酵ぬかどこ」の使い方は、とてもかんたんです。
➀好きな野菜を小さく切る
➁「発酵ぬかどこ」に➀の野菜を入れて冷蔵庫に放置するだけ



混ぜなくていいって便利だなぁ…。とはいえ、1週間に1回程度は混ぜたほうが、おいしさを保てるようです。
無印良品のぬか床の購入場所


無印良品のぬか床は、無印良品の各店舗で販売されています。
しかし、かなりの人気で品薄状態らしく、店舗で店員さんに聞くと「売り切れました…」と言われてしまうことも。



わたしも言われたことある!!笑 見つけたらぜひゲットして!



でも、実は無印良品のぬか床と同じものが、他のお店やAmazonでも購入できるんです。
大人気で品薄?!売切でも手に入れる裏ワザを紹介
実は、無印良品のぬか床「発酵ぬかどこ」は、昭和34年設立の老舗企業「みたけ食品工業株式会社」とのコラボ商品で、「みたけ食品工業株式会社」のオンラインショップで同じ商品を買うことができます。



もちろんパッケージは無印良品のものとは違いますよ。無印良品で売り切れの場合は、みたけさんのを買おう!


まとめ:無印のぬか床はまずい?!美味しくする方法3選


無印良品のぬか床「発酵ぬかどこ」は、「かき混ぜ不要」かつ「容器不要」という特徴が、発酵初心者でも手に取りやすく、とても人気の商品です。
でも、「かんたん」「楽しい」「おいしい」などの口コミに混ざって、「まずい」という口コミも一定数見られます。
そんな時はちゃんと無印のぬか床を育てて、美味しくしていきましょう。
美味しくする方法は、以下のとおり。
そもそもぬか床は、最初はどうしても塩味が強くなりがちです。
ぬか床を使えば使うほど、漬けた野菜の水分などで塩味も弱くなりまろやかになっていくので、特に気にする必要はありませんが、待ちきれない方はこんな美味しくする方法はいかがでしょうか?
【無印のぬか床がしょっぱい(塩味が強い)時】
➀捨て漬けをする
➁漬ける時間を短くする
➂漬けた野菜などから水分がでて、塩味が弱くなるのをひたすら待つ
【無印のぬか床が酸っぱい(酸味が強い)時】
➀ぬか床をよくかき混ぜて空気を入れる
➁冷蔵庫に入れて休ませる
➂生ぬかを追加して分散させる
➃料理用の重曹(小さじ1)を入れる
➄卵の殻(薄皮を取り除いたもの1個分)を入れる
【無印のぬか床が水っぽい&薄い&クセがある時】
➀キッチンペーパーなどで定期的に水気を吸い取る
➁うま味の素になる昆布、鰹節、干し椎茸などを入れる
➂漬ける時間を増やす
ぬか床の醍醐味は、なんといっても少しずつ自分の好みの味に仕上げていけることです。
参考にしてみてね。
発酵を体系的に勉強したくなったら…
発酵ライフ推進協会オンライン校へ
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