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長谷川ろみ
編集長:長谷川ろみ麹のちから推進委員会代表。元おデブの腸活研究家。腸内細菌に救われたことをきっかけに、日本の発酵文化や腸の大切さを伝えるためのコト・モノ・しくみづくりに挑戦中。詳細はこちら>

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とろろ昆布の効果効能をおさらい!効率的な腸活のためには海藻が必要だった!

腸活中の方なら、「発酵食品や野菜をいっぱいとろう!」とよく言われると思います。

もちろん発酵食品はおなかに効くし(実際私も発酵食品で便秘も体重も変化したし)、野菜の大切さは毎日実感しています。

でもね、腸活イベントをしたり、腸活の悩みを聞いて思うのは・・・

みなさん、海藻のこと忘れてませんか?

日本は島国。周りは海!笑

私たちは海藻に助けられて生きてきた日本人!というわけで、ミネラルも食物繊維も一度にとれる海藻を忘れるなんて、もったいなすぎるんです。

今回は、海藻の中でも利用しやすいとろろ昆布の効果効能や海藻と日本人がどれだけ相性がいいのかというところをまとめてみたよ♪

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目次

とろろ昆布とは?

腸活イベントとかをやるとね、

海藻って、普段まったくたべないんだよねー。
わすれてたー。

とよく言われます。

みなさん、ごはんや肉や野菜は忘れないけど、「海藻」の存在忘れてる・・・笑

たしかに海藻って、なんか黒いし、派手な料理もないし、別に食べても食べなくてもいいような食べ物に感じますが、それはかなりもったいない誤解です。

日本人と昆布

昆布と私たち日本人の歴史は古く、実は縄文時代から食されていたといわれています。

そりゃそうだよね、私たちは海に囲まれているので、海からとれる食べ物に関しては、かなり古くから食べていることがわかっています。

特に鎌倉時代からは、昆布の流通が活発になり、日本全国を駆け抜けて、日本の昆布は中国まで渡るようになりました。

鎌倉時代中期、産地の北海道と本州を交易船が盛んに行き交うようになり、昆布は日本各地に広がっていきました。
この航路は昆布ロードと呼ばれ、室町、江戸と時代が進むにつれて拡大を続け、やがては琉球、中国の清王朝まで達していきました。
昆布ロードに伴って、それぞれの地方で新しい昆布食文化が誕生。

参考:https://www.fujicco.co.jp/know_enjoy/health/konbu/

とろろ昆布は栄養を吸収しやすい

昆布には、たくさんの栄養が含まれていますが、固い細胞壁に囲まれていますよね。

だからなるべく煮込んで柔らかくしたり、断面を削ったりしたほうが、栄養を吸収しやすくなるといわれています。

とろろ昆布は、昆布をうすくけずったもの。

昆布で出汁をとったり、昆布を削ってとろろ昆布にして食べるのは、栄養吸収の面でも、とても理にかなっているんだって。

普通の昆布は固くて料理に使うのは難しい場合もありますが、とろろ昆布ならなんにでもかけられるので、確かにとてもかんたんなんですよね。

お味噌汁に入れたり、サラダにかけたり、おにぎりにまいたりと、昆布を毎日食べやすくしてくれるのがとろろ昆布なのです。

とろろ昆布とおぼろ昆布の違い

昆布をけずった「とろろ昆布」ですが、このところたまーに「おぼろ昆布」という名称が書かれたパックを見かけることがあります。

とろろ昆布とおぼろ昆布、なにが違うと思います?

この2つの違いは、削り方なんです。

似ているように見えるけど、とろろ昆布は昆布を何枚も重ねて、側面を削っています。だからよりふんわりと軽い質感の昆布になっています。

一方、おぼろ昆布は昆布の表面を薄く削っています。1つの昆布を削っているから、薄く見えるけど、案外しっかりしています。

例えばおにぎりをまいたりとかね、形をあまり崩さないで食べたい場合は、おぼろ昆布のほうが使いやすそうです。

削り方以外は同じなので、栄養や効果効能は同じだと思って問題ありません。

とろろ昆布の効果効能

では、肝心のとろろ昆布の効果効能をチェックしてみましょう。腸活中の方は、絶対に毎日食べたい、ミネラルと食物繊維の宝庫なんです。

とろろ昆布はミネラルの宝庫

昆布には、私たちのカラダに必要なミネラルがたっぷり含まれています。

昆布の商品をたくさん製造しているフジッコさんによると、人が必要とするミネラル16種類のうち、昆布には硫黄を除く15種類を含む20種類のミネラルが確認されているんだって。

▼必須ミネラルのうち昆布に含まれるもの
ナトリウム
カルシウム
マグネシウム
塩素
カリウム
リン


ヨウ素
モリブデン
クロム
亜鉛
マンガン
セレン
コバルト

参考:https://www.fujicco.co.jp/know_enjoy/health/konbu/

腸の蠕動運動を促してくれるといわれるマグネシウムや、いらないものを捨ててくれるデトックスミネラルのカリウムももちろん含まれます。

昆布って、本当にありがたいよね。

単に栄養素がいっぱい含まれるだけじゃありません。昆布のミネラルは海水のミネラルと構成が似ていて、とても消化吸収しやすいのも特徴です。

他の食品に比べて消化吸収率が高く、約80%のミネラルが身体に吸収されると言われています。

摂りすぎると害にもなるミネラルはバランスを考えて摂取することが大切。単一成分のサプリメントなどでミネラルをバランス良く補うのは、難しいと言えそうです。

参考:https://www.fujicco.co.jp/know_enjoy/health/konbu/

サプリももちろんバランス調整の助けにはなってくれるかもしれないけど、この昆布のバランスと吸収率には負けちゃうかも?すごいね昆布。

とろろ昆布は食物繊維たっぷり

とろろ昆布のすごいところは、ミネラルだけではありません。

腸活には必要な食物繊維もたっぷり含まれています。それも、他の食品だけでは不足しやすい水溶性の食物繊維が多いことで有名ですよね!

特に注目されているのが、「アルギン酸」と「フコイダン」です。

アルギン酸は、ゼリー状の多糖類で、海藻のぬめり成分のもとになっています。便秘の解消だけでなく、コレステロールや血糖値の上昇を抑制することが注目されています。

また糖質や脂質の吸収を抑えてくれることから、とろろ昆布ダイエットを実践する方も多いようです。

アルギン酸はカリウムと結びついており、腸内でカリウムを放出することでナトリウムを吸着して体内での吸収を防ぐことから、高血圧の予防、血中コレステロールの抑制作用、血糖値の上昇抑制作用、便秘解消、動脈硬化の予防などの効果が期待できます。

参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/371461/

フコイダンは、免疫力をアップしてくれたり、アレルギーを予防したり、がんを予防する食物繊維として、よくメディアに取り上げられていますよね。

この多糖類は、コレステロールや中性脂肪、血糖値の低下、肝障害の改善、抗がん作用、ピロリ菌の抑制、抗アレルギー作用などを改善してくれる大変優れた成分です。

参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/371461/

便秘予防や腸内環境の改善だけでなく、いろいろな効果効能が期待できそうです。

とろろ昆布の効果的な摂取量とは?

とろろ昆布は、どのくらいとればいいのか、ちょっと見当がつきにくいかもしれません。

わたしもね、どのくらいがいいのか、ちょっと情報を探していたの。

老舗の昆布やさん小倉屋株式会社さんでは、1日10gの昆布を食べることを推奨されていました。

摂取量としては、1日10gのとろろ昆布を食べるだけでダイエット効果が期待できます。

市販で販売されているとろろ昆布が約50~70g入りですので、1袋で1週間もつ計算になります。お財布にも優しい食品です。

参考:http://www.ogurakonbu.co.jp/2014/07/29/

たしかに10gでいいのであれば、とてもらくちん。毎日10gのとろろ昆布を心がけてみようかな。

とろろ昆布の効果効能まとめ

とろろ昆布には、1食材とは思えないぐらい多くの栄養素が含まれています。

特に必須ミネラル16種類のうちの15種類が含有されていて、食物繊維も豊富です。そのため、こんな効果効能が期待されています。

高血圧の予防
血中コレステロールの抑制作用
血糖値の上昇抑制作用
動脈硬化の予防
免疫力アップ
アレルギー改善
ダイエット
便秘解消

なんかもう、生活習慣病に関するもの、ぜんぶのせみたいな状態ですね。

とろろ昆布をはじめとする海藻、毎日10gとってみてはいかがでしょうか?参考になれば幸いです♪

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